U先生の「生き甲斐の心理学」を学んで、なるほどと思ったことの一つに、「なぜ心を病むだろうか?」という問い掛けがある。お医者様の世界にフォーカスして病名や症状、投薬などがよくマスコミでも取り上げられるが、医師でもない私たちにとって本当に必要な病理論の知識なのだろうかと思うことも。
自分のことを考えてみても、それなりに長い人生を精神科のお医者様に一度もかかっていなくても、やはり、あの時は少し変だったかなと思うときがある。勉強会で、変だったときを話題にしてみると、殆ど誰でも変だった時があり、何となく乗り越えている方も多いようだ。
さて、U先生の「生き甲斐の心理学」テキストには「なぜ心を病むのだろうか?」の問に対し、とても大事な8つのポイントが書かれている。
①<理想>と<現実>のギャップから悩みが生まれる。
②<遺伝>、<老化>、<環境>
③内部要因としての<自律神経>、<免疫>、<内分泌>
そして、①、②、③の組み合わせが心の病や心の健康が決まっていくとしている。
この知識を踏まえてみると、この8つのうち自分にコントロールできそうなものは?①の<理想>、<現実>。認識の問題なので変えることができそう。②、③は食事とか適切な運動で変えられるかもしれないが、やはり<環境>が大きい。
総合的に考えると、当たり前のことだが、生き甲斐がある環境をどう構築するか、それがとても重要なようだ。
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