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金魚のひとりごと

縁日ですくってきた金魚も大きくなりました

お便り‥

2007年02月21日 | 回想

ちょっと思い出したことがあって‥

宝箱を探ってみた‥


 お父さんへ

 元気ですか?

 ぼくは元気です。

 はやく、びょうきをなおしてください。

 けれど、むりはぜったいにしないでね。

 ぼくたちの心ぱいはしないで

 自分のことを心ぱいしてはやくなおしてください。

 家でまっていますからはやくなおしてください。

 むりはしないでね。

 ゲームボーイありがとうございました。

                  長男 より



  
 父が入院していた時

 息子が手紙を書いてくれました

 すっごい励ましと勇気をもらったけなぁ~
 




二つの後悔

2007年02月11日 | 回想
土曜日の夜‥となると〝寅さん〟を思い出す

もう終わってしまったが
毎週のように〝寅さん〟の映画には楽しませてもらった
笑いあり‥涙あり‥考えさせられることも多かった

そんな〝寅さん〟にこんなシーンがあった



『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』


日本画壇の孤高、池ノ内静観を演じた宇野重吉が
初恋の人志乃役の岡田嘉子に再会する



静観 「お志乃さん」

志乃 「へ?」

静観 「申し訳ない‥」

志乃 「どないして?」

静観 「僕はあなたの人生に責任がある」

志乃 「和夫さん(静観の本名)

    昔とちっとも変わらしまへんな、その言い方」

静観 「いや、しかし‥僕は後悔してるんだ」

志乃 「じゃあ、仮にですよ、
    
    あなたがもうひとつの生き方をなすっとったら

    ちっとも後悔しなかったと言いきれますか?」

静観 「‥‥‥‥」

志乃 「私、近頃よくこう思うの。

    人生に後悔はつきものなんじゃないかしらって。

    ああすればよかったなあ‥‥という後悔と、

    もうひとつは、

    どうしてあんなことしてしまったのだろう‥、という後悔‥」

静観 「‥‥‥‥」




ただ漠然と生きてきただけではない
何か深いものが流れているような気がする

〝寅さん〟は喜劇映画だ

映画はそんなたくさんの人の生き様に支えられている



映画といえば‥

2007年01月07日 | 回想


映画といえば‥‥

実家の近くに映画館があった
小さな田舎町だったが
昔は需要もあったのかもしれない

館内と廊下を隔てる壁には
窓枠のようなものがあり
映画が始まると雨戸のようなものをはめていた

暖房用か
足元にはパイプが通っていたように思う


小学校の集金袋には
〝映画代〟という項目があった
年に何回かは貸切で映画館に行っていた

その時は普段上映している
成人映画のポスターに
白い紙を覆って見えないようにしていた

甲子園を目指していた
〝片足のエース〟という映画を観たことを覚えている



中学生になると
〝許可映画〟と称して
文部省推薦とかの映画ポスターが
校内に掲示され
指定された日に希望者が見に行っていた


その頃になると
館内の椅子を何ヶ所か取り外し
最新式のストーブを置いていた
暗い館内に青白い炎と〝ボッー〟という音が響いていた


後方は一段高くして
畳敷きの床にコタツを置いていた
もちろん早い者しかコタツに入れないが
コタツに足を入れ
みかんを食べながら映画をみた想い出がある



〝ガメラ対ギャオス〟
〝大魔人〟
〝日本沈没〟
〝野麦峠〟
〝幸福の黄色いハンカチ〟etc



そんな想い出の映画館も
今は銀行の駐車場になり

昔の面影は何も残っていない





懐かしきもの‥

2007年01月06日 | 回想


懐かしきものが‥でてきた‥


学生時代‥
映画が好きだった

映画館にもよく通った‥と思う

でもお金は無かった

今も無いけど‥

当時のロードショーは
学生で800~1200円
とてもじゃないが
しょっちゅうお世話になれる金額じゃなかった


東京葛飾区青砥に〝京成名画座〟なる映画館があった
寅さんの帝釈天に行くための分岐点だった

封切作品じゃあなく
作品は1週間ぐらいで入れ替わるけれど
料金は300~400円均一で
〝京成名画座〟の存在は苦学生にはありがたかった

映画を観るときは
物を食べたり、飲んだりしない
という自分だけのポリシーみたいなものがあった
(数年後にはそんな決め事もあっけなく崩れ去ったけど‥)

