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はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

再びの花見

2007-04-24 19:58:17 | 旅日記
飛騨古川の桜昨日は一日飛騨に出張でした。

いつもの峠道を走ってゆくと
山桜があちらこちらに…

思わぬ期待がよぎります。

はたして飛騨に着くと
そこは桜が満開を若干過ぎたほどV(^^)v


飛騨古川の街並みお昼休み会議の合間に飛騨古川の街並みを歩きます。

平日ですから観光客は少ないのですが、それでもちらほら
みんな満開の桜に見とれています。

木々の根元には、まるで雪のように
さくらの花びらが積もっています。

あぁ、なんという幸せ
もう一度花見ができました。


起し太鼓のしだれ桜4日前には有名な「起し太鼓」のお祭りが行われたばかりです。

その太鼓を納めてある社も解放されていました。

両側には枝垂桜

こぼれんばかりの花びらは豪華です。

起し太鼓のしだれ桜アップ濃いピンク色の花
枝垂桜の方は、まだしばらく満開のようです。

土日に慣れない農作業をして
体はくたびれていましたが、
この桜に包まれて元気になり
午後からの高山市での用務も無事終えました。

飛騨市と高山市の間のバイパス沿いの堤防にも
桜並木があり、こちらも大変見事でした。


帰りは、数年前の大豪雨以来、開通していない
高山線の復旧工事の様子を見に国道360号経由で戻りました。

こちらの道は大きな峠もないのですが、
宮川沿いを道路と線路がひしめいて通っています。
途中数箇所普通乗用車同士でも行き違いのできない区間があります。

でも、この道路も災害復旧の意味も含めて
大規模な改修が行われていて、まるで
国41号がこちらに振替になるのではないか
と思わせるほど立派な道ができつつあります。

旧道は、はらはらドキドキの道ですが、
それでも新緑と紅葉の時期は、とても美しい光景が広がります。

道が狭すぎて、車を止められず
写真を撮れないのが何とも残念。


最後に富山駅前の用務先に立ち寄り、
この日一日で走行キロは約350Km。

思ったほど疲れなかったのは、
思いがけなく再びの花見のお蔭でしょうか。


●追記
とらいでんとさんのブログで「それにしても色々な桜が…」とありましたので
調べてみました。

なんと300種類ほどもあるようですよ!
桜=ソメイヨシノと単純思考していてはいけないと反省した次第

詳しくは、下記の参考サイトで
勉強になりました(o^-')b


●参考サイト
◎飛騨古川起し太鼓
飛騨市観光サイト(飛騨市)
 ・飛騨市の景(けしき)(飛騨市観光サイト内)
  ⇒ここから「起し太鼓」などの映像が見られます。

<起し太鼓>裸男たちが激しい攻防 岐阜・飛騨(Infoseek(毎日新聞)ニュース:2007-04-20)

◎桜の種類
桜の種類(城下町中津・桜ともみじの里づくり)
 ⇒開花時期別に紹介されています。
桜の種類(桜の会さんのブログ:2005-03-13)
 ⇒桜の種類について
桜のあれこれ雑学事典(るるぶ.com)
 ⇒桜の種類・名所など色々な「桜の話」
美しい日本の桜(この花さくや図鑑:2007-04-21更新)
日本のさくら 豆知識(さくらランド)

江戸の粋

2007-04-08 23:19:23 | 旅日記
静岡で生まれた僕は4歳のとき、
ほんの数ヶ月だけ横須賀に居たことがあります。

このほど、遠州にご縁を頂き、何度か通いましたが、
遠州にも横須賀という地名がありました。

その遠州横須賀から一通の招待状。
4月第一土曜日に開催される
遠州横須賀の祭り・三熊野神社大祭
での祭礼交流会のご案内でした。

このお祭りは享保年間、
江戸で流行した祭りを参勤交代で江戸から戻った藩士が
遠州横須賀に持ち帰って始まり、
大戦中も休むことなく続けられたという伝統行事だそうです。


