貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

布賀のニフォントフ石

2024-04-13 13:01:44 | ややレア

布賀鉱山というのはあまりに有名。ということを知ったのは最近のこと。まあ石好きにならなきゃ知らないですわな。
布賀では様々なレア鉱物が出るけど、一般に流通する鉱物としては、逸見石、五水なんちゃら(こら)、そしてニフォントフ石などがある。ネットで国産鉱物を眺めていればいやでも目に入る。ここ産のスパー石は前に上げた。なお布賀については改めて別項に簡単なメモを。

で、先日ヤフオクを眺めていたらそのニフォントフ石が出ていた。写真は特に目立った美しさはなかったのだけど、なぜかえらくお安いまま推移している。「おやおや、だったらぜひ。といってもこのまんまで行くわけはないよね」と入札しておいたら、そのまんま落札してしまいました。
レアではあるだろうけどあんまり美麗さはないのかなと思っていたら、落手してちょっとびっくり。

結晶の輝きが美しい。無色なのだろうけど、ごくごくかすかに黄色か緑かを感じる。
どうもうちのライトとピク7だと青く写るんだけど。



「いやこれ、きれいな石じゃん」と唖然としたのでした。

Nifontovite。ニフォントヴァイト。名前はロシア人名から。
組成は Ca3B6O12・8H2O。何じゃこれ。一応ホウ酸塩鉱物なんだろうけど普通の BO3 ではない。B の3倍だったら O は18になるはずなのに12しかない。代わりに水がくっついている。ようわかりません。
原産地ロシアのほか、内モンゴル、メキシコ、布賀でしか出ていない。レアですなあ。

お安かったのは分離結晶だからかもしれない。母岩があって、「ああ布賀だねえ」と感激できるものなら引く手あまただったかも。
あちきは素人だからいいのです。何より、レアで美しい石がゲットできたのだから、とても嬉しい。

ニフォントフ石、きれいですよ。(皆知っとるんだろw)


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