■古代史でセカンドライフを充実
これまで14回にわたって素人の私が自分なりに古代史を学ぶ様子をお伝えしてきました。最終回の今回は、古代史に取り組み始めたころのことと、古代史を通じてセカンドライフをどう充実させようとしているのか、をご紹介して終わりにしたいと思います。
ビジネスマンとしてのキャリアを店じまいするにあたってセカンドライフをどう過ごそうか、と考えて出した答が「子供の頃からやりたかった古代史をやろう」ということでした。ただ、古代史をやるといっても何をするのか、何をしたら古代史をやったことになるのか、自分は本当に何をしたいのか、、、まずは、とにかく何か形を残していこうと漠然と考えて、本を読んだあとに記憶に留めておきたいことをノートに書き残していくことを始めました。本を読んで線を引き、ノートに書いていく。これはまさに「勉強」でした。勉強が進むにつれて興味の範囲も広がり、読書の量も増え、様々な事象につながりが見えてくるようになりました。それを図や表にしたり、文章にまとめたり。そういうことを続けていた昨年の正月、「年内に本を出そう」という目標が突然浮かんだのです。
そう決めたあとは、本を出すといっても何をどうすればいいのか全くわからないままに原稿作成に取り掛かりました。一冊分の目安として12万文字を目標に。しかし、「邪馬台国はここだ」のようにテーマを決めて深掘りしようとしても12万文字も書けるはずがありません。そんなことしてたらいつまでたっても結果にたどりつかない。そう思った私は、「点」としての様々な事実や事象を時間軸や空間軸でつないで「線」や「面」にして、古代を広く浅くでいいから俯瞰してみようと考えました。
原稿を書き始めて半年くらい、目標の12万文字にはまだ少し時間が必要だと感じ始める一方で、自分の考えを早く発信したいという思いが日増しに強くなっていきました。そして、書き溜めてきた原稿をブログにして発信していくことにしたのです。それが「古代日本国成立の物語」(当ブログ)です。昨年(2016年)の夏から始めて、当初は書き溜めた原稿もあったので毎日新しい記事をアップすることを目標に続けてきたのですが、最近は滞りがちになっています。それでも毎日数十人(4年経った現在は数百人まで増えました!)の方が読んでいただいているようで、本当に嬉しく、励みになっており、これからも発信し続けようと思っています。
一方で書籍化を諦めたわけではなく、佐々木さんの会社のご協力を得ながら着々と準備をすすめているところで、こちらも大変楽しみにしています。最近は仕事そっちのけで古代史に没頭する日々ですが、これからどんなセカンドライフを過ごそうか。オリジナルの仮説を考えてブログで発信していくこと、それを本にして勉強の成果を形として残すこと、これが柱になるでしょう。そして講演会や大学の公開講座などで専門家の話を聴くことも積極的にやっていきたい。
また、昔からやりたいという思いは強かったものの、その機会を持てなかった遺跡の発掘。大阪や奈良では遺跡発掘のアルバイト募集がたくさんあるので是非やってみたい。
もしかしたら世紀の大発見に携われるかもしれない。さらに、実地踏査で全国各地の遺跡や神社を訪ねること、実はこれが一番の楽しみなのです。
私には奥さんがいて、もともと二人で車で旅行することが多く、とくに温泉ツアーにはよく出かけます。時間に余裕のできるセカンドライフでは、車で全国各地の遺跡を訪ね、おいしい料理を食し、温泉に浸かり、二人でゆったりと充実した時間を過ごしたい。奥さんは古代史に興味があるわけではないのですが、私が行くところはいやな顔せずに付き合ってくれます。そうそう、奥さんのほかに小さなワンコも一緒です。次に車を買い替えるときはワンボックスカーにして、そこに布団や着替えを積み込んで、二人と一匹、気の赴くままに遺跡と神社と温泉を目指して日本を一周する。これが今考えている小さな目標なのです。古代史に取り組んだからこそ描くことができた小さな目標ですが、古代史をやっていなかったらこれすら描けていないでしょう。だから、古代史をやって良かったと思っています。
それから、古代史に取り組むことがわずかでもいいので収入につながれば言うことなし、とも思っているですが、それこそ「夢」にしておいて次の段階で考えることにします。
以上で終わります。最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。 <完>
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今回の再掲にあたっての追記です。
「男50歳からの古代史構想学」を寄稿してから現在までの活動はすべて当ブログで書いている通りですが、自費出版ながらも目標としていた書籍化を実現しました。そして岡田さん、佐々木さんと3人で各地の遺跡をめぐる実地踏査ツアーを続けています。また、3年前に車をワンボックスカーに買い替えて、奥さんとワンコと一緒に車中泊で各地を巡って、温泉、グルメ、絶景、そして遺跡や神社の訪問を楽しんでいます。歴史博物館好きが高じて学芸員の資格も取りました。また、その過程で学生に戻った気分で勉強に励み、学生の頃は苦痛だった課題やレポートが初めて楽しく感じられました。古代史の勉強も楽しいです。だから私は「古代史勉強家」と称して、これからも古代史の学びを通じてセカンドライフを楽しもうと思っています。また、同じような考えや取り組みをしておられる方とつながってみたいと思うようになりました。そういう方々のお手伝いもしてみたいと思うようになりました。そして、古代史を通じた人とのつながりやコミュニティへの参加が楽しくなってきました。15回にわたる投稿の再掲でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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素人学習の成果を2冊の本にまとめることができました。アマゾンで電子版を販売していますので是非ご覧ください。
