パワフルボイス！

　ゴスペルネタは久しぶりです～。いや、普段はもう一つのSNSの方にまとめて書いてるんですけどね（ブックマーク参照・晴れるや！ハレルヤ！）。

　今年はステージが少なくて、人前で歌う機会が少ないと思っていたら、夏と秋に急に二つもステージが入りました。ほっと一安心というか、これでまた遊びが優先されるというか。とばっちりを受けるのはうちの亭主ですので、ここで前もって謝っておきます。

　父ちゃん、ごめんよ！　母ちゃんはまた歌うよ！！
　毎度の事だけど、歌うよ！！！
　ま、歌うなって言っても歌うけどね（笑）

それはさておき。

　ここ最近、クワイアでソロとかリードとかをとらせてもらってます。まあ、要するに、一人でマイクを持って歌う機会が多いということです。
　ところで、私の声はソプラノです。実際に聞いたことのある人はおわかりでしょうが、相当高いんですよ。そんでもって、どちらかというと金属的な要素が多いんですなぁ。自分で言うとこっぱずかしいですが、「高い澄んだ声」に分類されます。これが私には少々不満でして。
　二十歳くらいからジャズを聴くようになりました。それまでは八神純子とかホイットニー・ヒューストンとかばりばりソプラノ歌手が好きだったんですが、ジャズに出会って低音の魅力に取りつかれちまったのです。
　サラ・ボーンから始まり、カーメン・マクレー、エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロングなど、なんとも胸の奥深いところにズズズ～ンと重低音で響く感じ。世間の暗がりで飄々と生きていく人生とでもいいましょうか。人生って決してバラ色ではないけど、味わい深いもんですなあ……と、感じさせてくれるのです。
　ゴスペルを歌うようになって、そんでもってソロを歌うようになってつくづく思うのは、高い声の軽さ！！　低い声には到底かなわないのですよ……。綺麗な歌を綺麗に歌うのは出来るけど、人生の重さや苦しみを乗り越えた後の達観を表現するにはどうも厚みが足りない……。
　無理して声を飛ばした時には森進一みたいになっちゃうので密かに喜んでいたりするのですが、幸か不幸か十日もすればまたソプラノに戻ってしまうのです。

　このハンディを乗り越えるのはただ一つ！　表現力と声質のバリエーションを増やすこと！！　そして声量！！！

　声量はともかく、表現力と声質というのはまだまだ満足いくレベルではありません。いつか聴く人の胸の奥底に、ズドドド～ンとミサイルを一発ぶち込むような、そんなパワフルボイスをゲットするために、ちえぞーの歌の修行は果てしなく続く……。


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　……って、あたしゃ一体どこを目指してるんだ（笑）