駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

子どもの知恵

2006年05月20日 | ブログ

○どうやって、お金を増やしますか?

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大人なら、給料。子どもならお小遣い。普通にしていたら、いつも一定の金額しかもらえません。

でも、お金って、欲しいですよね・・必要ですよね・・

大人なら、色々な方法がありますが、さて、子どもは、そう簡単にはいかないはず・・

そこで、子ども達の涙ぐましい努力があるのです。

試合帰りのあまり見慣れない中学生。

「140円の2倍だから280円分買えるな!」口々にそんなことを言いながら、空いたお腹を満たそうと好みのお菓子を楽しそうに選んでいます。

余分なお金を持たない子ども達は、電車賃を浮かして、立ち寄ってくれたのです。

試合で疲れているだろうに、親からもらった電車賃の中から、電車に乗らず歩いた分をおやつ休憩にまわしていたのです。

世間ではすぐ、今の子ども達は金遣いが荒いだの、恵まれているだの、物を大事にしないだの、言われてしまいますが、いつの時代も子どもは子ども!何も変わってはいません。

与えられた環境や与えられたもの中で、必死に自分の居心地を良くしようと、環境に適用しているように思います。

親の仕事の手伝いをしたり、お風呂掃除をしたり、お手伝いをしてお小遣いを増やしている子もいます。

けっこうみんな正統派です。

まっ・・中には、「自販機の下に落ちてないかな~」とか、「誰かお金くれ~」とか、楽観的にお金を手に入れようとする子もいますが・・

これはこれで、子どもらしいと思ってしまいます。


褒め言葉

2006年05月02日 | うんちく・小ネタ

○どんなことを言われるとうれしいですか?

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子ども達って、驚くほど自然に「褒め言葉」を口にすることがあります。

友達に対してだったり、こちらに対してだったり、店に対してだったり・・

大人のように相手を意識して、故意に喜ばせようと言うよりは、口にした感想が、たまたま褒めていた、感心していた・・と言ったところでしょうか・・

何気なく素直に出た言葉は、よりいっそう相手にとっては、うれしい褒め言葉になります。

言われた方は、小さな幸せを感じます。

先日、引越しした子が、転校先の友達を連れて店に来てくれました。前の学校で、試合があったとのこと。

新しく友達も出来、試合も勝ったらしく、仲間と落ち着いた雰囲気で、駄菓子をほばっていました。

「元気だった?」などと時折声をかけると、「覚えていてくれたんだ・・」というようなはにかんだうれしそうな表情で受け答えをしてくれました。

帰り際「またおいでね!」の声にみんな快く「はい!」と、店を出ました。

その直後、仲間のひとりが、店を紹介した子にポツリと言いました。

「お前・・良い所に住んでいたんだな・・」と。

言われた子は照れくさそうでしたが、店の中に聞こえてきたその言葉にこちらはとてもうれしくなりました。

何だか店を褒められただけでなく、この地域、その子の株まであがったような・・

いつまでも、初めて来た子もホッとするような・・なんか、ここいいな・・と感じてもらえる居場所でいたいと思います。