駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

進化

2007年12月31日 | ブログ

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黒い髪  「仕事してるよ!」  未来(あす)光る      

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「学校・・あんまり行ってない」

そんなこと聞いたのは、バイト姿も様になっていた1年ほど前・・

時折見かける格好は、茶髪にバイク・・

青春してるんだな・・

この年末、街で出会うと「学校辞めたよ!働いているんだ!」

髪は黒く、少し凛々しく思えました。

同年代より早く社会デビューした自信さえ感じました。

年を越すと共に、歳も越し、来年という未来が眩しいくらいに光って見えます。

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乙女心

2007年12月27日 | ブログ

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女子想い  イルミネーション  惑わされ      

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どの時代でも男は女に翻弄されている・・?

子ども達の世界でも、男子と女子には、ギャップがあるようで、どうも女子の行動や言動に、男子は、振り回されているように見受けられることも。

「最近・・危機っぽい・」

「交換日記って何を書けばいいと思う?」

意外と恋話相談をポロっと口にするのは男子・・

女子はと言えば・・

「告ったけど・・三日で別れた」

と言いつつ、もう違う子と付き合っていたり・・

切り替えの早いこと。

女子は、何だか恋に恋しているというか、恋のゲームを楽しんでいると言うか、好きな男子を透して、コミック本の恋愛疑似体験を求めているような・・気がしてきます。

真剣に受け止める男子は、大変です。

まるで、クリスマスにキラキラと、色々な色で輝くイルミネーションのような乙女心を見つめる度に、時々チカチカ点滅する怪しげな光に惑わされ、真実が見えなくなり、いつの間にか、心に隙間風・・なんてことも。

ちょっとおませな女の子と言われがちですが、実は、女子の方が夢見る幼い少女で、男子の方が本気で受け止める「男」に成長しているのかもしれません。

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イヴイヴの月

2007年12月24日 | ブログ

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凍る月  「きれい!」写メ撮る  六年生      

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イヴイヴの夕方、月がとてもきれいだな・・と、思っていました。

店の外に出てみると、たたずむ2人。

6年生の女の子が携帯を上に向けながら空を見上げています。

「何してるの?」

「月の写真撮ってるの・・」「ね!凄い綺麗だから・・」と、2人顔を見合わせながら答えてくれました。

へぇ・・子ども達も風流なところあるんだなぁ・・と、感心しました。

最近持ち始めた携帯らしいのですが、自然の写真を撮るという発想が、6年生だな・・と思います。

綺麗なものを綺麗と感じ、残しておこうという意識が、写メ!

素直な子どものアナログ感性と、デジタル機能の融合を見たような気がしました。

寒さに澄み渡った夜空に、氷にスポットライトを当てたような月が、キラキラ・・キラキラ・・輝いていました。

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温もり

2007年12月21日 | ブログ

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寄り添えば  駄菓子分け合う  温かさ      

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とかく、子どもは金遣いが荒いだの、今の子はお金を持っているだの言われがちですが、世の中が不景気なのに、子どもだけお金をたくさん持っているわけがありません。

子ども達は、お金の使い方、配分を学んでいる最中で、お小遣いやまとまったお金をもらうと、すぐに欲しいものを買ってしまったり、つい、太っ腹になって大盤振る舞いしてしまうだけで、月の大半は、「お金無いよ~」と口癖のように呟いています。

なので、調子に乗って、一括でお金を使っているところだけが目立ってしまい、大金を持っているかのように、勘違いされてしまうのではないかと思います。

中には、お小遣いをもらえない子やお手伝いをして小遣いを稼いだり、自分の好きなものを買うために貯金をし、買い食いを我慢したりという子も少なくありません。

そんな貴重なお金で、駄菓子を買って、大切に大切に食べている子も多く、特に兄弟同士では、お兄ちゃんが買った駄菓子を弟に分けてあげたりして、とても微笑ましく思います。

持ち合せが無い時は、お互い様という感じで、寄り添うようにして、一つの袋に二つの手が交互に出たり入ったり・・

いつの間にか心もお腹も体も温かくなって行くようです。

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父親

2007年12月16日 | ブログ

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いつの日か 慕い見上げた 空を越す        

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子ども達は、自分や友達のことだけでなく、家族の話もします。

兄弟やおじいちゃん、おばあちゃん・・そして、お父さん、お母さんのこともよく話題にします。

複雑な事情も明るく語ったりしていることも・・

以外なのは、結構、両親を尊敬している子がいることです。

大抵は、「うちの母ちゃんは口うるさくて・・」などと、愚痴が多いのですが、特に父親を自慢にしている子も少なくありません。

先日、小学校高学年の子が「君、何年生?」と、ひとりでいる子に声をかけると、「中2だよ」と、自分より年上だと言う意外な答えが返ってきて、「え~・・見えないね」と、思わず口にすると、「そうでしょ」と、良く言われるんだというような口調で、怒るわけでもなく、受け流していました。

