元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

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菅田将暉主演の映画「アルキメデスの大戦」(2019年7月公開)を見る

2021-02-01 16:56:21 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
菅田将暉主演の映画「アルキメデスの大戦」(2019年7月公開)を見る。菅田将暉は天才数学者・櫂直の役を完璧にこなしていた。ストーリーは単純だが、天才数学者の数式の世界が面白く描かれている。(10点満点で7点ぐらい)
主役が数学者で、題名があの「アルキメデスの原理」で有名なギリシャの数学者と言えば、あの東野圭吾に「この小説との出会いが、本嫌いだったバカ高校生の運命を変えた」と言わせた、小峰元さんのミステリー小説「アルキメデスは手を汚さない」を思い出す。(高校生の時に読んだから中身は全然覚えていないのだが)
でもこの豪華俳優陣の中で、ひときわ存在感を発揮していたのは田中泯さん。NHKの大河ドラマ「竜馬伝」でも、吉田東洋役ですごい存在感を見せていたけれど、今回も素晴らしい。やはり前衛舞踏家として一般大衆の前で演技するのが、すごい存在感を出すことに効いているのかもしれない。落語家もそうだが、大衆を前に芸を磨くのは一番いいのではないか。権威主義の日本では、テレビや新聞で有名人として権威を装飾しないと、なかなか大衆には認めてもらえない。つまらない芸には見向きもしない寄席小屋だったり、大道芸人が芸を行うストリートなど、こういうところでは民衆を引き付けられないと、大衆は見てくれない。


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