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第一章 日記「駄菓子屋の天使達」平成十年~十七年時より
③「招き猫」
たかさんちがオープンした時、当時6年生だったHさんが、かわいいせとものの小さな招き猫のカップルをプレゼントしてくれました。たかさんちが、繁盛しますようにと、自分のお小遣いの中から購入してきてくれました。
その日からお店に飾り、いつしかその招き猫のまわりには、不思議な伝説が生まれ、お賽銭が貯まるようになりました。この招き猫たちにお賽銭をあげると、なぜかくじ運があがるのです。(実際は、さだかでないです)
駄菓子屋には、くじ付きおかしがあり、当たるともう一個もらえたりします。ひょんなことから、この招き猫にお賽銭をあげると、くじがよく当たるといううわさが広まり、1円2円と、端数があると、子供達は惜しまず、お賽銭をあげるようになりました。「当たりますように。」と言って、手を合わせます。
そのお賽銭が結構貯まるので、時々神社に行って、みんなが幸せでいますようにと、今度は、こちらが、お賽銭をあげたりしていました。
この正月も「初詣でで、みんなの幸せを祈ってお賽銭あげてくるからね。」と言うと、中2のY君が、「それなら、そのお金でまた、招き猫を買えば?豪徳寺の招き猫は、有名だよ。」と、アドバイスをくれました。
Y君は、この地域の子ではなく、この近所に仲の良い友達がいて、よく「たかさんち」で待ち合わせをしています。なるほど!とさっそく、自転車で、豪徳寺に行ってきました。近所にこんな風情のあるところがあったのかと、うれしさが倍増しました。
丁度500円の招き猫が買えました。ただ、子供達がためた小銭では、とても数えられないと受け取ってもらえなかったのは、残念ですが、ともかく集まった金額で、招き猫が買えたのは、とてもうれしいことです。
子供達も自分たちのお金が目に見えるもので、かえってきたので、大喜びです。もっと大きい招き猫がほしいとさっそく、また、お賽銭をあげていました。
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『目次〈予定含む〉
いらっしゃい(はじめに)
第一章 日記「駄菓子屋の天使達」平成十年~十七年時
第二章 目線「子どもは元気」平成十八年~十九年時
第三章 風流「十七文字の子ども達」平成十九年~二十年時
第四章 詩 「子どもの心」随時
第五章 つぶやき「たかさんの声」今
おまけ 子どものつぶやき
またね(おわりに)』
「たかさんち」実践報告書はこちら→駄菓子屋報告書
あそびと駄菓子屋「たかさんち」→ホームページ
たかさんち紹介動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=adhz9X7c0Qs