駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

リアル鬼ごっこ

2008年01月30日 | ブログ

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息切らし  街中リアルに  鬼ごっこ      

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子どもを街で見かけない、中学生が遊ばない・・って、そんなことはありません。

子どもは、自分の思うまま、気分に応じて、自由に動いています。

「ハァハァ・・!」と、息を切らして、中学生が店に飛び込んできました。

「どうしたの?」

「今、鬼ごっこしてる!」

「どこで?」

「街中で!」

自転車が鬼なので、どこに突然現れてくるか判らないようです。

「危ないんじゃない?」

「うん、結構ね」

その辺は、反射神経ですり抜けているようです。

鬼に追われるスリルと危険回避も意識して、自分の地域の大きな大きな遊び場で、息を切らして走り回っている姿は、純真なのかもしれない・・と、思います。

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冒険の扉

2008年01月27日 | ブログ

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冒険の  最初の仲間は  中学生      

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学期の変わり目など、引っ越してくる子も結構います。

見慣れない顔だと、声をかけたりします。

知らない土地に来て、慣れない環境で早く友達を作りたいとの思いからか、転校早々うちの店に訪れる子もいます。

友達に連れられて、または、親と一緒に来る子もいます。

ちょっと慣れると、ひとりで来るようになります。

小学中学年の子が、いよいよひとりで冒険(たかさんち)の扉を開けました。

中には、自分より大きなお兄ちゃん達・・

でも、ひるむことなく、アイテム(ガンダム)を有効に使い、クイズ合戦(遊び)の末、最初の仲間となりました。

次の日、店でまたその中学生と再開し、「やあ!」と、お互い挨拶を交わしていました。

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お年玉貯金

2008年01月23日 | ブログ

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空気読み  お年玉貯金  親ホッと      

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株価も下がり、雪も降り、何かと寒さを感じる今日この頃ですが・・

今年は、特に、子ども達もあまりお年玉を使いません。

「お年玉、たくさんもらったでしょ?」の質問に、例年なら

「うん!○万円!」

「わたしはもっと!」

などと、自慢しあうのですが・・

今年は、

「受験で忙しくて、もらう暇も無い・・」

「もらったけど、貯金した」

「ほとんど貯金・・」

「定期預金に入れた」

などと、なんだか金遣いも弱く、どの子もお年玉をもらって気が緩み、無駄使いをするなんてことが、見られません。

こちらとしては、稼ぎ時?ですが・・

仕入れ値は上がり、商品は小さく?なり、子ども達も世間や親の空気を読み、買い控え・・

小さな小さな町の駄菓子屋さん、子ども達の居場所の経営は冷え込みますが、親達は、「無駄遣いせず」「子ども貯金=親の懐?」で、ホッとして、少々心も温まるのではないでしょうか・・

子ども達はKYを意識して、世間の風にとても敏感で、誰よりも真面目です。

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縄跳び健康法

2008年01月20日 | ブログ

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なわ跳べば  会話もポカポカ  日暮れ時      

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健康のために縄跳びを始めました。

短時間で息が切れ、スペースもとらない、お金もかからないので、なかなか良いです。

ただ・・人目を気にしなければ・・

ということで、少々日暮れて、辺りが暗くなり始めた時に店の前で、跳んでいます。

子どもに目撃されると、必ず驚かれます。

「何やってるの?」「なんで跳んでるの?」「僕にもやらせて」と、学校でやっているだろうに、なぜか縄跳びをやりたがります。

「やらせて!」などと、二重跳びを披露してくれたら、跳んだ弾みに携帯が跳んで、バッテリーが飛び出すアクシデントもあったりして・・

からかい半分に「うさぎみたいだよ」と言う中学生に

「かわいいでしょ!」と答えると

「・・・」無言で去って行ったりと・・

縄一本のアイテムで、なんだか次々面白いことになって、コミュニケーションも広がって、心も体もポカポカあたたまってきます。

少々のことでは息切れしなくなってきて、体力もつくようです。自己流で、無理しないように、図書館から縄跳びの本を借りて読んでます。

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さりげない優しさ

2008年01月16日 | ブログ

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白い息  進んで手伝う  あたたかさ      

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開店時間でも、品物が不足しそうな時は、仕入れに行きます。