ところが、
年度を挟むこの時期は、まだまだ厳しい日程が続くのが通例

しかし、何か「予感」がして
清水の舞台を飛び降りる思いで
(業界人なら大袈裟ではないことをご理解いただけるものと…)
出席のご返事をしてありました。

その後、震災…


旅行キャンセルの防止を呼びかけている僕が
折角のお誘いをキャンセルしては何にもならないと
頑張って出かけました。

何度も行程を検討してみましたが、
旅費は当然自腹なので
旅費と前後日程の関係で
7日早朝発、当日戻りしか成立しそうにありません。

土曜日金沢駅発5:24始発のしらさきで米原へ
その後新幹線を名古屋で乗り換え浜松へ
浜松で東海道線で袋井へ
ここから路線バスで御前崎方面へ

かつて袋井からは軽便鉄道がありました。
その名残も見られません。

片道約6時間。
平均乗り換えは1時間半なので、
うっかり居眠りもできません。


三熊野神社の桜
こうして着いた遠州横須賀は
昨夜の兼六園とは違い、既に葉桜
(いつものように写真をクリックすると拡大します)



三熊野神社祭礼の旛
快晴とは行きませんが、
程よい天候で中々良い祭り日和です。

旛も春の風を受けて
朗々とはためいています。



境内
三熊野神社門前の旧街道ではあちらこちらで
祭人らの輪ができて昼前から既に宴会

境内でも春を寿ぐかのような
ゆったりとした雰囲気です。

驚いたのは、子らの多いこと
どうもこの祭りは子どもたちの参加が
重要な位置を占めているようです。

祢里と呼ばれる山車の勢揃い
境内には既に十三台の祢里と呼ばれる「屋台」が勢揃いをしていました。
どれも華やかに飾られています。



ネリと桜
日本の祭礼は、どの地域のものも色彩が豊かです。

こちらでも葉桜とともに
それを凌ぐかのように
何と豊かな色彩のお祭りです。



ダシ
ネリ(祢里)の頂上には
ダシと呼ばれる飾りがあります。

これは、十三町ごとに異なるもので
永年使われているそうです。

後から判ったのですが、
この日は午後から雨の予報
このため、ビニールを掛けるための
鳥かごのような金具がついています。


席を取るおばあたち
祢里が練り歩く街道沿いには
お年寄りが見物の席取り
温かい日差しを浴びながら
お話にも花が咲いています。




江戸の香り
三熊野神社大祭は、江戸の粋とも言われている祭礼です。

神田の祭礼ともゆかりがあるそうで
なんとなくお江戸の雰囲気があります。


交流会場
さて会場は街道沿いの老舗旅館
風情があります。

この交流会は、席次も自由で
全くの無礼講だとか

交流会場から祢里の眺め
会場の二階からは祢里のダシが目前に見えます。
まさに特等席


早めに陣取った僕は
中ほどの島の下の方に座りました。

交流というからには
たとえ初めての席でも
隅っこには行かない主義です。

が、何故か両側に誰も座りません(^^;ゞ

座りにくいオーラでも出しているのかなぁと
ちょっと心配になっていると…

横須賀城主末裔の御当主の西尾さんが隣に…
相当なご高齢とお見受けしましたが
お元気お元気

「ご城主」の挨拶で交流会が始まりました。

ややあって反対側の空席にもお一人
後から判りましたがこの方は
元回船問屋で今でも名庭園が残るSさんのご当代…

いやはやとんでもない席…(^^;ゞ

ご城主とは、何故か意気投合
お歳には似合わない少年の瞳をされていて
色々なお話を伺うことができました。

このような交流会を十年来続けておられること自体
この地域の底力を垣間見る想いです。

最後には僕の膝を叩きながら
「来年も来いよ。ワシも生きとる限り来るから」と
あり難い暖かなお言葉を頂きました。

練り歩く祢里
交流会を終えて街道に出ると
祢里が少しずつ練っています。

この祢里を引く曳き子の囃子は
三社祭礼囃子といい、

ハッハ。シタッ、シタッ シタッ、シタッァ

と、それはそれは名調子

ブログではお伝えできないのが
何よりも残念。

この三社祭礼囃子は静岡県無形文化財指定第一号なのだそうです。

囃子と子どものおたふく
祢里の上ではひょっとこ・おふたくの面をつけた子らが
絶妙な踊りを披露しています。

お囃子の太鼓も子どもたちが主役

ホームページでは有名な笠井屋さん
遠州横須賀・三熊野神社大祭で検索すると笠井屋さんのページがあちこちに…
地元の方に伺うと、それはそれは大変なお祭りきちとのこと
お店はこちらです。

