歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

人事評価制度

2015-08-04 07:44:49 | 日記
皆さんこんにちは!ところで皆さんの会社では、どのような人事評価制度を運用してますか?

豊臣秀吉のすぐれた才能の一つに、「仕事の組織化」というのがあります。
秀吉は、「個人の能力」をあまり評価しなかったのです。
彼自身、個人の能力により農民からのし上がってきたから、部下にも、個人の能力を評価すると思いきや、そうではなかったのです。
「個人の能力には限りがある。一人の人間にすべての能力が備わっていることなどありえない」
という考えを持っていたのです。
そのため、一つの役職に対して、必ず複数で任命したのです。その上、一ヶ月交代で仕事仕事をさせたのだ。
いわゆる「月番」というシステムです。現代の言葉で言う「ジョブ・ローテーションシステム」です。
これだと関係人が複数の人間に対して比較評価できるのだ。

このような評価制度は、飲食店など、チームワークが求められる職場に最適なのです。
「遅刻をしない」「客に挨拶をする」「身なりを整える」など、チーム全体が規則を守った場合、ご褒美としてチーム全体に報奨金を支給するのです。

規則を破ったときに罰する「減給処分」は、モチベーションダウンとなりえます。その上、労基法上の諸問題もあります。

しかし、報奨金の支給なら、こういった問題を回避できるのです。

皆さんの会社でも、採用されてはいかがでしょうか!

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