電力広域的運営推進機関は22日、電気の購入先を自由に選べる電力小売りの全面自由化を受け、新規参入事業者に契約を切り替えた世帯が15日時点で68万3000件に達したと発表した。全国の世帯数(6260万)の1%程度だが、1週間前の8日時点と比べ約6万件増加した。販売を独占してきた大手電力から、新規事業者に切り替える家庭がじわりと増えている。
新規事業者に切り替えた世帯を地域別にみると、東京電力ホールディングス管内が42万9700件と最も多く、関西電力管内の16万500件が続く。需要が大きく新規事業者も多い首都圏と関西地域で全体の9割弱を占める。先行する新規事業者は、営業力が強い大手都市ガスだ。ガスとのセット販売をPRし、東京ガスは11日までに約26万件、大阪ガスも7日までに11万件超の契約を獲得している。
新規事業者に切り替えた世帯を地域別にみると、東京電力ホールディングス管内が42万9700件と最も多く、関西電力管内の16万500件が続く。需要が大きく新規事業者も多い首都圏と関西地域で全体の9割弱を占める。先行する新規事業者は、営業力が強い大手都市ガスだ。ガスとのセット販売をPRし、東京ガスは11日までに約26万件、大阪ガスも7日までに11万件超の契約を獲得している。