こういう方々が祭礼を支えています。

栄醤油
遠州にご縁を結んでいただいたKzmさんに案内していただいたお醤油屋さん。
完全な天然・伝統製法を守っておられます。

お土産に求めた「卵かけご飯用醤油」
戻って頂いた味はの甘く、味わい豊かでした。


往復12時間、滞在僅か4時間
来年もお呼び掛けを頂いたら
今度は宿泊して夜祭も堪能したい
と思うお祭りでした。


●参考ページ
◎公式系
三熊野神社大祭(掛川市)
遠州横須賀 三熊野神社大祭(三社祭礼囃子保存会公式ページ)
祭りで繋がる江戸の粋(千代田day's)

◎ねりきちさんのページ
新屋町(あ組)発 遠州横須賀 三熊野神社大祭(笠井屋さんのページ)
遠州横須賀 観歩記(笠井屋さんのページ)
遠州横須賀・あれこれ書き連ね(笠井屋さんのブログ)

◎ブログ
三熊野神社大祭に行ってきました。(2006-04-11:「考古学者のひとりごと」吉村作治先生のブログ)
 ⇒エジプト考古学で有名な吉村先生も昨年行かれたそうで、ブログには何枚も写真が…
遠州横須賀 三熊野神社大祭 め組(matubaさんのページ)
遠州横須賀の祭り・三熊野神社大祭(鈴木さんのページ)

観櫻

2007-04-08 18:48:14 | 旅日記
てのさんのブログで千鳥が淵の豪奢な桜を拝見して
どうしても久々に夜桜見物がしたくなり、6日金曜日
ちょっと早めに勤め先を出ました。

いつもの金曜日は、能登の自宅に戻る曜日ですが
明日早朝の金沢始発の特急で静岡に行くので
珍しく今夜は金沢泊。

週末の夜桜を楽しめそうです。

金沢城公園の桜その1
この日はお天気もよく、快晴の空の青に
桜の色が映えます。
(いつものように写真をクリックすると拡大します)



金沢城公園の桜その2
ただ、やはり5分咲きほど…
観桜には、ちと早いようで




石川門の桜
週末とあってやはりいつもより人出があるようです。

石川門の下は、公園となっていて、
毎年この季節は花見宴会でお賑わいです。

この日もブルーシートでいくつも場所取り。
先発隊が既に大盛り上がりの組も…

兼六園から夕日と桜
陽はつるべ落としのように
街に消えてゆきます。

これから冷え込みそうだし、
此処まで来たら繁華街は目の前

僕もちょいと一杯引っ掛けに…(^^;ゞ

夜桜の写真を撮ろうというのに
不謹慎な輩です(^^;ゞ
まったく

旧四高校舎・近代文学館
日も暮れた金沢の街
この建物は、旧制第四高等学校・四高の校舎(国の重要文化財)
今は、石川近代文学館となっています。

ここで、学生時代夢中で読んだ「天平の甍・敦煌・楼蘭」などを残した井上靖や、哲学者の西田幾多郎、その同級生で鈴木大拙らが学んだかと思うと、感慨深いものがあります。
ちなみに大拙と幾多郎(朝日選書)は、後に世界的な業績を残す二人の友情や人生が語られ、人間大拙・幾多郎を伺うことができる素晴らしい本です。

旧県庁
そのお隣は、石川県庁の旧本庁舎

数年にわたり利用の方向性が紆余曲折
現在空館となっています。

一時期文化都市としては
あまりにもみすぼらしい県立図書館の機能を移設し
施設を残しながら現代に相応しいものにとの構想も出させました。
金沢21世紀美術館の対面でもあり、良い考えだと思うのですが…

