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From Hiron to many NetWalkers♪

UTADA UNITED 2006 @ 代々木 ゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

2006年09月17日 21時00分17秒 | Hikki
代々木2daysの余韻が、まだ残っています。あれから何度もレポートを書こうとPCに向かってみるのに書き出せない。早々とレポートを書き上げて区切りをつけてしまうのが勿体無い。もう少しこの夢見心地な気分を引きずっていたい、、、そんなどうしようもない気持ちでいる私です。
7月から始まった宇多田ヒカルの全国ツアー”UTADA UNITED 2006”も、無事代々木2daysで千秋楽を迎える事が出来ました。まずはHikkiと、それからずっと彼女を支えてきた周りの方々に、お疲れ様とありがとうを伝えたいです。この二日間という短い間の中でほんとに色んな事が凝縮されて起こって、とても一回のレポートでは書き切れるものではないと判断し、何度かに分けて書いていこうと思います。

◆9日(土) 代々木初日
13:00 渋谷
実は今日はぴかと二人でメイドコスしてライブ参戦する事になっていて、原宿付近では着替える場所が無いだろうというので渋谷のデパートのトイレで着替えて行ってしまうべく、渋谷ハチ公前にて待ち合わせ。そこに友達2人も合流し駅近くのマックで軽いランチをする事に。
久し振りに会ってお互いに近況報告をしつつもライブの事がやっぱり気になり終始そわそわしていました。マックと建物続きになっているお隣りのデパートのトイレで衣装に着替えちゃおうという事で、ぴかと一緒にトイレへ。衣装チェンジ後、なるべくお客さんのはけたタイミングを狙って出て来たけれど、案の定周囲の視線を二人占めしてしまいました(笑)こうなったらもう開き直るしかありません。私達はメイド姿でマックで待っていた友達のテーブルに戻るとそのまま寄せ書きを書いたりおしゃべりしていました。
この寄せ書きというのがまた素晴らしい。ぴか手作りの寄せ書きの台紙は、くまちゃんと一緒のHikkiや「ULTRA BLUE」のアルバムジャケットのHikkiなどをモチーフにしたデザインで色んな素材の色紙を使って作られたもの。ここにこの代々木二日間の間にファンの皆からHikkiへのメッセージを綴ってもらい、Hikkiへプレゼントしようという企画なのであります。記念すべき初メッセージは私が書かせていただきました。

ところで今日自分が何処の席なのかという事は、実はかなり前から知らされていました。元々先行予約の時に全滅してしまっていた私でしたが、幸運にもチケットが余っているという友達に声をかけてもらえました。その申し出だけでも嬉しかったけれど、席の場所を聞いた時、そのままひっくり返るんじゃないかと思いました。A2ブロック10番台。あぁっ、女ネ申さまっ!ウェブサイトで何度座席表を確認しても2列目。2列目っていうのはHikkiと自分との間に一人しか挟まないって事なんですよ奥さん。しかもぴかと横並びですよ奥さん。嬉しさのあまり何度も発狂しそうになっては、当日になるまでしっかり人間でいようと努めてきたのです(笑)それがとうとう今日現実にぃーーーふんがー!!

15:30 代々木体育館
そのまま歩きで代々木体育館へ向かうと、既に会場前にはファンサイトの皆が集まっていました。ここで夫とも合流し後は開演を待つばかりとなって、一旦トイレへ行っておく事に。と、ここでかなり痛いアクシデント発生!何と私が席を外している間に、オフィシャルカメラマンの小林さんが来て集合写真を撮って行ってしまったとの事。あぁ何て間の悪い自分。へこんでいると、何と仲間の一人が小林さんに声をかけて再び連れて来て下さったのです!
そして再び撮影してもらった写真はとうとう公式ブログに掲載される事は無かったけれど、小林さんに直接ご挨拶出来た事と、何とか全員揃って撮影してもらえるよう頑張ってくれたすーさんに感謝。後日再撮影した写真を別アングルで撮ったものを見て、採用されなかった事に逆に安心しました。これ、濃過ぎです。
開場時刻を過ぎ、そろそろ入場しようという事になって皆で気合いを入れ、いざ出陣!

18:10 場内
開演を告げるアナウンスの後、場内暗転。いよいよライブ開始です!まるで注射を待ってる時のような緊張感がとうとう頂点に!(笑)Openingからいきなり有りもしない風圧で倒れそうになる私。しっかり!しっかりするのよHiron!とかやってる間にHikkiキターーー!!ぎゃー近い!近過ぎるよママン!
前回さいたま2日目の公演を観てきた私でしたが、今日のHikkiは違いました。歌もMCも何もかもに気持ちが通っていて、何より表情が良い。やっぱりHikkiが良い感じだと会場の雰囲気も違うね!
打倒最前列の勢いで、ぴかと二人でアップテンポの曲の時にはとにかくジャンプジャンプジャンプ。途中でサムさんがこっち気にしてるのが分かったので、二人で必死になって手を振ると、サムさんも笑って手を振り返してくれました♪あのスマイルにはやられた☆その後何度も何度も目が合っては同じ事してたな~。今さんもこっちに気付いて手を振ってくれました♪
Hikkiが歌いながら私達の前に来てくれた時でした。ここぞとばかりに私とぴかはハイジャ~~ンプ!すると何とHikkiがこっち見てるー!!明らかに周りと違う動きをしているメイド二人に気付いたHikkiは、一瞬目を大きく見開いてちょっと笑ってくれました!!!「おぉ~!OKOK!!」っていう感じに。そして去り際、後ろ手に手を振り上げてくれました!最高楽しい!!
今日は自分達の席の近くにファンサイト仲間がいたりして、公演中もよくコンタクト取り合えた感じがする。HikkiがMCで「こんなグダグタなMCしてる時間がもったいないんだけど」と言った時にうるみちゃんがスタンド席から叫んだ「もったいなくないよー!!」には感動しました。会場も沸いたよね。MCの中で個人的にとても嬉しかったのは、やっぱりミラクルひかるさんについて触れてくれた事。さいたまでミラクルさんと対面した事とその時撮った写真の掲載の許可を取るつもりである事を皆の前で話してくれたんだけど、つい4ヶ月前にはPVでHikkiと共演しながらも「宇多田さんに嫌われるのが怖くて話しかけられませんでした」と言っていたミラクルさんの顔を思い出してしまいました。
最後にHikkiがステージに出て来るのを待つアンコールの間、何台かのカメラが観客を撮りそれがステージ両サイドにある巨大スクリーンに映し出されます。ここでもいっぱい仲間達の顔が出てきて盛り上がりも頂点に。そんな時、目の前のカメラが私達に向けられているのを発見!「来たよ来たよ」ってぴかと言っているとカメラのレンズの上にある小さい赤ランプが点灯。映ると確信していた私達はそんな訳で最初からしっかりカメラ目線だったんです(笑)
終演後、なかなか席を立てずにいました。名残惜しいのと放心状態だったのと。退場していく観客の中時々仲間の姿を見つけては声をかけ手を振り合ってました。今日のこの一体感は何だろう?信じられないくらい出し切った感じ。
最高。最高です。


