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歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

部下の人心掌握について

2016-12-14 08:02:16 | 日記
皆さんこんにちは。
皆さんにおかれましては、人心掌握がお上手で、社内ではよき上司なのでしょう。

「一生懸命」という言葉がある。
この言葉の由来は、「一所懸命」だ。
「一所」というのは土地のことであり、土地に命をかけるという鎌倉時代からの武士のモットーである。
一坪の土地でも大切にし、これを奪おうとする者とは命がけで戦う、という意味だ。

なぜか?
それは当時の財源が、土地であったからだ。
財政を支える年貢は米であり、その他の生活必需品も土地から生産されていたのだ。
もちろん土地だけでは収入は得られず、土を耕す農民も必要だ。

だからこの時代の裕福とは、広大な土地と多くの農民を持つことである。
しかしその土地は、常に誰かに狙われ、合戦が絶えなかった。

この頃、戦国大名たちには、家来管理や領民統治の方法に、「王道」と「覇道」という2つの方法があった。

王道とは、愛民の思想で徳と仁による治世を行い、義の精神を失わないという考え。
覇道とは、治世には、義もへったくれもない。
策略で相手をだまし陥れ、力を用いてねじ伏せる。
自己権力の拡大が、部下にとってもプラスになる、という考えだ。

武田信玄は、王道によって家来・領民を統治した武将だ。
現在も残る「信玄堤」の治水工事、道路・橋などのインフラ整備は、「領民の立場になっての政治」そのものだ。

その信玄が急死すると、武田家は乱れた。
大部分の信玄の後継者たちは、信玄の王道による統治を引き継ごうとした。
しかし、室賀という豪族だけは反発した。

「戦国の乱世にあって、何を夢のようなことを言っているのだ」
と考え、覇道による統治こそ正しいと考えたのだ。

これは現代の会社の人事管理にも通じる。
人事管理には、絶対的に正しい正解などありません。
ぜひぜひ皆さんの考える人事管理について、教えて下さい。


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