なんだりかんだり

電動車いすで街に繰り出して感じたことを気軽に書きます。

地獄の沙汰も金次第?

2016年04月27日 06時28分50秒 | 日記

父が亡くなってから14日経ちました。法的にも父の存在が抹消されていきます。友人知人が、お焼香に来てくれるので父の思い出を語る日々が続いてます。あまり喪失感はなく、側にいるような感覚です。

葬儀関係のいろいろをやっていると「結局最後も金次第」最後だからなおさら丁寧にケチらず人生のフィナーレを飾ってあげたいと思うこの頃。しかしお坊さまというのは儲かる仕組みになっているのね。地獄の沙汰も金次第という感じです。最近特定のお寺を持たない人が増えて、ネットでお坊さんを派遣してくれる「お坊さん便」があると聞いた。お布施も明朗会計?仏教界からは、お布施は気持ちだと、そういう対応に批判があるらしいが、世間じゃ「相場」という名の明朗会計会計が、実在している。無我夢中の日々です。

父は見栄っ張りだった。無い袖も振るような人だったから、私たちの対応に怒っているかな? お父さん、悔しかったら生き返ってきてよー!

昭和な父

2016年04月20日 04時00分50秒 | 日記

4月14日木曜日23:08に、母と私に見守られ、父が永遠の眠りにつきました。最後の言葉はありませんでしたが、私たちの問い掛けに涙を流してました。医師によると苦しみがない、いわゆる「老衰」らしいです。何個も病気があり、内臓が弱まっていたそうです。84歳でした。

父は、昭和8年9月10日宮城県の女川町に生まれました。水産高校を卒業して、海上保安庁に入庁し最初の勤務地は、岩手県釜石市で、この地で母と出会い、私が誕生しました。巡視船に乗っており、一年の半分は、海の上、お正月やお盆に自宅にいたことはあまりありませんでした。台風や地震の時は「非常配備」がかかりますから、船から一時間以内のところに休みの時でもいなければなりませんし、遠くに行く時は、船長に届けて許可をもらわなければなりません。仕事上守秘義務があり、家を出たらどこに行って、いつ帰るのかは基本的に私たちにはわかりませんでした。ある時など、海難事故のニュースに父の姿が映り「お父さんここにいるんだわ」と思ったほどでした。

父は正に「昭和の父」の典型。家のことは母に任せっきりで仕事第一、責任感強く、家族をすごく愛していましたが、それを伝えるのが下手でした。無口(退官後、結構おしゃべりだと判明)でも、船乗りなので、ダンディでした。一回だけ父親参観日に来てくれたんですが、黒の革ジャンとサングラスをかけて現れて、担任の先生が目をまん丸くして「お父さんは、国家公務員だよね」と私に囁いて確認したという笑い話があります。44年間びっしり働いて、退官した後は、好きな石磨きや山菜採りで趣味に生きようとしていましたが、残念なことに病との戦いに明け暮れる日々が待ってました。

今回の通夜とお葬式、法要に使用した会場は、比較的新しいところで、エレベーターやトイレ、会場もイスが動かせるバリアフリーが進んでいるところでした。なので車椅子でも、喪主の補佐としての役割を果たすことができて、安心しました。よくありがちな阻害された扱いも受けずに済みました。そういえば、私が電動車椅子で走り回ったり、挨拶してる姿を親戚が見たのは初めてかも。年相応に扱われたことも。従姉妹とビールを飲んだのも。なんかやっと娘としての役割を始められました。もちろん葬儀屋さんや、周りの協力があってこそでしたが。早いもので、本日20日は初七日です。

早朝の花見(^_^)

2016年04月13日 14時57分07秒 | 日記

4月10日の日曜、漫画喫茶のアイカフェを早朝に飛び出し地下鉄東西線に乗って、仙台の桜の名所である西公園に行きました。東西線は、段差がほとんどないので介護者がいなくとも一人で西公園に行けるのです。朝5時半に公園にいる人間などいないかと思いきや、結構場所取りの人やもう出来上がった人などもいて、びっくりボンでした。公園内を一周しながら桜の写真を撮っていると、気の早い出店が、焼きそばと焼き鳥を売り始めたのです。多分仕事帰りのホストさんとギャバ嬢と思しき集団がいて、焼きソバを買い求めたんですが、若いお姉ちゃんに気を良くした店のおじさんは、超大盛りにしていました。それを見ていたので次に買った私にも超大盛りにしてくれました。そのキャバ嬢さんは優しい人で、隣の席を取ってくれて、一緒に花見するではないけども、見ていたら桃太郎の歌を歌いながら、ドンペリを頭からかぶったりしてましたよ、面白かったわ。一時間ほどそこにいて、仙台駅に戻り、電子書籍を読みながら、映画が始まるのを待って、映画みて、介護者と待ち合わせして、会議に向かいました。普段あまり外に出られないので、一旦出ると目一杯のことをしたくなります。この日も会議終わりに図書館のレストラン&スタバに行きまして、通算十四時間の行動でした。不安なこともあったけど、楽しい日曜でした。終わり良ければすべて良しですね。ヌルフフフ(笑)

ここでクイズです。私は何の映画を観たでしょう?答えはコメントでお願いします。

本を読む楽しみを取り戻した。

2016年04月06日 13時57分21秒 | 日記

4月に入ってすぐ仙台では桜が咲きました。見頃は週末かなと思われます。しかし私は会議が目白押しで、花見どころではありません。残念です。

緑内障を患ってから、小さな文字を読むのが辛くなって、本を読む楽しみを奪われていました。字を覚えて以来、読書を欠かしたことがなかった私。自他共に認める文学少女‥‥おばさんでした。書く文章もその時々に読んでる作家の文体に影響されやすいと指摘されたほどです。介護者に本を読みたいんだよねと愚痴ったら、電子書籍なら字を大きく出来るし、軽いのもあるよとアドバイスをくれました。ネット販売で手頃なのがあり、ちょうど値引きキャンペーンもやってたから、思い切って購入し、試しに軽めのエッセイを読んでみました。これがすごく快適で、読みやすく早く始めればよかったわと思いましたよ。本を読む楽しみを取り戻しまして嬉しいです。これからはここでも時々は書評もどきを書けそうです。

4月は、春の介護者募集活動の時期です。3日に立て看板を製作しました。と言っても私は現場に行っただけで、実際に作ってくれたのは介護者ですが。いよいよ募集活動のスタートです。