スクリーンで
いろんな場面に出会い
美しい情景の中にひたっていた
まるで、自分が主人公のように
そして
いろんな人々にも触れあうことができた

自分の中の〝憧憬〟だったのかもしれない


あの頃には必要な体験だったような気がする

今でも、そしてこれからも
必要なことがいっぱいだけど

あの頃の体験や想い出が
ちょっと大げさに言えば
人格を形成してくれたような気がする



そんな場所も
数年前に幕を閉じたという





観点

2006年12月15日 | 回想


先日放送された「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか?」 

その中に福島県在住の31歳の女性がいた。
19歳で結婚、その後離婚。
小学6年と小学4年の男児の母親。
生活のため昼はパート。
子どもを寝かしつけてからもまた仕事。
睡眠時間は4時間、月の収入は18万余り。
プラス母子家庭の手当4万が支給されるという。
但し、法改定で減額される予定。


2つ違いの兄弟ということで「ウチと同じだ~」という妻はこんな感想を漏らした


小学4年の男の子が駄々をこねている
お母さんはこれから仕事なのにあまり困らせるなよと思っていたら

「小4ぐらいだと、こういうことあるのよね~」
「母の愛情が一番必要な時期かもしれない‥」
「今ぐらいになると母親は煙たがれて、シッシッとされるわ‥‥」

実際パソコンをしている次男(中2)をのぞき込んだ妻は
手でシッシッと邪魔にされている

もちろんこの番組の主旨は違うところだが
そんな観点もあるのかぁ~とちょっと思った




2006年12月10日 | 回想

       日がさして冬もちょっと休憩



先日新聞のコラムにこんなのがあった

農業高校で農業を生業としていない家庭の生徒が、
土に触れて半年もたつと、
無気力だった者が突如意欲的に活動したり
見違えるほどに変容を遂げることがあり
驚かされる場合がある

農耕民族の血とは別に、
土とのふれあいに生徒たちの魂を揺さぶる力がある

自分の植えた植物が、
自分の愛情を裏切らずに
花を咲かせ、実を結ぶ姿に感動し、変容を生む‥という



「家庭菜園」「ガーデニング」「庭いじり」
いろいろな土に関する趣味がある

耕したり、肥料をあげたり、草をとったり
手間をかけただけ植物はそれに答えるように育ってくれる


これからまわりは白い季節
土に触れるのもちょっとお休みですが
雪の下でも植物はちゃんと生きています

来春には植物に負けないように意欲的に活動しなくちゃ



『夕焼けの詩』

2006年12月07日 | 回想

趣味は映画を観ること‥‥
そんな時もあった

先日放映されたの「ALWAYS 三丁目の夕日」を録画して観た

すぐに感想とかをのせればいいのだろうけど
gooブログのトレンドランキングにのっていたり
たくさんの人がブログにのせていたので
やめた!‥‥天の邪鬼な性格です!


