コラム15 癒しとは

　沖縄で癒しの旅に行ってきました！どうです、この青い海と空、白い砂浜。でもこの気候、風土だけでなく「人とのふれあい」が癒されるんですよね！
　石垣のペンションではオバアが三線で島唄を唄って迎えてくれたし、夜は泡盛でみんなで楽しく飲みました。そこでは沖縄の人だけでなく東京や大阪から来た人たちも皆笑顔でした。

　なぜか皆‘邪気’がなくなるんですよね…。

　東京では「お金」「時間」という価値観に支配され、人々は‘殺気’立ち、早足で歩き、目つきも鋭くなっているように感じます。そんな周りが怖くて社会に溶け込めない人って多いんじゃないでしょうか？

　浦沢直樹原作の「モンスター」というマンガがあります（ＮＴＶで火曜深夜放送中）。最終話はのどかな田舎町が舞台で、人々は「お金」や「時間」という価値観ではない別の価値観で生きていて、皆のんびりとしてにこにこして自然と共生しています。しかしその中に一人の‘邪気’を持った男「モンスター」がやってくると数時間後にその村は殺し合いが始まる、という作品です。

　東京は「モンスター」の多い街かもしれません。

　だれの心にも‘闇’の部分はあると思います。それが表に出るときに殺人等の犯罪に走って他人を傷つけるのか、自殺したり病気になって自分を傷つけるのかはわかりません。

　でも表に出る前、必ず苦しいときがあるはずなんですよね。そんなときこそカウンセリングに来て欲しいんです。そこで第三者に助けを求めれば解決することが多いと思います。

　‘殺気’立った人の「気」を鎮めたり‘弱気’になった人を「元気」にすることで癒されることが多いでしょう。そのためには「癒す」側の人が笑顔で心に余裕があり、癒されていなければならないのです。

　沖縄で人と出会い、「癒し」について感じました。


　西表島では今、大企業がリゾート開発に乗り出しています。お金をどっとつぎ込んで自然を破壊して・・・価値観が変わらないで欲しいものです。


心理カウンセリング・個別指導のイル・クオーレ