はじめに
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宮崎・亜熱帯作物支場 トックリラン(ノリナ)
・亜熱帯性の植栽植物の普及化
近年、耐寒性のある熱帯植物が温暖化の影響で、より顕著に植栽植物として利用されている事例を見かけるが、より寒い氷点下5℃を下回らない地域にての越冬は、ホンコンカポック(シェフレラ)やクラッスラ(多肉植物)を除いて越冬が困難である。
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千葉県・銚子 最北限のインドゴムノキ(F.エスラティカ)
つまり、より明確な耐寒性の選抜や改良技術が誕生しない限り、困難である。今後はどのようにして時の寒波や寒風で痛みを減らし、どの家庭でもブーゲンビリア・サンデリアナやフィロデンドロン・セローム、ガジュマルが越冬してより熱帯植物が身近になり。温暖化の影響で、夏期の鉢花の生育の不具合が生じてもあらかじめ露地栽培していた熱帯植物が庭先を賑やかにして、ガーデニングを年間と通して楽しめるきっかけとなるのか検証する為、今回実験を行った。
・都心~関東平野部~関東以西・九州・沖縄・真冬0℃無し・温暖化が現実的に・・・。
また、今回(2020/2)の記録的な暖冬下で、多くの寒冷地で熱帯植物が越冬している状況下となったが。ひと冬越した事で、なんらかの理由で耐寒性を獲得して、翌年の冬でも寒波関係なく越冬している種類はいるのかも調べる為、囲いや屋根(波板)をつける事なく無保護・完全露地下で越冬させる事にした。
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フェニックスロベレニー 湘南・露地無傷の様子
(2020)今回の暖冬で越冬できたのは
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宮崎・亜熱帯支場 ジョオウヤシ
単刺団扇やフェロカクタス属の球型サボテン、タマシダ、メキシカンセージ、コルジリネ・ストリクタである。いずれもクライメートゾーン9bで関東南部なら問題なく越冬できる品種の為である。今後21世紀末までに最大4.4℃気温が上昇する為、多摩西部や神奈川東部・一部内陸も含む・埼玉南東部(浦和・さいたま・川越)の広い範囲内で気温が上昇(市街地はより)となる現象が日常的となりより熱帯植物が身近になる時期に差し掛かっているのが今の現状だろう。
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寒波時に積雪20cmの多摩西部
身近な庭木も変化
・シマトネリコ
本種は、観葉植物として栽培されるが庭木としても北限は仙台としながらも氷点下8℃~9℃まで耐える丈夫さ、生育の早さとつやのある葉の観賞価値の3拍子で、全国的に(都市)を中心に多く地域下で栽培・活用されており、カンノンチク・シュロ、シマトネリコ、フェイジョア・オリーブも身近な庭木となり、寒冷地でも亜熱帯的な雰囲気の植栽が近年より目立つようになった印象を受ける。
しかし、ナンテンやマサキ、アカマツの植栽は大きく利用数が減り続けている。
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ブーゲンビリア・パープルロープ 露地・宮崎
また、近年下草やグランドカバープランツも多様化しており大きく変化した。ネット通販で多様な品種と注文できるネット通販サービスが影響しているのだろう。フェニックスロベレニーの庭木をはじめ、ワイヤープランツ、シルバープリペット、半耐寒性ラベンダー、ウチワサボテン(小型種)、柱サボテン・トゲ無しなどの植物が昔のキダチアロエ・アイビー類、シャガ・玉竜を抜きつつあるのが現在の状況下でもある。
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ヒカゲヘゴ 八丈島・北限
・今後増える植栽物は?
