いよいよ千秋楽です。今日はチビ太郎も保育園を休んでネエチャンの応援に同伴出勤(笑)。
楽屋では四人の子供達(子役三人+おまけのチビ太郎)と入念に発声練習と早口言葉、そして台詞の全てのチェックをしました。子供達よりも親の方が緊張しているような状態で……。とにかくなんとか事なきを得ることだけが望みです。
一回目の舞台は皆バッチリ! この調子で二回目も! と意気込んで臨んだ本当の最終回にそれは起こったのです……。
チビ子の最初の出番は「学校からしょんぼりしながら帰って来る」という設定なのです。いつも通り下手から出てきたチビ子を見て驚愕! おい、ランドセルはどうした?! 背中に背負っているはずのピンクのランドセルがなあああああい?!
二階の客席で見ていましたが、思わず隣のチビ太郎に、
「ちょっと、ネエチャン、ランドセル背負ってる?」
と訊くと、チビ太郎も目をぱちくりさせながら、
「……ない!」
おいおい、チビ子よ、どうなってるのだ?! いや、まあ、ランドセルが無くても話の進行にはなんの問題も無く、初めて見るお客さんにはわからないはずだ。このまま無事に済んでくれ~。
と、冷汗をかいてい間にチビ子は順調に台詞を言って、上手にハケていきました。ほっとした次の瞬間、座長の辻本さんが、
「先生、チビ子ちゃんのランドセル、どうしたんですか?」
と、アドリブで突っ込みを入れたではないか?! ど、どないする気や?!
アドリブでふられた「先生」役の女優さんは戸惑いながら、
「ランドセル、ですか? ………」
おいおいおいおい! 絶句するなよぉぉ。気の利いたアドリブ返してくれよおおお(涙)。
会場からはどよめきのような笑いが湧き上がり、辻本さんが苦笑いしながら、
「そうですか~、ランドセルはきっと学校に忘れてきたんですね~」
と、フォローになるようなならんようなフォロー。客席の笑い、悶絶する私。
この悲劇はこれだけでは終わりませんでした。
その後、吉田ヒロさんが登場するのですが、ランドセルを身体の前に背負って出てきて、
「ランドセル、道に落ちてたよおお」
客席からの爆笑。悶絶して気絶寸前の私。もう、可笑しいやら恥ずかしいやら。こうなったら一緒に笑うしかありませんわ。おほほほほほほ。
最後の最後にやってくれたチビ子でありました。勿論後から座長のところに謝りに行かせましたよ。でも座長は優しく、
「あんなん気にせんでエエ。ええ芝居やったで。どんどん良うなっていったな、頑張ったなぁ」
と、誉めてくれたのでした。辻本さん、ホンマに、すんませんでした~(汗)。
全ての芝居が終わってから全員で集合写真を撮りました。その後のチビ達はもうてんやわんや。全ての役者さんからサインをもらうために楽屋から楽屋へと飛び回っていました。皆さん、にこやかにサインをして、子供達にねぎらいの言葉をかけてくださいました。島木譲二さんからはサイン入りの灰皿までもらっちゃいました♪ ご本人曰く
「スナックに行ったら、コレ、一万円くらいで売れるんやで~。大きいなったら一万円、払おてや~(笑)」
だって。
最初の稽古からつきあってくれた若手の女優さん達とは、本当に別れづらいようでいつまでも廊下で写真を撮ったりじゃれあったりしていました。
思えば、記者会見から今日までの半月。どれだけ長いのかとクラクラしていましたが、全てが終わってしまった今となっては、まるで夢の中にいたようです。
夢のなかは 夢も現も夢なれば
覚めなば夢も 現なりけり
まさしくそんな気分です。チビ子もそんな想いを噛み締めているのか、帰りの電車の中では暗い外の景色を呆然と眺めておりました。彼女の中でこの夏の思い出が実感としてこなれるのにはまだもう少しかかることでしょう……。
辻本茂雄さん、吉本新喜劇の皆さん、スタッフの皆さん、職場の皆さん、家族達、全ての方々に感謝いたします。
皆さん本当にありがとうございました。
ぽちっと一押しお願いします
楽屋では四人の子供達(子役三人+おまけのチビ太郎)と入念に発声練習と早口言葉、そして台詞の全てのチェックをしました。子供達よりも親の方が緊張しているような状態で……。とにかくなんとか事なきを得ることだけが望みです。
一回目の舞台は皆バッチリ! この調子で二回目も! と意気込んで臨んだ本当の最終回にそれは起こったのです……。
チビ子の最初の出番は「学校からしょんぼりしながら帰って来る」という設定なのです。いつも通り下手から出てきたチビ子を見て驚愕! おい、ランドセルはどうした?! 背中に背負っているはずのピンクのランドセルがなあああああい?!