どうもセージ屋さんたちには○に真珠のようで…
取り壊して公園にしろという乱暴(無学)な話もあり
心配しています。

現存する元県庁舎としては唯一の最古のものらしく
個人的には旧山形県庁舎のように市民に開かれた
保存と施設利用を願っています。

兼六園の夜桜その1
さて、兼六園に戻ってきました。
僕が学生の頃、兼六園は無料でした。
毎朝兼六園を通って通勤・通学していた人もあり、
天下の名園を通勤・通学路にできるのはなんとも贅沢でした。

その後、管理面などから優料になりましたが、
毎年桜の時期は無料開放されます。

ことしは、11日まで。

さて、初めての夜桜撮影…

園内の茶店
県営公園なのですが、園内には茶店も営業しています。

こんなお店でゆるりとしてみたいものです。


琴柱灯篭(池側から)
兼六園といえば、一番有名な琴柱灯篭
この写真はいつもはその背景になっている池から望んでいます。

目一杯の望遠を利かせてあり、
あたりが暗いのでカメラをカンで固定し
露出とともに何度も撮影した中の一枚です。

兼六園の夜桜その2
無料開放と共に観桜ライトアップがされていますが、
この光の色とまだ満開に至っていない桜との
バランスに大変悩まされました。

夜桜を撮るのは、意外に難しいようです。

三脚を構えて、色々やっていると
かなりの腕と思われたのか、
行き交う何組ものグループの方に声を掛けられ
シャッターを切ることに…

慣れないカメラの、しかもコンパクトタイプでは
かなり難しい撮影になります。

みなさん、あれで良かったですかねぇ~
(本当はちょいと酔っ払いだったですし~)

夜店と石川門
最後に石川門側に出ました。

露天もでて賑やかです。


震災以後、平静と災害復興を呼びかけてきた
このブログ自身が
復興していないようで(^^;ゞ
遅まきながら少しずつ旅ログらしく
戻してゆこうと思います。


●参考ページ
◎兼六園(文化財指定指定庭園・特別名勝)
兼六園(公式ページ)

◎石川近代文学館
石川近代文学館(公式ページ)
石川近代文学館(Docileさんのページ・赤レンガ散歩:2002-08)

◎金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館(公式ページ)

奈良、そして京都

2007-03-06 18:47:36 | 旅日記
やればできるものですね。

今朝の起床は4:30。
いつもなら、どうかすると寝る時刻…


昨夜も最後の会議が終わったのが21:30過ぎ。

それから帰宅して夕食なので
寝る時間を確保するために、
バッと食べて、ビールをクィックィッと干して
床に就いたのは23:30過ぎ…

人の睡眠は90分サイクルなのだそうで
このサイクル単位で起きると比較的寝醒めが良いようです。

僕の場合は、寝付くのに30分ほどの「基本」時間を見たほうが良いので
起床までの5時間は、丁度良い感じです。


そのお蔭か、目覚まし時計一つで起きられました。

携帯電話の目覚ましを掛けたつもりが、
実際には設定になっておらず
ちょっと冷汗(^^;ゞ
まぁ結果オーライですが

いつもなら朝の支度に、のんびり1時間。
金沢駅まで30分。自由席に並ぶのに30分前
都合2時間前なのですが、
少し、はしょって全部で1時間半にしました。


さすがに早朝の道路は空いていて、
駅のホームに上がると5:40金沢発の一番列車に間に合いました。

奈良公園の鹿1京都で近鉄に乗り換えた賢島行きの特急は、乗客の殆どが観光客。

奈良に着いたのは会議の1時間前の9時でした。


奈良公園の脇を歩いていると、鹿。
ここでも鹿さんと写真を撮っているカップルがチラホラ。

奈良公園の鹿2金沢は雨でしたが、奈良は快晴。

朝の清清しい空気に、公園の緑も綺麗でした。

風は寒いのですが、お日様の光はポカポカと暖かで、
鹿さんたちもの~~んびりです。

ふと、標識に目をやると春日大社まで2km弱。
徒歩にて1時間で往復できると
重い出張鞄を提げたまま、坂道を登り始めました。


奈良は久しぶりです。
しかも、いつもは奈良町方面に歩くことが多く、春日大社は不案内です。
近鉄奈良駅から直線なのですが、境内に入ってからちょっと迷ってしまいました。