自転車に積めるだけ積んだ駄菓子を悪戦苦闘で運びます。

店前で、品物を下ろしていると、中学生が「運ぼうか?」と言って、店の中にどんどん品物を運んでくれました。

寒い中、重い自転車をやっとこさこいで戻ってきて「さてさて、これから品物を下ろして並べなきゃ・・」と、白いため息をつくところですが・・

この暖かな子ども達のやさしさに疲れも寒さも吹き飛んでしまいます。

今日に限らず、子ども達は品物を並べたり、補充したり、自転車を並べたり、ポスターを書いてくれたり、たくさんたくさんお手伝いをしてくれます。

しかも、自発的に・・

とっても暑い夏、クーラーも無いのに、重い重いドリンクの箱を「丁度いい運動だよ!」などと、何箱も運んでくれ、お礼を受け取らず去って行った中学生もいました。

子ども達は、人を助けてあげたい、役に立ちたいと自然に思っています。

意外と大人たちは、子ども達に助けられていることに気が付かなかったりします。

それは、子ども達がとても自然だから・・見返りを望まない純粋なやさしさだから・・とてもさりげないから・・

これからも子ども達の温かい力を自然に受け止めて、子ども達に感謝し、子ども達の良い所が自然に出る「居場所」でいたいと思います。

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初仕事

2008年01月10日 | ブログ

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戸惑う目  声をかければ  初仕事      

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オープンしたばかりのスーパーに買い物に行ってみると、何だかレジが遅い・・

覗き込んでみると、慣れない手つきでレジを担当している顔に見覚えが・・

順番が来て「頑張ってるね!」と、声をかけると、

「今日、初出勤なんです・・!」と、不安とやる気のこもった答えが返ってきました。

「頑張ってね!」と、店を後にしました。

音楽もやっているようで、年齢と共に自立していくんだな~と感心しました。

若者が、地元で働くって、とても良いことだと思います。

顔見知りだとお互いに安心だし・・

昔の商店街のように、地域の人間が地域で働き、地域をお互いで見守る・・

どんどん地元の若者を地元で採用してほしいと思います。

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里帰り

2008年01月06日 | ブログ

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海越えて  駄菓子屋顔出す  冬休み      

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地元の子ども達の中に、海外の高校や大学に、留学している子も少なくありません。

留学先の子からメールが届いたことも・・

夏・冬・春休みともなれば、里帰りと言うことで、日本に帰ってきます。

大抵の子は、そのついでに店に顔を出してくれます。

「俺のこと覚えてる?」

「私の名前判る?」

と、少々不安げに入ってきます。

1年だけでも成長してしまうので、ひとまわりもふたまわりも大きくなったり、きれいになったりと変わってしまうのですが、どこか面影があります。

何とか思い出すと、うれしそうに昔話に花が咲きます。

日本は狭く、海外に飛び出して行った!というような子もいて、とても頼もしく思えます。

外人の友達を連れて来て、英語で会話したりという子もいます。

ここは、日本の駄菓子屋?まるで、違う国のようにも感じられたりして・・

たまたま店に居合わせた他の子も「すごいな・・」という眼差しで、刺激される場面も・・

なつかしい友達と一緒に訪れて、ちょっとした同窓会になることもあります。

「たかさんち」が心の故郷になり、国際交流のきっかけにもなればと思います。

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招き猫

2008年01月03日 | ブログ

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夢向こう  願い一つに  招き猫      

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たかさんちの七不思議のひとつ・・

始まりは、開店時、お手伝いをしてくれた当時6年生の女子が、対のかわいい小振りの招き猫をお店にプレゼントしてくれたことから始まりました。

いつの間にか、この招き猫にお賽銭をあげる子が現れ、お賽銭をあげると、くじ運があがるという伝説が生まれました。

その伝説のお陰か、お賽銭がたまるようになり、どう生かそうかと考えていた所、当時中学2年生の男子が「そのお賽銭で、豪徳寺の招き猫を買ったら」と、名案!

それから毎年毎年、子ども達の願いが一つになったお賽銭で、招き猫を購入しています。

最近では少しずつ大きくしようと、2年越しで、お賽銭をキープし、ワンサイズ上の招き猫を買ったりもしています。

お賽銭をあげるとくじ運があがるという不思議な現象は、本当かどうか定かではありませんが、子ども達は、1円1枚にも願いを込めて、手を合わせます。

「くじが当たりますように・・」

一見、これが願いのようですが、実は、当たった後の幸せ感を求めているのかもしれません。

夢が叶った先に、本当の夢・・

夢の向こう側に、本当に手に入れたいものがあるのかもしれません。

たかさんちの招き猫は、7号サイズまで成長しました。

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