元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

古田徹也著「はじめてのウィトゲンシュタイン」読了。彼の前期哲学の到達点「語りえないことについては、沈黙しなければならない」を理解するには、最適な入門書ではないかと。

2021-03-01 08:42:00 | 読書
古田徹也著「はじめてのウィトゲンシュタイン」読了。彼の前期哲学の到達点「語りえないことについては、沈黙しなければならない」を理解するには、最適な入門書ではないかと。それでも哲学者は、何故にその「語りえないこと」を考え、語り続けるのか?ある時は西田哲学のように、「語りえぬ」そのもの(こと)になりきる純粋経験のように。後期ウィトゲンシュタインがある遺稿の中で引用した、ゲーテの「現象の背後に何も探してはならない。現象それ自体が学説なのだ」を実践したように。


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