チビ子、ＭＲＩを受ける

　先日予てから気にかかっていたチビ子の頭部ＭＲＩを受けに行った。何故、六歳の幼子の頭の写真なんかとらなくてはならないのかと言うと、話せば長いことでございますが、ざっと噛み砕いて言いますと・・・。
　私の父（チビ子の祖父）がモヤモヤ病という難病を持っている。どういう病気かというと、脳内の大きな太い血管が何故か（原因は不明）狭窄してしまい、それを補うために脳内の毛細血管が異常に繁殖するという病気だ。毛細血管で脳内の酸素の供給を補っているのだが、いかんせん、血管が細いため切れやすい・つまりやすいというリスクを背負っている。父は不運なことに、大人になってから血管が三度に渡って詰まり、現在の寝たきり生活を送るハメになっている。
　一応、多因子遺伝ということで直接病気が子々孫々に遺伝する訳ではないらしい。私と弟はちゃんと太い血管を脳内に持っていることが判明している。
　正直なところ若い頃は色々な葛藤があったのだが、自分の中でそれらを処理した上で結婚して子供を産んだ・・・。が、自分は遺伝しなかったが、子供達はどうだろうという不安はやはりゼロではない。ついでにチビ子はチビのくせに頭痛持ちなのである。頭痛以外の典型的な症状はないものの、「もしや。まさか。しかし。」などというネガティブな思いがついて回っていた。そしてついに思い切って今回の検査を受けることにしたのだ。
　で、その結果。
　白！ＭＲＩでの画像診断ではモヤの所見はなし！！

　これでまずは一安心。・・・次はチビ太郎の番だな。もうちょっと大きくなって大人しくＭＲＩの機械に収まるようになれば検査しよう・・・。