妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

認知症になっても感情は失われません

2012-03-25 00:24:01 | 認知症介護

6年前 特養のデイサービスを利用してました 当時の連絡帳から介護体験を綴ってみます

平成18年1月22日(日)

家から

介護以前の問題を考えることが 多くなりました

第一に 認知症になると人としての心が 無くなるものなのか!! と、

疑問を覚えます

 

一般に 認知症になると 心が無くなるもの と思われているので

「 認知症になっても心は生きている 」 という標語が出来たのだと思う


妻の場合は ほとんど心はないと私は思います

ですが 何らかの感情は健在です 


私の問い掛け、言ったこと事には 先ず否定してから言い訳を感情を

強く表して全面否定します 


私は 「認知症になっても感情は失われません」 と主張したいです

 

解決出来ない問題が 次々と浮かんできます

神経が疲労しないように 心掛けるつもりです


施設からの便り

今日は 久しぶりに カルタ大会を 行いました

最初は 少し戸惑っていましたが終わる頃には とても上手になり

真剣な表情で取り組んでいます


なんと 一番になり本人も嬉しそうでした 


振り返って

この日記 記入から6年2ヶ月経ちました

現在は 全介助になり 何も話せなくなってしまった妻です


怒りの感情は見たことは無いですが 嬉しいこと 楽しいことや

感謝の感情は 表現できます


今の妻の素直な眼差しからは 「心は生きている」 ようには見えます