人
自分に出来ないことを押し付けないで・・
自分がいやなことをやらせないで・・
大人に比べて
まだ 何年も生きていないのだから・・
大人が出来ないことを
出来るわけないのだから・・
口で言うのでなく
一緒に考えようよ・・
目をそらさずに
一緒に乗り越えようよ・・
大人の理想を押し付けないで
子どもは神ではない・・
大人たちと同じ
「人」なのだから・・
人
自分に出来ないことを押し付けないで・・
自分がいやなことをやらせないで・・
大人に比べて
まだ 何年も生きていないのだから・・
大人が出来ないことを
出来るわけないのだから・・
口で言うのでなく
一緒に考えようよ・・
目をそらさずに
一緒に乗り越えようよ・・
大人の理想を押し付けないで
子どもは神ではない・・
大人たちと同じ
「人」なのだから・・
○人のアドバイスは聞く方ですか?
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以前、町で久しぶりに会った高校生が、友達と店に来ました。
町であった時に、進路のことで悩んでいたので、アドバイスをした子です。
「その後、どうした?」
「うん!やっぱり、理系にしたよ。もう、国家資格2つも取ったよ。」
と、今すぐにでも社会に出て働けそうな勢いです。
「数学はやっぱり難しいけど・・」
とも言っていましたが、最終的に文系か理科系か自分で考えた結果、出した答えなので、今は、満足しているとのことです。
あの日、町でたまたま出会って、小学校の時の話などをして、ひょっとしたら今までの自分を省みる機会になって、多少進路にも決断がついたとしたら・・
なんて、考えたりして・・アドバイスとまではいかないけれど、これからも、出会った子ども達の思い出を一緒に語れるよう、記憶のアルバムを大切にしておこうと思います。
○新しい出会いはありましたか?
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進学・進級で、新しい出会いの季節です。
なぜか、店でも見慣れない子ども達が、増える時期です。
学年が上がり、駄菓子屋デビューを心待ちしていたかのように、新顔を多く見かけます。
買い物をする子に、「ここで食べる?持って帰る?」と尋ねると、「ここで、すわって食べれるんだ!」と、驚き感心する子も。
腰をおろすと、ホッとしたように友達と顔を見合わせ、「へ~・・」と店内をキョロキョロ見回します。
初めて来た子は、大抵このようなリアクションをするので、すぐにわかります。
「またおいでね!」と、声をかけると、どの子もうれしそうに帰って行きます。
高校に進学し、「クラブが終るのが7時だから、もう、来れないよ・・」と駄菓子屋を卒業していく子も入れば、新顔から常連へと進級していく子もいます。
学校ではないけれど、学校では教えないことを学べる居場所として、多くの入学生を受け入れ、いつでも卒業生を迎えることの出来る故郷でいたい・・と思います。
○信頼できる仲間がいますか?
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店には、ひとりで気まぐれに来る子もいますが、友達と来る子がほとんどです。
その中でも、一定期間一緒に行動を共にする仲間と言える友達関係もあるようです。
仲の良い友達とも言えるのですが、なぜか、仲間に見えるグループと感じてしまうのは、そこに友情を感じるからかもしれません。
ある日、健診で医者に行くと、後から顔見知りの子が来ました。保険証もなく困っている様子。
「親が留守で、兄弟に連絡するから大丈夫」とのことだが、「何かあったら店に連絡してね」と言って帰りました。
店に戻ると、丁度その子の仲間達がいました。
すかさず、「友達が困っているみたいよ」と伝えると、「わかった行ってみるよ。」と、とても素直な答え。
後日、聞いてみると、「間に合ったよ。連絡した兄弟も来ていて、大丈夫だった。」とのこと。
仲間が駆けつけたことによって、多少の不安は和らいだかなと思われます。
放置された自転車を見て、「これ、友達が無くなったって言ってた自転車かも」と、鍵で動かない自転車を担いで、友達の家まで届けようとした仲間思いの子もいます。
ただの友達ではない、相手のことを自分のことのように思い、心配出来る友達関係・・これが、友情、そして理解しあえる仲間・・と言えるのかなと思ったりします。
○初めて就職した時のことを覚えていますか?
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朝の散歩をしていた時のこと、スクーターの音が遠くから響き、だんだん後ろに近づいてきました。
ふと、横を通過した時
「あっ!」と振り向きざまに声をかけられました。
ん?スーツにメット・・なんか変なスタイルだな・・と思った瞬間!
「これから、入社式!言ってくるね!」と、
すれちがいながら笑顔を見せ、そう言い残し、後姿のまま手を振って、去っていきました。
あまりの速さに「頑張ってね」とも言えず・・
見えるかどうかわからないけど、手だけ振りました。
しかし、これから初めて社会の第一歩を踏み出す朝に、言いようもないほどのうれしそうな笑顔・・
いいな~と思いました。
初めての就職は、きっと不安で、緊張するのがほとんどだと思うのですが・・
スーツで、スクーター飛ばし、笑顔で風を切っての初出勤。社会人としての春の訪れをほんの一瞬おすそ分けしてもらえたようで、なんだかとてもうれしくなりました。
○初めて駄菓子屋に行ったのはいつですか?
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今日で、子ども達の新しい居場所を意識したあそびと駄菓子屋「たかさんち」も9年目を迎えました。
オープン当初、値段表を書いたり開店準備を手伝ってくれた6年生は、もう大学2年になります。
ひとりで初めて駄菓子屋に来る子は、大抵小学校に入学する頃ですが、親と一緒ならベビーカーに乗った赤ちゃんが1番、駄菓子屋デビューが早いことになります。
まあ、いきなりひとりで初めて駄菓子屋に来る子は、そう多くはなく、親や兄弟姉妹、友達と来ることがほとんどです。
1度誰かと来た後慣れて、ひとりでも来れるようになるようです。
そんな中、中学生の3人グループがやってきて、ひとりが「こういうとこって、来たことないんだよね」と・・
他の子が、「おれは、結構来てるぜ」と。
来たことない子が、冷えたゼリーを買って、「これどうやって食べるの?」と・・
「そんなの袋切って食べりゃいいんだよ!」
「・・・」
また、ドリンクを後ろのほうから飲んでいる友達に「えっ!どこから飲んでるの?」
「ケツ飲みだよ!ツウはこうやって飲むの!」
何度か歯を立てて、後ろに穴を開けようと頑張っていますが、なかなかうまくいきません。
友達が「この筋の入ったところを噛み切るんだよ」
「ふ~ん・・」
こぼれるのを警戒して、一旦店を出て、再挑戦。なんとか成功したようです。
めでたく駄菓子屋デビューを果たした子は、友達のアドバイスで、駄菓子、駄菓子屋の楽しみ方が少しわかったようでした。
駄菓子屋がただの店でないことを改めて感じました。