ジョオウヤシ・カミヤツデ・宮崎モンキーバナナ・耐寒性パパイヤ
植栽予想区域・東京沿・湾岸域
オリンピックや空港周りにも植栽される可能性は十分にあると言える。羽田・23区(千代田・世田谷区・江東区)はすでに温暖化の影響は顕著であり、植物以外にも神奈川東西部・葉山を中心にクマゼミの北上・チョウチョウオの東京湾沿岸の成魚の越冬、ナンヨウイルカ・クジラなども異変や新たな生息地域としてなってきている様である。その他オリンピックに向けて、池袋・植栽緑化や海中公園の建設、空港の植栽整備など再開発も進められている様で植物の期待・大である。
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亜熱帯作物支場・宮崎
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c3/291df66e64b19353aba856c97bdac227.jpg)
パパイヤ・日南海岸・露地越冬個体
・材料・および方法
ブーゲンビリアサンデリアナ系 グラクラ種 紫色
ブーゲンビリアの中でも古くから活用され、宮崎の日南海岸や静岡沿岸域~以西・東京都心・銚子・九州沿岸域・四国南部を中心に時折みられる程度であったが、猛暑になる地域を中心に、バラの代用として(もしかしたらだが)扱われる日も近い事だろう。耐寒性はおおむね氷点下4℃として見て良い様だ。
①. LACTCLEAASE(ラクトクレエス)・・・・青ガラスビン 肥料養分補給として有効的な商品
②. MAG・・?(マグネシウム補給ボトル)・・・・マグネシウムを効率よく吸収。人体に影響無し。
③. ブラシノステロイド・・・・・・霧吹き式で葉・茎の凍結しやすい新芽周りの植物体にかける。
※①.×3杯 キャップ 10ml ②.×2杯 キャップ 10ml ③×5回 霧吹きボトル・新芽・葉・茎
ーその他ー
・赤玉土や焼き石パーライトを使用して、排水性を改善してより良い越冬環境にする為、土壌環境の改善も庭土に左右されるので・若干ながら改善を行った。周辺の地形・建造物の多さやコンクリ蓄熱環境や黒潮の影響など多様な要因が影響するが、今回は簡易式な越冬で一般家庭の実用性も考慮した上での実験の為、今回の様な越冬の実験設備とした。
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宮崎・亜熱帯作物支場 トックリラン(ノリナ)
・亜熱帯性の植栽植物の普及化
近年、耐寒性のある熱帯植物が温暖化の影響で、より顕著に植栽植物として利用されている事例を見かけるが、より寒い氷点下5℃を下回らない地域にての越冬は、ホンコンカポック(シェフレラ)やクラッスラ(多肉植物)を除いて越冬が困難である。
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千葉県・銚子 最北限のインドゴムノキ(F.エスラティカ)
つまり、より明確な耐寒性の選抜や改良技術が誕生しない限り、困難である。今後はどのようにして時の寒波や寒風で痛みを減らし、どの家庭でもブーゲンビリア・サンデリアナやフィロデンドロン・セローム、ガジュマルが越冬してより熱帯植物が身近になり。温暖化の影響で、夏期の鉢花の生育の不具合が生じてもあらかじめ露地栽培していた熱帯植物が庭先を賑やかにして、ガーデニングを年間と通して楽しめるきっかけとなるのか検証する為、今回実験を行った。
・都心~関東平野部~関東以西・九州・沖縄・真冬0℃無し・温暖化が現実的に・・・。
また、今回(2020/2)の記録的な暖冬下で、多くの寒冷地で熱帯植物が越冬している状況下となったが。ひと冬越した事で、なんらかの理由で耐寒性を獲得して、翌年の冬でも寒波関係なく越冬している種類はいるのかも調べる為、囲いや屋根(波板)をつける事なく無保護・完全露地下で越冬させる事にした。
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フェニックスロベレニー 湘南・露地無傷の様子
(2020)今回の暖冬で越冬できたのは
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宮崎・亜熱帯支場 ジョオウヤシ
