妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

福祉関係のセミナーに参加して

2014-10-29 14:24:09 | 日頃気になること

過日、福祉関係のセミナーに出席し、あなたにとって「幸せ」とは何ですか?! と質問された。

が、答えられなかった。

 

全然思い浮かばなかった!

 

4日も経った今日も思い浮かばない。

 

恢復の望みのない 意思の疎通の出来ないアルツハイマー型認知症の妻を抱えている私は

幸せを願望したことはないし 絶望したこともない・・・。

 

辛いときも 悲しいときも 感謝の気持ちを伝える介護家族仲間がいます。

 

いつ何時も 生きていることが幸せなのだと思い込んでいれば打開の道があります。

 

あなたの人生を「幸せ」にしてくれる名言

 

人間は自分が幸福であることを知らないから不幸なのである

出典ドストエフスキー

言葉には人の心を動かす凄いパワーがありますね!!

 


妻のアルツハイマー型認知症に感謝

2014-10-22 19:17:23 | 日頃気になること

今日の昼食介助(22日)

19日(日)に妻の状態は予想通り13日以前に戻っていた。

 

この間、このまま改善された状態が続く筈はない、と、頭の中は、このことが四六時中

離れなかった。

 

対面して 元に戻っていたことが何故か安心したのです。??

不思議な心境です?!

 

やはり、アルツハイマー型認知症は決して元には戻らないのだ、と認識しておけば心の整理が

一つ片付いたことになります。

 

私に出来ることは3日に1回だけだがスプーンで食べさす昼食介助だけ・・・いつまでも~~。

 

 

なぜか、急に何としてもアルツハイマー型認知症を私自身予防しなければと心を動かされた。

 

予防できる筈だと思うようになった。

 

素人の何の専門知識のない思い付きです!?

 

理屈はありますが結論だけ。

 

身体の運動は不十分でも、まず頭をつかうことだと思う。

 

易しいことをまんべんなく。

 

難しい問題だけに集注すると返って逆効果。

 

喜怒哀楽に心がける。

 

 

心をつかうこと思う。

 

弱者への思いやり。

 

自分に起きたすべての幸・不幸に感謝することだと思う。(自分が信頼している〇〇に)

 

妻がアルツハイマー病に罹ったことも感謝する気持ちで見ると、まるで別世界が見えます。

感謝の意味…幾つかある内のひとつ……犠牲

 

 


症状が改善されたことが恐ろしく思う

2014-10-17 13:35:26 | アルツハイマー型認知症

 

毎年 自宅庭に雑草と一緒に咲きます

 

昨日の食事介助

もう笑顔も とっくに見られなくなり、私を認識出来なくなって一年以上。

目を瞑ったまゝでスプーンで口に運んだトロミ食を時間をかけて咽ることなく何でも食べます。

このスプーンに反応することが唯一のコミュニケーションだった。

 

が、前回の(13日)面会では、2年も前の状態に戻ったように薄目を開けて声掛けに頷いて

笑顔を見せたり、一度だけだったが声を発したのです(内容は聞き取れなかったが…)。

二度と起きない事だと期待は全くしてなかったことです。

 

本来ならばアルツハイマー病が奇跡的に改善されたと喜ぶところですが!?

 

この様な現象今までに何度も起きています。

次回の面会では改善されたことが引き金になったかのように、かえって一段と悪化しているの

です。

 

ので、昨日の面会は13日以来不安が消えることはなかった~~。

恐る恐る対面すると 声を掛けないのに薄目を開いて私を認識出来ているように…表情から読み

取れた。

 

食事介助中、声掛けに頷くことはなかったが理解できているように表情から読み取れた。

(気の持ちようかな?)

 

アルツハイマー型認知症がこの様な最重度の段階になってからは進行するのみで、

改善されるとは思っていなかったのが、現実に改善された現象が起きた!!

 

このままつづく筈はない

 

反動は前にもまして一段と強力かもしれない

 

ただ成り行きを見守るだけなのか?!

 

私は思う

アルツハイマー病で破壊された脳が一時的であれ改善された状態を表すことは

少なくとも進行を抑える手段があると思う。

 


アルツハイマー病治療薬はないが介護の仕方で進行を遅らせる事は?

2014-10-14 15:33:44 | 認知症介護

昨日の昼食介助

家に帰り雑用が ひと段落してブログを書く準備が出来た

 

今日の妻の容態は~~と 書こうとした途端 今日の出来事は幻覚だったのか?

夢だったのか?私の認知機能が誤作動したのか?

とにかく、ありえない妻の行動があった。

 

丸一日空けて書いてみました。

ここ何か月も目は閉じたまま、声を掛けても反応なし、声を発しない、

私を認識出来ない

ただ、私の食事介助には口を開けていつも完食。

 

食事介助が唯一のコミュニケーションだった。

何時も通り12時丁度に妻のグループの食堂に入室。

 

車椅子に座っている妻を一目見ると、いつもより背筋が伸びていて 少し大きく見えた。

 

私は隣に座った。

 

目は瞑ったまゝ声を掛けたが反応なし。

職員さんが いつも耳元で「旦那さんが来ました~~!!」と声を掛けても無反応なのが、

即座に大きく頷いたのです。

 

二度と回復はないと「ただ、生きていてくれれば…」との思いが長く続いていたのが突然の

出来事で驚いていると、なんと、眼を薄く開いて私を見て笑顔を造ったのです。

数か月ぶりです。

 

二度と笑顔は見られなくなったと心に決めていたのが・・・。

 

デジカメを持っていたので急いで撮った。

 

至近距離だったので2本だけ残っている前歯が隙間が空いて下駄の歯のように撮れた?!

前歯が誇張されたが笑顔に変わりない!!

滑稽だが私には何よりの一枚になった!!

また、何かを思い出したかのように一声だけ声を出して目を開いて笑ったのです。

 

また、いつもは やっと座っていて、上体が傾くのでパッドで補正するのが、姿勢を正すかのように

上体を伸ばすような動作を繰り返していた。

 

アルツハイマー病は脳が破壊されて二度と回復しないと思っていたのが、2~3年前の状態に

戻った行動が起きたのは回復する可能性があるのでは…?と期待するが!!

今までに何度か この様な期待を持ったことはあった。

しかし、次回対面すると この反動が起きたかのように悪化に進んでいくのです。

 

次回の対面がすごく不安と期待で波をうってます。

アルツハイマー病治療薬はないが介護の仕方で進行を遅らせることは可能だと思う

 


人は必ず死を迎えます

2014-10-10 21:47:52 | 日頃気になること

コキア10月10日このように色付いた…まだまだ変色するかも?

8月2日はこの色だった

3日毎の昼食介助

施設(特養)の玄関を入ると、妻のいる食堂まで60m位の間 歩きながら何時も妻の車椅子に

座っている姿勢が気になっている。

 

姿勢を見ると今日の体調が大体分かります。

今までは たまに少し回復したように見えたことはあったが最近は3日毎に老化していくように

見える~~。

今日スプーンで食べさせながら、いずれ近いうちに起る口から食べられなくなった時は・・・??

考えないようにと 心に決めているが次々と思い浮かんできてしまう。

 

食べられなくなった時は経(鼻)管栄養と決めているが、胃が受けつけないような気がして

ならない。

 

人は必ず死にます

 

妻は車椅子にやっと座っている状態です。

パッドで補正していて苦痛に見えます。

摂食はいつも完食ですが、体調が不調に見える時も残さず食べます。

 

寿命を全うするまで経管栄養に頼らないと訴えているような気がしてならない…。

意思の疎通が出来ない妻の尊厳は私が判断しなければならない。

難題です