普段の運動不足のため、
たったこれだけの距離なのですが、息が上がっています(^^;ゞ

「仁和寺にある法師…」で始まる徒然草の一節。
「何事にも先達は、あらまほしきものなり」の一句が、脳裏をよぎります。

春日大社漸く本殿近くの門に出てきましたが、
本殿に伺うには別料金とのこと。

時間の都合で今回は諦め、遠くから参拝させていただきました。


境内の立看板に「銀婚式・金婚式の案内」。
「神様の尊いご神縁により、結婚させていただき、永年夫婦として生活させて頂いた事に感謝し、これからも仲睦まじく、添遂げさせて頂きますよう…」とあります。

そして、本殿で執り行われる挙式の中でも
十二単を着せていただくものの初穂料は五十万円…


おっと、あまり時間がありません。

戻りは下り坂なので楽なはず…

行きより時間は掛かりませんでしたが、
足元が怪しい…(情け無い)

会議の場所に着くと、背中は汗びっしょり。


午前中の会議を終えて、また近鉄で直ぐに京都に戻ります。

午後一番で、京都でも会議。

昼食もそこそこに、タクシーで洛中へ

京都府庁会議を終えて、ふと見ると京都府庁・旧本館の立派な建物が見えました。

聞くところによると、近々博物館か何かになるのだそうで、
現役の府庁舎として使われるのは、今年度(つまり今月末)までとか。

次回来た折には、「入館料」を支払って、ゆっくり回るとしましょうか。


地下鉄で京都駅に戻り、予定よりも1つ早い列車に乗れました。

帰りの特急が湖北(琵琶湖北部地域)に入る頃、
車窓にはあられが叩きつけていました。

いつのまにか眠りに落ちいてた車内。
アナウンスは、石川に戻ってきたことを告げています。


金沢駅に降り立つと17:30前。
12時間で奈良・京都の二つの会議をこなして戻って来た事に(^^;ゞ

気温は3度前後。
昨日はフェーン現象で23度にもなったそうですから、
気温も一日で20度ほどの激変です。

日も暮れの金沢は
強い風に、雪が舞っています。


●参考ページ
◎奈良町
奈良街歩き~奈良町~(奈良県観光連盟)
奈良町ウォーク(マッシュさん)
ならまち(Wikipedia)
奈良町暮らし(さんが俥座)
奈良町資料館(公式ページ)

◎春日大社他
春日大社(「古墳のある街並みから」森本行洋さんのページ)
 →写真で的確に境内を判りやすく紹介
春日大社(公式ページ)
春日大社(Wikipedia)

奈良市観光情報センター(公式ページ)

◎京都府庁舎・旧本館
京都府庁(京都府)

掛川へ出張

2007-02-26 21:04:08 | 旅日記
気づいたら、1週間近くお休みをしていました…(^^;ゞ
やはり相当くたびれていたのと、仕事も詰まっていました…

その間お訪ねの皆様、ありがとうございます。
そして、失礼いたしました。m(_._)m


さて先週の金曜日、掛川に出張でした。
能登を9:30に出て、米原経由で到着は15時過ぎ。

午前中の会議がなくなったお蔭で、朝一番で床屋にいけました。
さっぱり・すっきりV(^^)v


七尾から金沢までは普通列車で1時間半もかかります。
特急列車の待ち合わせなどで、益々遅くなります。
普段なら長く感ずるこの区間も、
たまたま途中から乗り合わせた方とお話が弾み、あっという間でした。