なるほど、確かに小柄かも・・でも、気にすることもなく、いつの間にか学年を超えて話をしていると、父親の話になって、高学年の子が「すごいお父さんだね」と、純粋に驚いて褒めると「うん」と、中学生が、まんざらでもなく答えていました。

とても自慢のお父さんで、尊敬している様子が見られました。

きっと、いつの日か、身長もお父さんを超えて、お父さん以上に皆から尊敬される人になる時が来るのでしょう。とても楽しみです。

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陽だまり

2007年12月13日 | ブログ

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陽だまりを 繋ぎ合わせて しのぐ冬        

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冬は、日向が暖かいので、なるべく陽が入るようにして、暖房費を節約しています。

小さな小さな陽だまりも、集めてくっつけると暖かさが増すような気がします。

子ども達も、ひとりで店にやってきても、学年や学校の違う子と狭い椅子でくっつきか合って、いつの間にか心がポカポカになっているように思えます。

冬の日暮れは早く、ちょっぴり切なくなりそうな時、隣にぬくもりを感じるとなんだかホッとする・・そんな感じではないかと・・

ひとりよりふたり・・

ふたりよりたくさん・・

「たかさんち」の陽だまりは、毎日毎日繋がっています。

子ども達は寄り添って、いつでも「冬」という時期をしのいでいるようです。

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銀杏の葉

2007年12月09日 | ブログ

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あおり風  すべての銀杏を  受け止める        

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さわやかな冬空の日、自転車を走らせていたら、丁度見ごろの紅葉に出会いました。

いいな・・なんて思っていると、きれいな色した銀杏の木の下にさしかかりました。

すると、前の方から突風が吹き、あおられました。

その習慣!銀杏の葉がまるで雪のように、たくさんたくさん舞ってきました。

その中を自転車で突っ込んだ私は、ハンドルは握っているものの、大きく手を広げて、すべての銀杏の葉を受け止めているような気分になりました。

店でも、突風のごとく、子ども達は一斉に声をかけてきます。

「これいくら?」「昨日何してた?」「おまけして!」「これから塾なんだ・・」などなど・・聖徳太子のようにひとりひとり聞き分けては、瞬時に答えを返します。

まるで、突然大量に舞ってきた銀杏の葉のように・・

たくさん受け止めたつもりでも、一葉一葉、体をすり抜け地面に舞い降りて行きます。

家に着いたら、一枚だけ、買い物袋の中に銀杏の葉が残っていました。

日々、駆け足ですり抜けて成長していく子ども達・・

ひとりでも多く、「たかさんち」が何かのきっかけになれればと願います。

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天使達

2007年12月05日 | ブログ

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寝顔降る  天使達の  「千の風」        

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子どもの寝顔と歌声は、正に純真な天使・・

どんなに生意気なことを言っても、許せてしまう裏技ですね。

この間は、中学校の合唱を聞きましたが、先日、小学校の音楽会にも行ってきました。

声変わりする前の子ども達の声は、正に羽根の生えたエンジェルハーモニー・・

そして流行の「千の風」・・

観客の中には少しウルウルしている方も・・

子どもは、成長するにつれてだんだんかわいげがなくなって、悪いことも覚えて・・なんて、感じても、寝ている時と歌っている時は、生まれた瞬間の純粋な天使に戻るのかもしれません。

♪♪・・千の風になって♪♪・・

歌声と共に小さな小さな天使達が、まるで子守唄を聞いているかのように癒された表情で天から舞い降りてきたようでした。


自然体

2007年12月02日 | ブログ

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丸い地球(ほし)  心も丸く  自然体        

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地球って丸いけど、動物や植物を見てもどこか丸みをおびているような気がします。

自然にしていれば何でも丸くなるのでは?なんて思います。

角が取れて丸くなったね・・なんて例えもあるくらい・・

わざわざ角を立てるより、コロコロッと丸く転がっていたいものです。

ちょっとした合間に、店の外に出て、空を見上げたり、通りを行く人を観たりしていると季節の他に何かを感じます。

子ども達は、毎日自然体。

自然体の人はホッとします。

自然に帰れ・・と言ったのは、確か「ルソー」さんという記憶が・・深い意味は知らないのですが・・

みんな自然体の穏やかな日々が過ごせますように・・