歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

段取りの件

2020-04-26 12:13:00 | 歴史に学ぶ人事経営論
天下分け目の関ケ原の合戦を前に、徳川家康は、裏工作を図るべく、召し抱えている山岡道阿弥を呼んだ。
彼は甲賀忍者であり、後に幕府創業の功臣となる人物だ。
「今のところ、敵方である西軍のほうが優勢である。西軍の武将を、我が東軍に寝返らせたいと思う。今こそ、甲賀忍者の力を結集し、寝返り工作を行ってほしいのだが、どうじゃ?」
「はい、我が家臣を、西軍の武将小早川秀秋と脇坂安治に仕官させております。そこから西軍の内情を探ってみます。」
「期待しておるぞ。」
「承知。」
道阿弥は、小早川家に仕官させている部下(スパイ)から、貴重な情報を得た。
「そもそも、秀秋は戦いに乗り気ではなく、家康と戦うことを迷っているようです。」
「小早川は、押せば寝返る。しかしながら、この工作の成否は、合戦の行方を大きく左右する。それゆえ、慎重に行わなければならない。」
そう考えた道阿弥は、熱を入れて寝返り工作を行う。
かくして、合戦当日、小早川秀秋の裏切りにより、西軍は総崩れとなった。
この裏切りこそが、戦国乱世に終止符を打ったといっても過言ではない。
まさに、歴史を変えた裏工作だ。
現代の会社経営においても、裏工作とまではいかないが、段取りは重要ではないだろうか。

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