二階の客席で見ていましたが、思わず隣のチビ太郎に、
「ちょっと、ネエチャン、ランドセル背負ってる?」
と訊くと、チビ太郎も目をぱちくりさせながら、
「……ない!」
おいおい、チビ子よ、どうなってるのだ?! いや、まあ、ランドセルが無くても話の進行にはなんの問題も無く、初めて見るお客さんにはわからないはずだ。このまま無事に済んでくれ~。
と、冷汗をかいてい間にチビ子は順調に台詞を言って、上手にハケていきました。ほっとした次の瞬間、座長の辻本さんが、
「先生、チビ子ちゃんのランドセル、どうしたんですか?」
と、アドリブで突っ込みを入れたではないか?! ど、どないする気や?!
アドリブでふられた「先生」役の女優さんは戸惑いながら、
「ランドセル、ですか? ………」
おいおいおいおい! 絶句するなよぉぉ。気の利いたアドリブ返してくれよおおお(涙)。
会場からはどよめきのような笑いが湧き上がり、辻本さんが苦笑いしながら、
「そうですか~、ランドセルはきっと学校に忘れてきたんですね~」
と、フォローになるようなならんようなフォロー。客席の笑い、悶絶する私。
この悲劇はこれだけでは終わりませんでした。
その後、吉田ヒロさんが登場するのですが、ランドセルを身体の前に背負って出てきて、
「ランドセル、道に落ちてたよおお」
客席からの爆笑。悶絶して気絶寸前の私。もう、可笑しいやら恥ずかしいやら。こうなったら一緒に笑うしかありませんわ。おほほほほほほ。
最後の最後にやってくれたチビ子でありました。勿論後から座長のところに謝りに行かせましたよ。でも座長は優しく、
「あんなん気にせんでエエ。ええ芝居やったで。どんどん良うなっていったな、頑張ったなぁ」
と、誉めてくれたのでした。辻本さん、ホンマに、すんませんでした~(汗)。
全ての芝居が終わってから全員で集合写真を撮りました。その後のチビ達はもうてんやわんや。全ての役者さんからサインをもらうために楽屋から楽屋へと飛び回っていました。皆さん、にこやかにサインをして、子供達にねぎらいの言葉をかけてくださいました。島木譲二さんからはサイン入りの灰皿までもらっちゃいました♪ ご本人曰く
「スナックに行ったら、コレ、一万円くらいで売れるんやで~。大きいなったら一万円、払おてや~(笑)」
だって。
最初の稽古からつきあってくれた若手の女優さん達とは、本当に別れづらいようでいつまでも廊下で写真を撮ったりじゃれあったりしていました。
思えば、記者会見から今日までの半月。どれだけ長いのかとクラクラしていましたが、全てが終わってしまった今となっては、まるで夢の中にいたようです。
夢のなかは 夢も現も夢なれば
覚めなば夢も 現なりけり
まさしくそんな気分です。チビ子もそんな想いを噛み締めているのか、帰りの電車の中では暗い外の景色を呆然と眺めておりました。彼女の中でこの夏の思い出が実感としてこなれるのにはまだもう少しかかることでしょう……。
辻本茂雄さん、吉本新喜劇の皆さん、スタッフの皆さん、職場の皆さん、家族達、全ての方々に感謝いたします。
皆さん本当にありがとうございました。
ぽちっと一押しお願いします
また、見せてね
デイで上映会させてもらおうかな(笑)。
やる時絶対教えてな~
もちろんチビ子ちゃんも来るよなぁ
めっちゃ会いたいわ
ある時絶対よんでね
了解~
ママと相談するわねん