駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

第二章 「子どもの心」 ⑧「子ども」

2015年11月18日 | 駄菓子屋
子どもは本当のことを知っている
子どもは本当のことをわかっている
知らない振りをしているだけ
わからない顔をしているだけ

そんなに気を遣わなくていいよ
そんなに気にしなくていいよ
結構 自由にやっているから 
結構 気楽に過ごしているから

都合の良い時だけ 子どものためとか言わないで
都合の良い時だけ 子どもを守らないで
子どもの世界には 不思議な力があって
誰でもヒーローなんだよ ヒロイン扱いしないでね

本当のことなんかどうでもいいんだ
本当のことなんか気にしてないよ
いっつもいっつも楽しいことが好きなだけ
いっつもいっつも笑っていたいだけ
だから そーっとそーっと ほっといてね

第二章 「子どもの心」 ⑦「扉」

2015年11月12日 | 駄菓子屋
外から開けようたって 無理だよ
いくら力を込めて 引っ張ったって
開くはずないよ

この扉は 内側に開くのだから
ドンドン ドンドン 強く叩かないで
開かないように 押さえたくなるから

そーっと そーっと 耳を澄ませてよ
うすーい うすーい 扉なんだから

ゆっくり ゆっくり
あなたの温もりが 伝わってくるのを
今日も待っているのに

第二章 「子どもの心」 ⑥「雪の心」

2015年11月12日 | 駄菓子屋
ある日
雪がたくさん舞いました
雪がたくさん積もりました

陽の当たる場所の雪は、きれいに消えました
陽の当たらないところは、とけずに凍っています

時を急ぐように
大人たちが大きなシャベルを持って
硬く凍った雪を叩き割っていました

ひびが入り、飛び散るかけら
なかなか思うようにはなりません

「あたたかいお湯をかけてみたら どうだろう?」
ふと 静かにとけて
お互い楽になれる気がした


第二章 「子どもの心」 ④「聞いてよ」

2015年11月07日 | 駄菓子屋
聞いてよ 声に出して言えないけど
聞いてよ 本当のことは言えないけど

空を見て 天気を知るように
耳を澄ませて 風を感じるように

私のそばにいるのは あなただから
私が好きなのは あなただから

私を見てよ 空を見るように
私を感じてよ 風を感じるように

ホラッ わかるでしょ?
こんなにも あなたに似ている
私なのだから

第二章 「子どもの心」 ③「人」

2015年11月06日 | 駄菓子屋
自分に出来ないことを押し付けないで
自分がいやなことをやらせないで

大人に比べて
まだ 何年も生きていないのだから

大人が出来ないことを
出来るわけないのだから

口で言うのでなく
一緒に考えようよ

目をそらさずに
一緒に乗り越えようよ
大人の理想を押し付けないで

子どもは
「神」ではない
大人たちと同じ
「人」なのだから