先月の17日(日)福浦金比羅例祭に行ってきました。
二年前の祭りの当日、祭り会場に接する道路を自転車で通り抜けたのことがありました。
人がたくさんいたわけでもなく、神輿もなにもなかったのですが、
何となく、「よさげな祭り!」と感じたのです。
お宮さんと町衆のつながりが、今も生きているとっいた濃厚な気配を感じました。
こりゃあ、いい祭りに違いないと感じまして、機会があれば見にこようと思っていました。
180年記念とやらで、舞台も設置されていました。
僕達(同期生3人)は午後4時過ぎに到着しました。終盤の二つの演目を見ることが
できました。写真は撮っていませんが一つは中央工業の生徒さんによるストリート・ダンス。
彼ら(三人組)は終わって、「ミスが多かった」と反省していましたが、なんのなんの!
かなり高度な技を披露してくれました。予想外に上手で驚きました。
おおとりは「ルート66」のマスターがオールディーズナンバーのメドレー(写真)。
これは僕達になじみのあるナンバーばかりなので、敬意を表して最前列で拝聴しました。
さすがにお上手。さびの部分をシャウトしてくれたらもっといいのに、と思う曲も
ありましたが、毎日お店で歌っているのだから、シャウトしてたら喉がもたないよね。
勝手に注文、勝手に納得でございました。
神輿が戻ってきました。聞くとすごいのです、この神輿。
朝、神輿を担いで神社の階段を上って、神輿に神さんを入れてもらいます。
そして再び階段を下りるのです。この階段、登り下りしてみたら分かりますが、
かなり急なんです。僕らの歳では明くる日の筋肉痛が確約されている階段なんです。
それから午前10時に神輿は出発、福浦の町の各所で神輿を練り、午後5時過ぎに
やっと帰ってくるというハードな行程なんです。
しかも! クライマックスはこれからなのです。
戻ってきた神輿は地図の青いラインの所(40mぐらい)を、何度も往復します。
左側、神社の階段下に進む時は「山じゃあ!山じゃあ!」の囃子声、
右側に進む時は「海じゃあ!海じゃあ!」の囃子声とともに移動します。
停まった端では、神輿を高く掲げて、神輿の下に人を通らせたり、
(神輿の下を和服の女性が通り抜けています)
神輿を横倒しにしたり、
その上を担ぎ手の若い衆が乗り越えたり、
神輿を低い位置に下げたりします。
ここのお神輿はこの低い姿勢を取ることが、やたら多いのです。
いよいよ、海に突入のようです。地図で言うと赤いラインの所です。
もちろん、突入の前に三、四度「海じゃあ!海じゃあ!」「山じゃあ!山じゃあ!」の
囃子声と共に海直前の所で、往復を繰り返します。
海の中でも、神輿を横倒しにしたり、
若い衆が神輿の上を乗り越えて、ダイブしたりします。
鑓持ち、矛持ちの若い衆は寒そうにしていました。
この日は五月の中で最も寒い一日だったのです。特に西風が強く、海水で濡れた
体から体温を奪います。動きの少ない鑓持ち、矛持ちの若衆には特に寒く
感じられたと思います。
陸に上がると、また神輿を低い位置に。この姿勢ほんと多いのです。
「トランクスは黒いのをはけーよ。海に入ると透けて見えるけえ、やばいっちゃ」なんて、
先輩から申し送りがあるのでしょうか、ほとんどの若い衆が濃い色のトランクスを
はいていますねえ。
これで、祭りのクライマックスは終わりかと思えば、
また、海に入って神輿をもみます。二回目ぐらいからは「海じゃあ!」の掛け声は
観客の方からもかかるようになってきました。
三回目の突入を促す掛け声が上がった時には、
「えー!? さぶいのにまた入れと言うんかい! こうなりゃ、やけくそっちゃ!」の
表情が担ぎ手に見えて、それがやたらおかしく感じられました。
三回目の海への突入から戻ってきた後、神輿は高くかかげられ、「下をくぐれるのは
これで最後です。どうぞ、どうぞ」と促され、ずぶ濡れの若い衆の間を通り抜けました。
なんでも神輿の下を通ると、一年間無病息災だそうです。ありがたや、ありかたや。
ポシェットの赤いヒモが、たすきがけになっているのが僕です。
もう一人同期生の後姿が偶然、写っていますね、ハハ。
海水が滴り落ちる神輿の下をくぐり抜ける人達の顔はほんと、楽しそうです。
本当にいい祭りです。
僕らを通した後、神輿はもう一度海に入りました。ご苦労さまです。
最後は餅まきがありました。
僕は6歳ぐらいの子供達と争って、紅白のお持ちが入った袋を五つもゲットしました。
年甲斐もなくなんて言わないでください。これも御利益のためです、ハイ。
良さげと思っていたから、行ってきたのですが、「すこぶる」つきで良いお祭りでした。
こんな楽しいお祭りが彦島の人でも福浦町以外の人には、今まであまり知られて
いないのが、不思議です。大いに不思議です。
下関の他の地域のお祭りのこと、全然知りませんが、僕はあえて断言したいのです。
このお祭りは下関で一番魅力的なお祭りです。
地域とお祭りの密着度、パフォーマンス度、共に申し分なしです。
下関在住の同期生諸君! このお祭り、見るべし! 楽しむべし!!