姉一人・弟一人の真ん中だそうですが、
7年前に過労死で弟さんを亡くされてから、
時々豊橋から両親の元に帰っておられるご様子。

年老いたご両親だけでやっている田んぼも手伝いもされているとか…
近所にいた親戚も亡くなったそうで、これからどうしようかと
明るく笑っておられましたが…

農薬まみれの米は食べたくない
でも、遠く離れた故郷の田んぼは日常の管理ができない…
こんな方が増えてゆくのかもしれません。

その方の弟さんと僕の年恰好が近かったのかもしれません。
最後の方は、お互いに身を乗り出して話していました。


掛川と豊橋は新幹線で近くですが、
今日の天気予報は大雨。

そのお方は、金沢で時間をつぶして嵐を避けるのだそうです。
僕は、向かいのホームの特急に

田舎暮らしへの思うところはありますが、
とりあえず、本日の会合の準備…
これができることが公共交通機関利用の良いところです。

掛川は「こだま」しか停車しないなどのため、
米原から30分ほどの名古屋で乗り換えなければならないため、
意外に新幹線では、ゆっくりできません。


掛川城掛川では、天気予報は当らず、小雨程度でした。
掛川城が良く見えました。
会合が終わって日も暮れ、ライトアップされたお城も中々良いものでした。

ご当地の方々と4次会まで繰り出して、大騒ぎ(^^;ゞ


帰りは全く指定席が予約できません。
掛川を朝早く発ち、30分以上の乗り継ぎ時間を確保するスケジュールにしてみました。

ところが、思った以上に受験シーズンの混雑は強烈で
米原からの特急自由席は150%くらいだったのではないでしょうか

それもそのはず…
近頃のお受験は、男子にまで親御さんが付き添っています(^^;ゞ

女子はわからんでも無いですが
男の子は、自分だけで行くモンじゃないの?

このような状況ですから、受験生の倍の席が埋まるわけ
トホホ…

というわけで、久々に特急での立ちっ放しとなりました。

前日の会議でも約2時間立ちっ放しでしたが、
夢中になっているとそれほどの疲労感は残りません。

が、通路を渡ることもままならず
トイレに行くのも難渋する状況での
「立たされ」はやはり応えます。

受験生が多いということは、
福井・金沢・富山での下車しか期待できないということです。

観光客もそこそこ居られたので、
福井を過ぎ、芦原温泉から漸く座れました。(^^)

金沢まで30分ですが、それでも助かりました。


金沢での待ち合わせ時間を利用して
お昼は、立ち食い蕎麦
往きの前日も同じメニューでした…

一旦は、普通列車に乗り込んだのですが
固いシートに2時間(たまたまその列車は特別遅い)は
とても溜まらんと
七尾まで切符を買い足して特急に乗ることに

この日は、湖西線が強風で、
大阪・京都方面からの雷鳥系特急が1時間程度の遅れ。

その影響で、乗り継げなかった人が、自由席に並んでいます。
座れるかどうか微妙な列。

列車が着いてぞろぞろと乗り込んでいると
僕の後ろに並んでいた熟年男性たちが
誰も並んでいない隣の指定席車両から自由席に
周りの若者からはブーイング

そりゃそうだ

疲れ切っていなければ、一発お見舞いするところですが
その元気もなし

しかし、なんとかならないものでしょうかねぇ
この世代の行儀の悪さ・横着さ

件の4人づれは、2ボックスを占領して
ゆったりとすわりご満悦。

こんな年寄りにだけは、成りたく無いっ!
脇を通り、通路側の空いている席に座りました。


七尾に着いてから家族の迎えを待つ間
駅前の図書館でブログでも…
と思いきや、こちらも満席

やむなく、書籍店で立ち読み

今回は、手配が遅れたのが何よりの敗因ですが、
こういう体験をすると、出張も車を運転して行きたくなっちゃいます。


素敵な出会いも無ければ、無作法者に怒る機会も少ない車の運転と
どちらの出会いもあり、座れれば休める公共交通機関

一長一短
です


また週末に岐阜への出張があります。
まだ切符は…買ってありません。(^^;ゞ