今日は原作の話

『夕焼けの詩』

副題が三丁目の夕日だと思う

原作といってもコミック
コミックといって侮る無かれ!
たかがコミック、されどコミックなのだ

もちろん個人の趣味もあり好き嫌いもある
だから、これはいいよ~とは言わないけど‥

初めてこのコミックを手にしたのは
30年近くも前のことだと思う
学生時代から集め出して
本屋さんにも足を運んで
最近はインターネットショッピング


人物像などリアルさもないけど
昭和30年代のなんかほのぼのして温かい世界がそこにはある

コミックとして1巻~52巻まで発売されている

ひとつひとつ読みきりの話なので読みやすいこともあり
何度読み返したことか
懐かしいなあ~と感じたり
へぇ~と思ったり

全然知らない世代なのに
息子達も時々読んだりしている

コミックでこんなに面白いんだもの
映画化されて面白くないわけがない‥と思っている
でも、映画化は大変だったろうな

コミックでは六さんは男の子であり
鈴木オートの社長もあんなに熱血社長ではない
茶川さんもあんなに若くないし
淳之介もメガネをかけているんだ

でもそんなことなんてどうでもいいこと

〝ピュアだったあの頃に見えていた世界が
色あざやかによみがえってくる―――〟

現代が忘れ物をしてきたような
大切なものがいっぱいある時代のような気がする
笑いあり、涙あり、懐かしさあり

みんな一生懸命で、人間って、家族っていいなぁって‥‥


映画館では観てないし、DVDも観てないけど
評判どおり素敵な映画でした



ホーホケキョ!3

2006年12月03日 | 回想

先日まで紅い葉をつけていたと思っていたのに
冷たい雨や風に飛ばされて
今朝は真っ白く包まれた〝ドウタンツツジ〟


「いらない‥」と言っていた息子達

去年のジャンバーは袖も短くなって
窮屈になってしまっている

あわてて、冬物衣料の買出しに行っている

「もっと早くから準備しておけばいいのに‥」




「ホーホケキョ となりの山田くん」に
こんなシーンがあった

小学校の教室
黒板には「今年の決意」

子ども達がそれぞれの「今年の決意」を手にしている
「仲良く」 「勉強」 「健康」

「先生の決意は何ですか?」 子ども達が質問している

「結婚ですか‥」
「転職ですか‥」 

先生はすらすらと書いて黒板で発表!

「これです!!〝適当〟 てきとうにね!」


適当‥なんと素敵な響きであることか‥
適当‥決していい加減なことじゃない

適当‥ちょうどよくあうこと、ふさわしいこと

これからも〝適当〟に生きていきたいと思っている




ホーホケキョ!2

2006年12月02日 | 回想

昨晩、「三丁目の夕日」の映画をやっていた
ビデオ録画していて午前中に見た

別に家族で見るつもりはなかったけど
みんな集まってきて結局はみんなで見た

う~ん! よかった!

感想は後日にアップするとして
今日は違う映画の話‥‥


退院した頃だったと思う

「ホーホケキョ となりの山田くん」のアニメ映画を
テレビでやっていた

こんなシーンがあった

結婚披露宴で夫が祝辞を述べるところ

「えー本日はお日柄もよく‥」

手元のカンニングペーパーをのぞこうとしたら‥
そこには‥
妻が手渡してくれた全く違う、買い物のメモが‥

焦る! 焦る! 何とかしなくては‥


「えー 人生何が起きるかわかりません
今の今まで順調にことが運んでいるようにみえても
突然、どん底に突き落とされることもあります
それも、よりによって一番頼りにしていた相手の手によって‥

しかし、人生あきらめが肝心です
あきらめこそ いかなる事態にであっても
くじけたり、おれたり、きれたりしないための秘訣なんです

どんなひどい仕打ちでも
それが悪意からでたものでない限り
あきらめがあれば許せます
いや許さなければ生きていけません

仕方がない、しゃあない、というのは
決して消極的なだけの言葉じゃない
これが絶対に必要なんです

家庭を元気よく楽しく営んでいくには‥です
人生を前向きに乗り切っていくには‥です

どんなつらいことがあっても 〝しゃあないやないか‥〟
このいっけん後ろ向きみたいな言葉を
呪文のように唱えて
立ち直るしかないんじゃあないでしょうか‥‥」  
  (略)     


何かジーンとした記憶がある

こんなふうになってしまって
これからどうしよう‥って思っていた時に

〝しゃあないやないか‥〟

励まされたというか
元気をもらったというか
ちょっとだけ明日が見えたような気がする

今もそんな気持ちにしっかりお世話になっています




ホーホケキョ!

2006年12月01日 | 回想
今日もしっかり休んでしまった

パソコンなんてしていいのって言われそうだが
(誰も言わないけど‥)
寝ていてもどうなるものでもないし
息抜きのためにちょっとしています



スタジオジブリ作品に
「ホーホケキョ となりの山田くん」というのがあった
アニメ映画だがこんな場面がある

   「七度三分‥」 体温計をおばあちゃんがみている
   「休んだら‥? 会社がなにしてくれるわけじゃないし‥」と妻

   「そうだな‥休んじゃおうかな‥三連休にもなるし」と夫
   「そうしなはれ‥」とおばあちゃん
   「たまには自宅静養もいいんじゃないの‥」と妻

   しばしの沈黙

   「どうしたの?」と妻

   「休んじゃえと思ったとたんに、体が楽になって‥
   これなら行けるかなぁ‥」
   と立ち上がる夫


うん!うん!わかるな~
金魚も明日は立ち上がるかな‥