文:by K 写真:by Y
二年前の祭りの当日、祭り会場に接する道路を自転車で通り抜けたのことがありました。
人がたくさんいたわけでもなく、神輿もなにもなかったのですが、
何となく、「よさげな祭り!」と感じたのです。
お宮さんと町衆のつながりが、今も生きているとっいた濃厚な気配を感じました。
こりゃあ、いい祭りに違いないと感じまして、機会があれば見にこようと思っていました。
180年記念とやらで、舞台も設置されていました。
僕達(同期生3人)は午後4時過ぎに到着しました。終盤の二つの演目を見ることが
できました。写真は撮っていませんが一つは中央工業の生徒さんによるストリート・ダンス。
彼ら(三人組)は終わって、「ミスが多かった」と反省していましたが、なんのなんの!
かなり高度な技を披露してくれました。予想外に上手で驚きました。
おおとりは「ルート66」のマスターがオールディーズナンバーのメドレー(写真)。
これは僕達になじみのあるナンバーばかりなので、敬意を表して最前列で拝聴しました。
さすがにお上手。さびの部分をシャウトしてくれたらもっといいのに、と思う曲も
ありましたが、毎日お店で歌っているのだから、シャウトしてたら喉がもたないよね。
勝手に注文、勝手に納得でございました。
神輿が戻ってきました。聞くとすごいのです、この神輿。
朝、神輿を担いで神社の階段を上って、神輿に神さんを入れてもらいます。
そして再び階段を下りるのです。この階段、登り下りしてみたら分かりますが、
かなり急なんです。僕らの歳では明くる日の筋肉痛が確約されている階段なんです。
それから午前10時に神輿は出発、福浦の町の各所で神輿を練り、午後5時過ぎに
やっと帰ってくるというハードな行程なんです。
しかも! クライマックスはこれからなのです。
戻ってきた神輿は地図の青いラインの所(40mぐらい)を、何度も往復します。
左側、神社の階段下に進む時は「山じゃあ!山じゃあ!」の囃子声、
右側に進む時は「海じゃあ!海じゃあ!」の囃子声とともに移動します。
停まった端では、神輿を高く掲げて、神輿の下に人を通らせたり、
(神輿の下を和服の女性が通り抜けています)
神輿を横倒しにしたり、
その上を担ぎ手の若い衆が乗り越えたり、
神輿を低い位置に下げたりします。
ここのお神輿はこの低い姿勢を取ることが、やたら多いのです。
いよいよ、海に突入のようです。地図で言うと赤いラインの所です。
もちろん、突入の前に三、四度「海じゃあ!海じゃあ!」「山じゃあ!山じゃあ!」の
囃子声と共に海直前の所で、往復を繰り返します。
海の中でも、神輿を横倒しにしたり、
若い衆が神輿の上を乗り越えて、ダイブしたりします。
鑓持ち、矛持ちの若い衆は寒そうにしていました。
この日は五月の中で最も寒い一日だったのです。特に西風が強く、海水で濡れた
体から体温を奪います。動きの少ない鑓持ち、矛持ちの若衆には特に寒く
感じられたと思います。
陸に上がると、また神輿を低い位置に。この姿勢ほんと多いのです。
「トランクスは黒いのをはけーよ。海に入ると透けて見えるけえ、やばいっちゃ」なんて、
先輩から申し送りがあるのでしょうか、ほとんどの若い衆が濃い色のトランクスを
はいていますねえ。
これで、祭りのクライマックスは終わりかと思えば、
また、海に入って神輿をもみます。二回目ぐらいからは「海じゃあ!」の掛け声は
観客の方からもかかるようになってきました。
三回目の突入を促す掛け声が上がった時には、
「えー!? さぶいのにまた入れと言うんかい! こうなりゃ、やけくそっちゃ!」の
表情が担ぎ手に見えて、それがやたらおかしく感じられました。
三回目の海への突入から戻ってきた後、神輿は高くかかげられ、「下をくぐれるのは
これで最後です。どうぞ、どうぞ」と促され、ずぶ濡れの若い衆の間を通り抜けました。
なんでも神輿の下を通ると、一年間無病息災だそうです。ありがたや、ありかたや。
ポシェットの赤いヒモが、たすきがけになっているのが僕です。
もう一人同期生の後姿が偶然、写っていますね、ハハ。
海水が滴り落ちる神輿の下をくぐり抜ける人達の顔はほんと、楽しそうです。
本当にいい祭りです。
僕らを通した後、神輿はもう一度海に入りました。ご苦労さまです。
最後は餅まきがありました。
僕は6歳ぐらいの子供達と争って、紅白のお持ちが入った袋を五つもゲットしました。
年甲斐もなくなんて言わないでください。これも御利益のためです、ハイ。
良さげと思っていたから、行ってきたのですが、「すこぶる」つきで良いお祭りでした。
こんな楽しいお祭りが彦島の人でも福浦町以外の人には、今まであまり知られて
いないのが、不思議です。大いに不思議です。
下関の他の地域のお祭りのこと、全然知りませんが、僕はあえて断言したいのです。
このお祭りは下関で一番魅力的なお祭りです。
地域とお祭りの密着度、パフォーマンス度、共に申し分なしです。
下関在住の同期生諸君! このお祭り、見るべし! 楽しむべし!!
文:by K 写真:by Y
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