帯に「経済成長なき時代のお金の生かし方」、「消費者であることは、半ば自分で選び取っていますが、半ば企業や市場にコントロールされています。その状態から決して逃避しなければならないと、私は思うのです」、「消費第一世代として株主資本主義のど真ん中生きてきた著者がたどりついたのは、・・・・半径3Km以内の暮らしだった。」とある。
これだけグローバル化が進んで、TPPなどますます米国の経済戦略に取り込まれる日本で、半径3Km以内の暮らしが日本人全体の生き方として可能なのか?甚だ疑問であるが、一部の商店街を中心とした地域コミュニティが存在する地域に住んでいる人達には一番適した生活である事は間違いない。その日に必要な物だけを買えばいい。週末毎に大きなスーパーで買いだめして大きな冷凍庫に食品を保存しておく必要もない。地元のお惣菜屋さんで食べる分だけ買えばいいのである。以前読んだ國分さんの「暇と退屈の倫理学」で学んだ消費より浪費をしようと言う考え方がに近い。ここで言う浪費とは、安かろう悪かろうの商品を大量に買って、ダメになったら捨ててという消費ではなく、多少値段が高くても良い商品を大事に長く使おう、スーパーでついつい買ってしまい、使うこともなく賞味期限切れになってしまう食品を捨てる生活をやめようという発想。
また、確かに消費は企業や市場、特にTVにコントロールされているという意見には同感。TVの健康番組が多くなったのも、健康食品のCM数を見れば一目瞭然。番組で危機感を煽って健康食品を売る。まさにこの本で紹介されている詐欺商法の一つである。
未曾有の超高齢化社会、人口減社会の到来を見据えて、どう生きていくのか?生き方を見直すいい機会を与えてくれる素晴らしい本である。
これだけグローバル化が進んで、TPPなどますます米国の経済戦略に取り込まれる日本で、半径3Km以内の暮らしが日本人全体の生き方として可能なのか?甚だ疑問であるが、一部の商店街を中心とした地域コミュニティが存在する地域に住んでいる人達には一番適した生活である事は間違いない。その日に必要な物だけを買えばいい。週末毎に大きなスーパーで買いだめして大きな冷凍庫に食品を保存しておく必要もない。地元のお惣菜屋さんで食べる分だけ買えばいいのである。以前読んだ國分さんの「暇と退屈の倫理学」で学んだ消費より浪費をしようと言う考え方がに近い。ここで言う浪費とは、安かろう悪かろうの商品を大量に買って、ダメになったら捨ててという消費ではなく、多少値段が高くても良い商品を大事に長く使おう、スーパーでついつい買ってしまい、使うこともなく賞味期限切れになってしまう食品を捨てる生活をやめようという発想。
また、確かに消費は企業や市場、特にTVにコントロールされているという意見には同感。TVの健康番組が多くなったのも、健康食品のCM数を見れば一目瞭然。番組で危機感を煽って健康食品を売る。まさにこの本で紹介されている詐欺商法の一つである。
未曾有の超高齢化社会、人口減社会の到来を見据えて、どう生きていくのか?生き方を見直すいい機会を与えてくれる素晴らしい本である。
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