イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

打てば響くは、いいな!(リアルな経験 4/10)

2011-07-15 | 第一章「意識と知覚」

 高原に行って、こころが洗われた気分になったのは、やはり高原の動植物に触れたことかなと思う。

 動物に最近興味をもっているが、動物の中で一番多様で種類が多いのは昆虫だそうである。生命が誕生したのは約40億年前であるが、花が咲く植物が誕生したのは最近、1億5千年前くらいである。それからの昆虫と植物の不思議な関係を思い浮かべると胸が熱くなる。

 昆虫はどのように、世界を知覚し、そのリアリティを得るのだろうか?そんなことを考える。花から花へ移動する蝶。

 東京に帰ってきて、原発問題への首相の反応とか、いろいろ考えさせられた。健全な反応とは何か?蝶の反応もあるが、政治やマスコミも規模や影響力は違うが同じ生命体の反応であるっことには変わりない。そんなことで、この反応は健全で自然なのかななどと、考える。

 ちょうど、古代の白村江の戦いのころを題材としている小説を読んでいたが、その中に額田王(ぬかたのおおきみ)が四国の道後あたりの熱田津で読んだ、有名な次の歌がのっていた。

 熱田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

 日本の古代にも国難があり、そしてそれにリアルに反応する。今も昔も・・・いのちのリアリティは変わらない。でも、額田王のこの歌はなんとも凄い。

リアルな経験 4/10

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