単刺団扇やフェロカクタス属の球型サボテン、タマシダ、メキシカンセージ、コルジリネ・ストリクタである。いずれもクライメートゾーン9bで関東南部なら問題なく越冬できる品種の為である。今後21世紀末までに最大4.4℃気温が上昇する為、多摩西部や神奈川東部・一部内陸も含む・埼玉南東部(浦和・さいたま・川越)の広い範囲内で気温が上昇(市街地はより)となる現象が日常的となりより熱帯植物が身近になる時期に差し掛かっているのが今の現状だろう。
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寒波時に積雪20cmの多摩西部
身近な庭木も変化
・シマトネリコ
本種は、観葉植物として栽培されるが庭木としても北限は仙台としながらも氷点下8℃~9℃まで耐える丈夫さ、生育の早さとつやのある葉の観賞価値の3拍子で、全国的に(都市)を中心に多く地域下で栽培・活用されており、カンノンチク・シュロ、シマトネリコ、フェイジョア・オリーブも身近な庭木となり、寒冷地でも亜熱帯的な雰囲気の植栽が近年より目立つようになった印象を受ける。
しかし、ナンテンやマサキ、アカマツの植栽は大きく利用数が減り続けている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/5f/4e2a137aae2dc6f41fb8b5daa2030f23.jpg)
ブーゲンビリア・パープルロープ 露地・宮崎
また、近年下草やグランドカバープランツも多様化しており大きく変化した。ネット通販で多様な品種と注文できるネット通販サービスが影響しているのだろう。フェニックスロベレニーの庭木をはじめ、ワイヤープランツ、シルバープリペット、半耐寒性ラベンダー、ウチワサボテン(小型種)、柱サボテン・トゲ無しなどの植物が昔のキダチアロエ・アイビー類、シャガ・玉竜を抜きつつあるのが現在の状況下でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a1/9624ba5a83107d6438035c7f1577d685.jpg)
ヒカゲヘゴ 八丈島・北限
・今後増える植栽物は?
ジョオウヤシ・カミヤツデ・宮崎モンキーバナナ・耐寒性パパイヤ
植栽予想区域・東京沿・湾岸域
オリンピックや空港周りにも植栽される可能性は十分にあると言える。羽田・23区(千代田・世田谷区・江東区)はすでに温暖化の影響は顕著であり、植物以外にも神奈川東西部・葉山を中心にクマゼミの北上・チョウチョウオの東京湾沿岸の成魚の越冬、ナンヨウイルカ・クジラなども異変や新たな生息地域としてなってきている様である。その他オリンピックに向けて、池袋・植栽緑化や海中公園の建設、空港の植栽整備など再開発も進められている様で植物の期待・大である。
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亜熱帯作物支場・宮崎
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パパイヤ・日南海岸・露地越冬個体
・材料・および方法
ブーゲンビリアサンデリアナ系 グラクラ種 紫色
ブーゲンビリアの中でも古くから活用され、宮崎の日南海岸や静岡沿岸域~以西・東京都心・銚子・九州沿岸域・四国南部を中心に時折みられる程度であったが、猛暑になる地域を中心に、バラの代用として(もしかしたらだが)扱われる日も近い事だろう。耐寒性はおおむね氷点下4℃として見て良い様だ。
①. LACTCLEAASE(ラクトクレエス)・・・・青ガラスビン 肥料養分補給として有効的な商品
②. MAG・・?(マグネシウム補給ボトル)・・・・マグネシウムを効率よく吸収。人体に影響無し。
③. ブラシノステロイド・・・・・・霧吹き式で葉・茎の凍結しやすい新芽周りの植物体にかける。
※①.×3杯 キャップ 10ml ②.×2杯 キャップ 10ml ③×5回 霧吹きボトル・新芽・葉・茎
ーその他ー
・赤玉土や焼き石パーライトを使用して、排水性を改善してより良い越冬環境にする為、土壌環境の改善も庭土に左右されるので・若干ながら改善を行った。周辺の地形・建造物の多さやコンクリ蓄熱環境や黒潮の影響など多様な要因が影響するが、今回は簡易式な越冬で一般家庭の実用性も考慮した上での実験の為、今回の様な越冬の実験設備とした。
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