元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

エマニュエル・トッド著「問題は英国ではないEUなのだ 21世紀の新・国家論」読了。 今まで的中した予言「ソ連崩壊、リーマン・ショック、あらぶの春、ユーロ危機、そして英国EU離脱」

2017-02-05 07:03:08 | 読書
エマニュエル・トッド著「問題は英国ではないEUなのだ 21世紀の新・国家論」読了。
今まで的中した予言「ソ連崩壊、リーマン・ショック、あらぶの春、ユーロ危機、そして英国EU離脱」そしてトランプが大統領に選ばれる可能性は高いと言っていた。

この本でEUの崩壊とスンニ派のサウジアラビアの崩壊を予言している。
その根拠は歴史人口学者からの統計的客観性に基くもので、これはとても興味深い。
ドイツと日本は直系家族形態でとても良く似ていると。サッカー選手がドイツで活躍出来るのも、これが原因かもしれない。ちなみに俊輔が大活躍したスコットランドも直系家族形態。サッカー選手が活躍出来ないイギリスやスペインは、核家族形態。
ちなみにロシア、中国、ベトナムなどの共産主義国家は、外婚性共同体家族形態。

ドイツ哲学が専門の山脇直司東大名誉教授(ドイツ側からEUを見る)と、数々のトッドの訳者でトッドの理論を良く知っている堀茂樹慶大教授のEU論でもいいし、ヨーロッパ史でもいいし、ドイツとフランスの違いでもいいし、二人の討論を聞いてみたい。

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