+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

ありがとう。何時までも元気で。

2011年05月22日 | その他
田舎の叔母夫婦が引越しをするという話を聞いて、今日は挨拶に行ってきた。
81歳の叔母は腰が曲がって随分小さくなったが、声は昔と変わらず張りがあり元気であった。
旦那さんの叔父は昨年来体調を悪くしていたが、今日は血色も良くにこやかに話してくれた。
子供が北九州にいて、子供の近くの老人ホームに二人して入るということで『行き来できる
距離に居てほしい』という子供の願いに従うということだった。
祖父の家で育った私が9歳の頃まで、母親代わりもしてくれた叔母で、子供の頃と変わらない
優しい言葉を掛けてくれる。笑顔も、笑い声も昔のまま。今日も同じであった。
『今度北九州に会いに行くからね』と約束をして帰るとき、わざわざ二人で玄関の外まで
見送ってくれた。
お土産まで頂いた上に、手を振る二人の姿をバックミラーで見て、私も窓から手を出し振りながら
『ありがたい』と目頭が熱くなった。

次には一人暮らしをしている83歳の叔母を訪ねた。
この叔母は背筋もピンとしていて、年齢を感じさせない軽快な動作でいつも驚かされる。
叔父が眠る仏壇にお参りして、お茶を頂きながら暫く歓談してきた。
「家の周りの畑の草刈」「梅の収穫」「お盆用の花の手入れ」等々、『忙しい』という日々を
送っている話を伺った。佐世保にいる姉(私の伯母)、95歳と87歳も健在であるとのことで
『私はまだまだ。姉まではあと12年もある』という心強い言葉を聞いて安心した。
帰りには、『孫にでも何か買ってやりなさい』と言って持参したお土産以上のお小遣いを頂いた。
『生きているうちしか遣れないのだから』という言葉に素直に従って『ありがたく頂いて』来た。

その後、今年80歳になる叔父の家にも寄って、祖父の仏壇にお参りをし近況報告などしてきた。
叔父は、私の現在の会社が順調かどうかが気がかりであったようだ。
『再建計画が順調に行っていること』さらに『当分勤められる』ということを聞いて安心したようで
『健康に気をつけて頑張りなさい』と励ましてくれた。
叔父の奥さんの叔母も話に加わり、最近の叔父の活躍ぶりなど話してくれた。『自治会の役員活動の話』、
『グランドゴルフの協議会を立ち上げや大会の話』等々、叔父は終始ニコニコ顔で肯いていた。
叔父夫婦とは14歳まで一緒に住んでいたので、叔父の子供のように可愛がってもらっていたが、
この年になってもその頃の『優しい眼差し』を注いでもらいながら心温まる時間を過ごさせて頂いた。

近所に三人の叔父叔母が住んでいたが、叔母夫婦が北九州に引越しすると二人になり寂しいようだ。
それぞれが80歳を越えて、本当は生まれ育った地で終焉を迎えたいという思いはある中で、
『老いても侭ならない現実』を受け入れなければならない。そんなことを教えてもらった気がした。

感謝しても感謝しきれないほどの愛情を貰った。叔父叔母達の愛情がなければ今の私はない。
もちろんその家族、従姉妹達も私にとっては欠かせぬ人達だ。
『ありがとう。何時までもいつまでも元気で居てください』

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