教育評論家の尾木ママの講演を聴きにいった。
話も面白かったが、その話の中身、教育問題に関してだけでなくこれからの日本の将来を憂い危機感を持った話に共感した。
まじめな話するとかなり説得力あると感じたしこっちもまじめな態度で聞かねばと姿勢を正した。
でもたまにオネエ言葉にもぅ、なっちゃってぇ~、おほほ~、いましたけどぉ・・・^^;
そこでずっこける感じの講演だった^^;
さてその話の中で、これからの時代は大きく分けて4つに分類されるというところに関心を持った。
一つは
知識基盤社会
つまり情報が氾濫する中で、いかにその情報の中で大事な知識を読み取っていくことが出来るか否か
が生きる力になっていく。
その通りだと思う。世の中にあふれてる情報の多くは無駄なもの。いかに今の自分に必要な情報を取捨選択するかは、これまでの世の中よりももっと重要であるし難しいと思う。
それは以前のコラムの中の情報を制御せよでも述べたとおりである。
2つ目は
多文化共生社会
単一民族で生きていく時代ではもはやない。
就職先の企業は優秀な人材を確保していったらなんと80パーセントが外国人になってしまったという。
そういう企業は特別ではない。
この話は大学生の子を持つ親御さんは愕然としたのではないだろうか。
大会社の人事担当者に聞いてみると皆一様に
目がぎらぎらしていてやる気に満ちている学生=外国人
うつむきがちで目が死んでいる学生=日本人
だったという。
何かが間違っているとしか思えない。
1点2点を取り合うことに力を入れすぎた教育の結果ではないか。
われわれの塾業界の多くは、その1点2点を競い合っているのが現状だ。
私の塾は違うよ、もちろん。
どんな社会になっても生きていけるだけの力を身につけてほしいと思って教えている。
3つ目は
リスク格差社会
教育負担が日本は大きすぎるとOECDが勧告している。大学の学費を安くすべきである。
今回は下村大臣は頑張ったが財務省に押し切られてしまった。
フィンランドは大学進学率100%だそうである。
学費が安いというのもあるが、そもそも大学とは、興味を持った対象を研究するために行くべきものであり、18歳になったから大学に進学、という意識はないそうである。
親の教育費は高校生まででその後は本人たちが働いてお金を稼いで、自分のお金で興味が出てきたことを研究するために大学にいくのである。
むしろ18歳の大学生は少ないんだとか。
同感同感!
大学受験予備校は、、、なくなる運命か?
4つ目は
グローバルコミュニケーションの時代
大学はもはや内向きでは生きていけない。
東大だから全員就職できるという時代ではもはやない。
なんと今年の東大の文系学部を出て就職活動して、
就職したくても就職できなかった就職浪人が、
3割にも達するのだ!
むしろ尾木ママのいる法政大学も頑張って改革に乗り出しているし、秋田にある国際教養大学なんかのほうが就職できる時代になったのだ。
グローバルコミュニケーション、というと、まず真っ先に、英語学習が必要、となるであろう。
もちろんそうである。
しかし同時に、日本の伝統文化教育、日本語の語彙力、を伸ばすことが世界で活躍する日本人として重要な要素になるのではないか。
心して子どもたちと関わろうと思いを新たにした。
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