彼はあらぬことを想像していた
月一回の定期診断の時、思い切って口にしてみた
「あの…排便の時にちょっと違和感があるんですけど…」
(これでも恥じらいと勇気を振り絞ったのです…)
症状を詳しく話して…
いつもの血圧測定をおこなう
「大きく深呼吸して…」
案の定、血圧はいつもより高めでした
(だってそれなりに緊張していたんだもの…)
「じゃあお尻も診てみましょうか?」
「はい…お願いします…」 というのもおかしいけど…
「そこに横になって…」
「壁のほうをみて、膝を曲げて…」
まだ若い?看護婦さんが
「下げますね…」
とズボンやパンツを事務的に下げていく
医者が手袋をはめる音が聞こえる
指を突っ込んで、ぐりぐり…
(あ… ウンチは出ないだろうか…)
「今度は機械を入れますね…」
(え~ オナラが出たりしないだろうか…)
ちょっとどころか、大いに不安になる
その後看護婦さんがお尻のまわりを拭いてくれた
あ~恥ずかしい…
塗り薬と飲み薬を処方してもらう
いつもの血圧の薬も…
いろいろあって、ちょっと緊張もしたけど
思い切って診てもらってちょっと安心しました
翌朝、昨日までとは違う晴れ晴れとした彼の笑顔があった
暦では立春もすぎたものの、まだ北国の風は冷たい
月一回の定期診断の時、思い切って口にしてみた
「あの…排便の時にちょっと違和感があるんですけど…」
(これでも恥じらいと勇気を振り絞ったのです…)
症状を詳しく話して…
いつもの血圧測定をおこなう
「大きく深呼吸して…」
案の定、血圧はいつもより高めでした
(だってそれなりに緊張していたんだもの…)
「じゃあお尻も診てみましょうか?」
「はい…お願いします…」 というのもおかしいけど…
「そこに横になって…」
「壁のほうをみて、膝を曲げて…」
まだ若い?看護婦さんが
「下げますね…」
とズボンやパンツを事務的に下げていく
医者が手袋をはめる音が聞こえる
指を突っ込んで、ぐりぐり…
(あ… ウンチは出ないだろうか…)
「今度は機械を入れますね…」
(え~ オナラが出たりしないだろうか…)
ちょっとどころか、大いに不安になる
その後看護婦さんがお尻のまわりを拭いてくれた
あ~恥ずかしい…
塗り薬と飲み薬を処方してもらう
いつもの血圧の薬も…
いろいろあって、ちょっと緊張もしたけど
思い切って診てもらってちょっと安心しました
翌朝、昨日までとは違う晴れ晴れとした彼の笑顔があった
暦では立春もすぎたものの、まだ北国の風は冷たい