◆10日(日) 代々木最終日
13:00 渋谷
今日はキングダムハーツのカイリをしていこうと、昨日と同じく渋谷へ。途中ウメから連絡があって、一緒に渋谷でお茶する事に。駅前交差点のスタバでお茶してから109へ行ってみる。実はくまのプーさんのぬいぐるみを探していたのです。だけど運悪くソニプラが改装中との事で代々木へ行く途中にあるディズニーショップで購入する事に。体調を崩していたウメは電車で会場へ向かうという事でここで別行動になりました。
ディズニーショップを見てみると店内はもうハロウィンエディションになっていて、蝙蝠の羽根が背中に生えたデビルなくまのプーさんのパペットを発見!ほぼ一目惚れでそれを購入すると、近くのショップのトイレでカイリに変身して行きました。

15:00 代々木体育館
本日の気温34℃。今週に入ってから秋を思わせる天気が続いていたのにこの二日間の盛夏振りはどうだろう。会場に早々と到着していた仲間達は木陰を見つけて休んでいました。それにしても今日はファイナルとあってか昨日にも勝るメンバーの濃さ!各地の公演でコスプレをしてライブ参加してきたファン達が一同に介し、記念に撮影した集合写真はまさに圧巻。総勢8名ですか。赤ドレスHikki3人、白ドレスHikki、赤トラベHikki、くまちゃん、ムビオンHikki、そしてカイリ。この時は一緒ではなかったけれど、他にもパジャマHikki、車掌さん、ピンク×青スカートHikkiなどコス参加者が続出でした。一 体 何 の 集 ま り な の か と (笑) この様子をこそ是非小林さんに撮っていただきたかったけれど、開場時刻になっても今日は彼女の姿を見る事はありませんでした。その事についてはHikkiがMCで触れていたんだけど、開演直前にHikkiとスタッフ全員がステージで記念撮影をしていた為に小林さんは出て来なかったみたいです。
ちなみに車掌さんやパジャマHikkiを初め、ネタを仕込んできた殆どの人がキプトラやアンコールの時にスクリーンに抜かれていました。いや~、濃いですね。濃いです。

17:10 場内
これで3度目の体験なのにやっぱり緊張してしまうこの時間。今日の席はB5ブロックの前から2列目でファンサイト仲間と4人の横並びです。最前列から数えると22列目で場内のちょうどど真ん中でした。真後ろは紀里谷さん達が控えるPA席です。
今日のHikkiは昨日程に”ファイナルに臨むぞ!”という雰囲気は感じられませんでした。歌の完成度だけを見れば昨日はマックスだったと思う。だけど今日はそういう視点を越えたところにHikkiがいたと思いました。今まで外に外に、遠くに近くに自分を、光を届けようとしてきたHikkiだったけれど、今日の彼女は自分と向き合うような表情を見せていたと思いました。穏やかでやすらいだ表情。この2ヶ月間彼女が感じた想いを垣間見たような気がしました。「歌手をやってて良かった」そう何度も繰り返すHikkiに、会場の拍手はなかなか鳴り止む事はありませんでした。
おしゃべりしながら一緒に入場してきたくまちゃんパジャマのミキさんと退場する時も一緒になりました。何気なくPA席に目をやるとそこには紀里谷さんの姿が!「あ、いるよ~!」とか言いながらも気が付けば大接近。紀里谷さんがじっとスクリーンに目を向けたままだったのが印象的でした。一瞬そのまま通り過ぎようとしたけれど、これを逃したら次にいつ紀里谷さんに接近出来るか分からないと思い直した私は意を決し「紀里谷さ~ん!!」とアフォでかい声で呼びかけました。
その声に気付いた紀里谷さん、とその周りのスタッフさん達とその周りのお客さん達が見守る中「お疲れ様でした!!」と何とも体育会系な挨拶をすると、彼は笑って会釈を返してくれたのでした。


完璧なものを目指して臨んでいる筈のライブだけれど、アーティストとそれを見に行く側が生み出す様々なアクシデントや思わぬ感動こそが”ライブ”というものなんじゃないかと、つくづく思う。いつか到達するであろう”完璧”という響きには、無機質ささえ覚えます。
今回”デッドポイント”とまで言われたさいたま公演と”最高”と賞賛された代々木公演。その極端過ぎる両ライブを体験出来た事に大きな意味と意義を感じているところです。