駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

プチ家出

2019年01月02日 | 駄菓子屋
子供の頃、誰でも一度は家出をしたいと思ったことがあると思います。実際に行動を起こした人もいるのではありませんか。今の時代は物騒だし、誘惑も多いので、決してお勧めできる行動ではありませんが、自立の第一歩は、親や大人に秘密を持つことだそうで、今時の子供でも常識を持ったたくましさがあると思わせる出来事がありました。
 中学生の男の子が、「家出中なんだ。」とつぶやきました。「家に入れてもらえない」とのこと。叱られた理由は、あるようですが・・
 このことを聞いた他の子は、「だいじょぶ、だいじょぶ、私なんか小学校4年で家出した。」とか、「俺もこの間家出した。」とか、「公園がいいよ。」とか、「あいつ、公園にいるの心配だから、見に行ってやるよ。」とか、なぜか、家出少年を激励する言葉ばかりが聞こえてきました。地域の中で、家に帰るチャンスをうかがっているようなので、内心心配ながら様子をみていました。家出中も店にきていました。やっぱり、寂しいのでしょう。ここにくれば、友達もいるので、少しは安心なのでしょう。しばらくすると、もちろん家に帰りました。危険な目に合うことなく家に無事帰って、ほっとしました。
 この話を大人にすると、思いっきり驚く人と、「これは、たくましい、この子は将来大物になるよ。」と前向きに解釈してくれる人がいました。地域で、子ども達に出来ることは、見えないながら色々ありそうです。この子は大丈夫と信じることをモットーに子供たちを見守っています。

(当時H10-16年の学年で記載)

良いお年を

2019年01月02日 | 駄菓子屋
 冬休みになると、町の中を歩くたび、子供達に出会います。「あっ、たかさんだ。」「こんにちは」など、声をかけられる回数も多くなります。中学2年生の男の子と女の子が自転車で、近づいてきました。「良いお年を。」と、お互いに、声を掛け合いました。さすが、中学生ともなると、あいさつもしっかりしてくるなと感心しました。
 買い物で、商店街を歩いていると、4年生の女の子がお母さんと歩いていました。親子でにこにこと、「良いお年を。」と挨拶してくれました。
 お店以外でも、人とふれあいのひと時をもてるというのも、いいものです。家族でも、先生でもない、地域の大人として、これからも、子供達のことを見守っていきたいと思います。また、色々なところで、こういう地域の大人が増えればいいなと、思っています。

(当時の学年で記載)