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←（矢印）を 密かに残す 女子探偵
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「⇒」「⇒」あれ？ここにも・・
矢印・・矢印・・なんだこれ？
と、街中を歩くたび、「⇒」が、目に飛び込んで来ました。
数日後、ランドセルを背負った女の子が、チョーク片手に地面になにやら落書き？
「あっ！」
その子の数メートル後から、やはりランドセルを背負った女の子集団が、「こっちだね・・」などど言いながら、先頭の子が書き残した矢印をたどって、追いかけていきます。
これは、迷探偵・・いや・・名探偵の女子探偵団に違いない。
謎の矢印事件は、やっと解決。
さて、この「謎の⇒事件」に気づいた急ぎ足の大人は、果たしていたのでしょうか？？？
事件・・いやいや・・楽しいことは、いつも目線の低い所で起きているのかも？
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先を読み？ 決意と絆の 坊主刈り
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世間では、役作りで丸刈りに・・
という、芸能ニュースが聞こえていますが、それより一足先に、丸刈りにしている仲間達がいます。
ある部活の同じ学年の仲間達のようです。
「あれ？随分短く切ったね？」と、ひとりに声をかけたのですが・・
あれあれ？良く見ると、この子もこの子も・・丸刈りだわ・・
「僕も、今から切りに行くんだ！」
と、張り切った様子。
今時、自ら、スポーツ刈りとは・・気合が入っているなぁ・・
しかも、同じチーム仲間で、何かを決意したらしい。
子ども達は、本気で、何かにかけている・・何かに打ち込んでいる・・
その思いと、チームワークの絆を表現し、夢を追っている・・青春だね・・
きっと、確かな手ごたえと結果を手に入れることでしょう・・
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雪の後 空が白くて 雲が青
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雪が降った後、空を見上げてみると、いつもは青い空が、白くて、白い雲が青くなっていました。
青い空は、地面の白い雪を映して、白くなったのでしょうか・・
白い雲は、そんな空の白さに驚いて、青くなったのでしょうか・・
いつでも空は青いわけではない・・
いつでも雲は白いわけではない・・
良い子がいつも良いことばかりしているわけではない・・
悪い子がいつでも悪いことばかりしているわけではない・・
本当は、良い子も悪い子もいない。
良いことをする時や悪いことをしてしまう時があるだけで、みんな同じ、子どもらしい子ども・・
みんな真ん丸の悪戯好きな天使達。
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淡い恋 ギリギリのチョコ 本命に
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「バレンタインディーどうするの？」
「あげるよ！」
「手作り？」
「もちろん！」
「何？友チョコ？男子にもあげるの？」
「うん・・」
「最近は、女の子同士の友チョコかと思ったけど・・好きな人にもあげるんだ？」
「うん・・でも、恥ずかしいから・・義理チョコのふりして、本命の人にもさり気なく渡すんだ・・」
淡い淡い恋は、ギリギリの選択を迫られ、ギリギリの勇気を振り絞って、義理を装い本命へ・・
さて、受け取る男子にこの微妙な思いが伝わるのでしょうか・・
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制服で 雪の豆まき オセロ戦
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節分の頃、下校途中の大量中学生に出会いました。
おいおい！まっすぐ歩いて帰りなよ・・と、心の中で、呟くが・・
残った雪を手に掴んでは、投げ、当てられては投げ返し・・
黒い黒い集団の中に、白い白い雪の塊が行きかって、黒白黒白・・
雪球が舞うと当たりは白に、雪球が落下すると、制服の黒だけが残り、黒白黒白・・ん？オセロみたい！なんだか楽しい！
雪が降って嬉しいのは小学生だけではなく、中学生だって、ウズウズ・・
しまった！数人にこちらの存在を気づかれた・・
案の定雪の塊が、飛んできた・・気を使ってくれたのか小さな小さな塊が、後ろの方でコロコロと転がっただけで、参戦せずに済みました。
豆まきより雪まきで、寒さもストレスも厄も追い払っているかのようでした。
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白くても 重けりゃ落ちる 電線（せん）の雪
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雪が舞う中、散歩をしてみました。
時々、ボトッと固まった雪が落ちて来ました。
電線の上に積もった雪が、この細い線では、支えきれないのでしょう、ある程度積もると、それを振り払うかのように、地面に叩きつけているようです。
純粋な心でも、たくさんたくさん思いが溜まると、限界突破してしまう・・
支えているものが不安定であればあるほど、細ければ細いほど、リミットが早くなる・・
たくさんたくさん溜まる前に、自分で、楽しく振り払い、少しずつ受け皿も大きく太くして、それでもこぼれそうになったなら、誰かがそっと温かく見守っていてくれれば・・大丈夫だよね・・
