ひからびん通信

日頃思ったことなどについてコメントします。

ひからびんが泣いちゃった

2016年01月24日 | 物語

ひからびんが泣いちゃった

夢の中で雨と雪が混じり

フリーランスの君が弱味を見せると

幸せになろうとパットしない彼氏は言うが、

君の初恋の思い出は胸に落ちた言葉にかき消され

雨の道玄坂で踊り狂う女芸人たちに届く


僕たちが送るサインはいつもフルスペック

君と過ごした漫喫の夜も悪くなかったけど、

僕たちは何度も謝り

戻れないもどかしさに悩んでいると

かまととぶった局アナが飛んできて叫んだ

もうどうでもいいんじゃない・・・


思い込みだけの人生ゲームに飽きて

親父たちを蹴散らして通りすぎ

僕たちはいつまでも未来の宿題を解いていた

原宿のちんけな街に風花が舞いはじめると

次の恋も失敗だったなんて想う


雲助の僕は草原に出て君を追い

二人で恋の森に紛れた

湖畔で振り向いた少女がスキップしながらプリクラしてる

大人に叱られて照れ隠しするみたいに

年の差は風のうつろいで誤魔化せばいいさ

明日は明日の風が吹くから君なら

解るはず


妥協しながらキスしている時だって

サービス残業に追い込まれ

時給は半端な月謝払いさ

道化師の眠れぬ夜に

君の運命は途切れる

お伽の国の澄みわたる空の下

死者の宴に招かれる不良な市民たちに

さよなら



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