満開の桜吹雪の下
自転車で駆け抜けた
大きく大きく手を開いて
たくさんの花びらを
受け止めようとしたのに
わぁーっと
私のあちこちをすり抜けていく
ひとひらひとひら
すり抜けていく
すべてを受け止めることは
出来ない
そう思った瞬間
手のひらに重なった花びら
「少しでも良いんだね」
自転車で駆け抜けた
大きく大きく手を開いて
たくさんの花びらを
受け止めようとしたのに
わぁーっと
私のあちこちをすり抜けていく
ひとひらひとひら
すり抜けていく
すべてを受け止めることは
出来ない
そう思った瞬間
手のひらに重なった花びら
「少しでも良いんだね」