元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

人間国宝の桂米朝師匠

2016-04-11 07:25:09 | つぶやき
人間国宝の桂米朝師匠
「はなし家になったのは好きやからということもありますが、一人でやる芸で、衣装も大道具もメーキャップもなしで、それでいてドラマのような世界が描ける、それに魅力を感じたからです。私の描いた世界と、受け手の世界が一致する。そのときは冥利(みょうり)を感じます。」

噺家さんが作るバーチャルな世界を受けて、観客それぞれが作るバーチャルな世界は、たぶんそれぞれ違うはずなのに、寄席小屋全体が一体化したバーチャルな世界に包まれる。この一体感の違いが名人と言われる所以のような気がする。