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これまで14回にわたって素人の私が自分なりに古代史を学ぶ様子をお伝えしてきました。最終回の今回は、古代史に取り組み始めたころのことと、古代史を通じてセカンドライフをどう充実させようとしているのか、をご紹介して終わりにしたいと思います。
ビジネスマンとしてのキャリアを店じまいするにあたってセカンドライフをどう過ごそうか、と考えて出した答が「子供の頃からやりたかった古代史をやろう」ということでした。ただ、古代史をやるといっても何をするのか、何をしたら古代史をやったことになるのか、自分は本当に何をしたいのか、、、まずは、とにかく何か形を残していこうと漠然と考えて、本を読んだあとに記憶に留めておきたいことをノートに書き残していくことを始めました。本を読んで線を引き、ノートに書いていく。これはまさに「勉強」でした。勉強が進むにつれて興味の範囲も広がり、読書の量も増え、様々な事象につながりが見えてくるようになりました。それを図や表にしたり、文章にまとめたり。そういうことを続けていた昨年の正月、「年内に本を出そう」という目標が突然浮かんだのです。
そう決めたあとは、本を出すといっても何をどうすればいいのか全くわからないままに原稿作成に取り掛かりました。一冊分の目安として12万文字を目標に。しかし、「邪馬台国はここだ」のようにテーマを決めて深掘りしようとしても12万文字も書けるはずがありません。そんなことしてたらいつまでたっても結果にたどりつかない。そう思った私は、「点」としての様々な事実や事象を時間軸や空間軸でつないで「線」や「面」にして、古代を広く浅くでいいから俯瞰してみようと考えました。
原稿を書き始めて半年くらい、目標の12万文字にはまだ少し時間が必要だと感じ始める一方で、自分の考えを早く発信したいという思いが日増しに強くなっていきました。そして、書き溜めてきた原稿をブログにして発信していくことにしたのです。それが「古代日本国成立の物語」(当ブログ)です。昨年(2016年)の夏から始めて、当初は書き溜めた原稿もあったので毎日新しい記事をアップすることを目標に続けてきたのですが、最近は滞りがちになっています。それでも毎日数十人(4年経った現在は数百人まで増えました!)の方が読んでいただいているようで、本当に嬉しく、励みになっており、これからも発信し続けようと思っています。
一方で書籍化を諦めたわけではなく、佐々木さんの会社のご協力を得ながら着々と準備をすすめているところで、こちらも大変楽しみにしています。最近は仕事そっちのけで古代史に没頭する日々ですが、これからどんなセカンドライフを過ごそうか。オリジナルの仮説を考えてブログで発信していくこと、それを本にして勉強の成果を形として残すこと、これが柱になるでしょう。そして講演会や大学の公開講座などで専門家の話を聴くことも積極的にやっていきたい。
また、昔からやりたいという思いは強かったものの、その機会を持てなかった遺跡の発掘。大阪や奈良では遺跡発掘のアルバイト募集がたくさんあるので是非やってみたい。
もしかしたら世紀の大発見に携われるかもしれない。さらに、実地踏査で全国各地の遺跡や神社を訪ねること、実はこれが一番の楽しみなのです。
私には奥さんがいて、もともと二人で車で旅行することが多く、とくに温泉ツアーにはよく出かけます。時間に余裕のできるセカンドライフでは、車で全国各地の遺跡を訪ね、おいしい料理を食し、温泉に浸かり、二人でゆったりと充実した時間を過ごしたい。奥さんは古代史に興味があるわけではないのですが、私が行くところはいやな顔せずに付き合ってくれます。そうそう、奥さんのほかに小さなワンコも一緒です。次に車を買い替えるときはワンボックスカーにして、そこに布団や着替えを積み込んで、二人と一匹、気の赴くままに遺跡と神社と温泉を目指して日本を一周する。これが今考えている小さな目標なのです。古代史に取り組んだからこそ描くことができた小さな目標ですが、古代史をやっていなかったらこれすら描けていないでしょう。だから、古代史をやって良かったと思っています。
それから、古代史に取り組むことがわずかでもいいので収入につながれば言うことなし、とも思っているですが、それこそ「夢」にしておいて次の段階で考えることにします。
以上で終わります。最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。 <完>
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今回の再掲にあたっての追記です。
「男50歳からの古代史構想学」を寄稿してから現在までの活動はすべて当ブログで書いている通りですが、自費出版ながらも目標としていた書籍化を実現しました。そして岡田さん、佐々木さんと3人で各地の遺跡をめぐる実地踏査ツアーを続けています。また、3年前に車をワンボックスカーに買い替えて、奥さんとワンコと一緒に車中泊で各地を巡って、温泉、グルメ、絶景、そして遺跡や神社の訪問を楽しんでいます。歴史博物館好きが高じて学芸員の資格も取りました。また、その過程で学生に戻った気分で勉強に励み、学生の頃は苦痛だった課題やレポートが初めて楽しく感じられました。古代史の勉強も楽しいです。だから私は「古代史勉強家」と称して、これからも古代史の学びを通じてセカンドライフを楽しもうと思っています。また、同じような考えや取り組みをしておられる方とつながってみたいと思うようになりました。そういう方々のお手伝いもしてみたいと思うようになりました。そして、古代史を通じた人とのつながりやコミュニティへの参加が楽しくなってきました。15回にわたる投稿の再掲でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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