古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

東北周遊の車中泊旅(4日目)

2021年04月28日 | 旅行・車中泊
道の駅田沢で迎えた4日目の朝は気温も上がって気持ちの良いスタートとなりました。



ここまでの毎日のご飯を振り返ると、餃子定食、佐野ラーメン、五目ラーメン、天丼、けんちんそば、高遠そば、喜多方ラーメンとお手軽なB級ばかりだったので、この日は米沢市ということにあって米沢牛を食べようと決めていました。たくさんあるお店の中で選んだ米沢駅からすぐ近くにある「べこや」の開店が11時15分。それまでの時間を使って「トトロの森」へ行くことにしました。

トトロの森は米沢市の南原東李山集落にある「丹南山神」という小さな神社の周囲に自生する樹木群、いわゆる鎮守の森が遠くから見るとトトロに見える事から「トトロの森」と呼ばれるようになりました。道の駅から30分ほどですが、東に向かっていったん米沢市内の平地まで下り、途中で右折して南に向かいます。このときの車窓から見える福島県との県境に連なる山々の景色の素晴らしかったこと。真正面に見えるので運転しながらでも眺めることができました。写真ではそうでもないですが、実際に見たときには思わず声が出ました。







そしてトトロの森に到着。う~ん、確かに見えなくもない。この季節、葉がスカスカなのが何とも残念。それよりも背景の景色に目が行ってしまいました。米沢市は四方が高い山々に囲まれた盆地なので、どちらを向いても美しい山並みを見ることができます。







このあと、道の駅米沢に寄ってからランチのお店、べこやに向かいました。実は最初はこの道の駅にあるお店で米沢牛のステーキを食べようと思っていたのですが、方針変更で焼肉になったのです。開店の少し前にべこやに到着。待っていると続々と車が入ってきます。やはり人気のお店のようです。ガラス越しに見える店内には有名人のサインがいっぱいです。注文した「べこや御膳(2,880円)」は満足のランチでした。







この日はできるだけ秋田県に近づきたくて、ランチの後はひたすら車を走らせることになりました。右手に蔵王連山を眺めながら山形市、天童市を通り抜けて北上を続けていると突然目に飛び込んできたのが「縄文の女神・西ノ前遺跡」の文字が書かれた案内板。西ノ前遺跡の名は忘れていたけど、縄文の女神は忘れません。4点しかない国宝の土偶です。それが出た遺跡がすぐ近くにあることがわかり、急きょ立ち寄ることにしました。









ここに来れたのは儲けものでした。遺跡の紹介は改めてこのブログに書きたいと思います。

このあとはしばらく最上川に沿って走りました。どうしても頭に浮かぶのが「五月雨を集めて早し最上川」の句です。五月雨には早い季節でしたが、周囲の山々の雪解け水を集めて流れる水量豊かな最上川を眺めながらハンドルを握りました。目指したのは出羽三山神社の羽黒山五重塔です。雑誌に掲載された写真を見て時間があれば行ってみようと思っていました。

16時半頃に到着し、ワンコを連れて五重塔に向かいました。随神門をくぐって長い階段を降りると、2日前の雨のせいか、雪解け水のせいか、足元がぬかるんでいたので途中から抱っこです。静かな山中にひっそりとそびえる五重塔は派手さはないものの、わざわざ来てよかったと思わせてくれるほどに年輪を刻んだ風格ある佇まいでした。













参拝を終えて駐車場を出発する頃には雲間からお日様が顔を出すようになり、山を下っている時に大鳥居の向こうに綺麗な夕陽が輝いていました。





何とも清々しい一日の終わりです。この日のお風呂は「長沼温泉ぽっぽの湯」、車中泊地は秋田県境近くまで走った「道の駅鳥海ふらっと」で、21時半頃に到着しました。東京を出てからここまでの走行距離は731キロになりました。

(5日目に続く)





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東北周遊の車中泊旅(3日目) | トップ | 東北周遊の車中泊旅(5日目) »

コメントを投稿

旅行・車中泊」カテゴリの最新記事