日向で雪遊び

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『すみだ北斎美術館』に行ってきました。

2018年01月29日 | 散策
ここ最近、気温が低くて非常に困ります。
そんな寒風にも負けず、「すみだ北斎美術館」に行ってきました。
前々から興味があった事に加え、元旦にFGOで葛飾北斎を引いた縁もあり、よし行こう!という具合です。


美術館の外観。シルバーに輝く様が特徴的。

中に入るとお土産コーナーがしっかりあり、お決まりのポストカードやお菓子の販売と、商魂逞しいぞ!
個人的に、江戸切子もあるのがポイント高し。あ、値段も高いですよ?(ぁ)

チケットを購入すると、常設展示のある4階へ。
因みに、移動はエレベーターのみになります。


須佐之男命厄神退治之図

展示場所に入るや、巨大な絵が飾られていました。
何でも、このスサノオの絵は関東大震災で焼けてしまった物を再現したのだとか。
こういう今はもう無い物が見れるのは嬉しいです。

展示ブースごとに経歴と作品が順々に分かれており、どういう時代だったのかが分かり易い。
同時期の有名人や世界史での流れも並行して載っているので、自分のような歴史好きには堪りません!
中でも「潮干狩り」の絵が気に入りました。写真がNGな品なので、撮ってこれませんでしたけどね。


富嶽三十六景神奈川沖浪裏。北斎の代名詞的作品。


晩年の様子の等身大模型。手前が北斎。奥が娘のお栄さん。
中がごみごみしてるのは史実通りなのです。


実際に行ってみた感想としては、北斎の情報がまとまった場所といった印象。
絵画や浮世絵は勿論のこと、漫画表現のルーツともいえる物に触れられる機会は得難いものです。
この辺は、自分が漫画やアニメ作品が好きだというのも大きいですね。

そして何より、北斎の絵に対する圧倒的な想いは圧巻の一言。
晩年まで筆を執られ、ひたすら上を目指し続けたその足跡は胸に来るものがあります。
道を究める人間は、こういう人の事を言うのだな、と・・・。

逆に気になったこととしては、展示品がやや少ないという点。
北斎ゆかりの品などはなく、あくまで絵に関連するものがメインです。
個人的には、娘であり、同じく優秀な絵師であった葛飾応為にあまり触れていなかったことが勿体無い。
此方も掘り下げていたら、北斎自身もより掘り下げられると思うのですよ!

そんなわけで、常設展示だけでなく、企画展もしている時期に行く方が満足度も上がるでしょう。
上手く自分の好みに合った時期を見つけられると、より深く楽しめると思います。




●料金(常設展)
1.一般  400円(団体320円)
2.高校生、大学生、専門学校生、65歳以上 300円(団体240円)

●所在地
〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号
開館時間 9:30~17:30
毎週月曜日に休館

●アクセス
・都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
・JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
・都営バス・墨田区内循環バス「都営両国駅前」より徒歩5分
・墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ

●公式サイト
すみだ北斎美術館

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