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情報を制御せよ~3~つながっているのに孤独?

2012年12月13日 | カウンセリング
情報を制御せよ3

前回の『情報を制御せよ~2~』続き


ではどうすればいいのだろうか。


情報を制御するしかない。



このブログを見た友人がDVDを持ってきてくれた。
MIT教授で心理学者のシェリー・タークルの講演の模様を放映していたものだ。

見てみるとなんと同じこと同じ考えを持っている人がいるじゃん!という感じがしたのだ。

アメリカでは彼女の評価が分かれているようだが私はもちろん評価してる。

内容は

『Connected,but alone? つながっていても孤独?』

というものである。


シェリー・タークルは20年前はインターネットの世界が人間生活を豊かにすると考え伝えていた。

しかし今ではテクノロジーが人間をダメにしている、と述べていたのだ!


ネットや携帯に依存することは、人間の行動のみならず性格も左右してしまう。

今の時代、会社の会議中、打ち合わせ中、授業中、買い物中、いつでもメールやネットとつながっている人がいる。


会議には出て自分の聞きたいところだけ聞けばいいがそれ以外は他とつながっていたい。

夕食中に両親がお互い携帯を使ってメールやツイッターをやって自分の世界に入り家族の中の会話がなくなっているのに不満を持っている子が部屋で友達を呼んでみんなでそれぞれ携帯でメールを打ったりフェイスブックやツイッターにはまっている。
一緒にいるのに一緒に遊ばない。

アメリカも同じなんだな・・・・

そう感じた。

このままでは人づきあいが下手になる。
自分との向き合い方もできなくなってしまう。

今の若者は人間関係を構築するのが苦手になっているという。
フェイスブックなどでは適度な距離感で自分でコントロールできる範囲で相手とつながることができる。ゴルディロックス効果という。

その結果、面と向かって対話すること、会話が苦手な若者が増えているのだ。
会話とはリアルタイムで進行するので発言をコントロールできないから、という。

メールやインターネットは

なりたい自分になることができる

編集がきく。

いつでも削除が可能。

顔や声も体も肌も補正できる。


人とつながりたい

けど

つながる場所では、、、

自分を補正し、嘘で塗り固め、本音本心、素の自分をむき出しにする会話をないがしろにしている。


でも実際の人間関係は複雑なんだよ。。。

そんなことを教えていかなければならない。


どうすれば良いのか?


孤独な状態に慣れることではないだろうか。


シェリーの言ってる

『つながっていても、孤独』

の反対のことをすればいいと思う。


『孤独でいることができれば、本当の意味で人とつながることができる』


つまり孤独な時間を取ることでようやく、自分を見つめる時間がとることができるのだ。


他人とちゃんと付き合うには自分で自分を見つけることが必要

一人でいられない人は、不安やむなしさを払拭するためだけに他人と関わろうとする。


それは弱い自分を支えるために他人を利用しているだけなんだよ。
けっして本当に他人を理解できないんだよ。


台所やリビングでは携帯禁止で会話する

そんなことをシェリーは提案していた。

私も賛成だ。


続く




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