妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

認知症絶対治らない病気だと思いたくない

2015-02-26 19:18:23 | アルツハイマー型認知症

本日の妻の昼食介助 (特養に入居しています)

正午丁度に妻のグループの食堂に入室。

7名の入居者さんテーブルを囲んで昼食を待っていた

 

妻の車椅子に座っている(座らされている)姿勢はパッドで支えられていて、体幹が不自然で いかにも

苦しそうに見えた

表情には表れていない・・・。

 

妻のアルツハイマー型認知症は身体機能は全て失われたようだ。

目は閉じたまま

声は出ない

声掛けに全く反応なし(音に反応するのか分からない)

手足は動かせない

表情がない

コミュニケーションが全くとれない

 

私は思っています

アルツハイマー病が重度になって4年以上になった

認知症の中核症状(記憶障害・見当識障害)を議論する段階はとっくに終えて 今の症状は意識障害

問題にする段階になったと思う。

 

今日の妻の容態を見て今度こそ 万が一の奇跡など起きる筈はないとの思いがよぎった。

ですが、一日でも早く治療薬の完成を期待しています

 

私の素人考えでは発症原因が解明されてないので何時になるのか

今の段階では予防に力を入れるべきだと思う。

有効な手段はいくつか周知されています

本当に認知症は人類の最悪の敵だ!!

 

 


認知症何も分からなくなれば本人は幸せか?

2015-02-18 13:41:09 | アルツハイマー型認知症

釣り場のネコヤナギ室内で撮影

2月17日の妻の面会

12時丁度に妻のグループの食堂に入ると、おなじみの7名の入居者さん車椅子でテーブルを

囲んで配膳を待っていた。

 

妻だけ目を瞑って両手を固く握って無表情

私が声を掛けても全然反応がない

 

入室して直ぐ「こんにちは」と声を掛けるとみなさん私を判ってくれます。

妻は私の到着を分かっているが表現できない機能障害なのだと自分に納得させてます。

職員さんは私が来ると表情が変わると言います。

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意思の疎通が出来ない。表情が読み取れない今の段階、本人は悩んでいるのか、

幸せを感じているのか全然想像もできない。

 

2月15日(日)私たちの介護家族会の交流会がありました。

一会員からの発言

認知症が重くなると何も分からなくなるので、本人は何も悩むことなく、かえって幸せでは

ないのか?

という発言があった!!

昔からこのような発言はあったと思う。

 

私は、妻に関しては、重度になってから家族と離れているのに何も心配している心遣いも感じ

取れないので、今は、悩むことは何もない。

しかも、何の楽しみも、希望もない、ただ食事だけが生きている目的のようだ。

確かに、食事介助のみが唯一のコミュニケーションです。

 

インフルエンザ感染予防で52日間妻と対面してなかったが再開してから何となく落ち着いた

というか不安感がなくなったようだ。

 

施設訪問して、入居者さん達のなんの偽りも、邪悪さも感じない…表現の言葉が浮かばないので

大袈裟に言うと観音様のような表情に癒されて施設を後にします。

 

3日毎の訪問が私の仕事になってます

いつまでも訪問できることを願ってます

 


医者にみせたが治せないと「おとっつぁん」が言ってた・・・

2015-02-11 18:26:25 | 日記

52日ぶりに施設訪問

 

昨日 施設(特養)から「インフルエンザが下火になったので面会禁止を解きます」と連絡があった。

今日、早速 昼食介助に行った。

 

正午丁度に食堂に着くと妻の容態は、目は瞑ったまゝ意思の疎通は出来ない、私を認識出来ない。

52日前と変わらないが体幹がパッドを当てても補整が難しくなってきた。

 

約1時間かかって完食。

1時間以上も車椅子での姿勢、苦痛ではないかと思うが確認のしようがない

首が垂れさがることがないので大丈夫なのか?

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今日の昼食時の一幕 

 

1つのテーブルに4人の入居者さん

 

妻の対面のウメさん(仮名)

目を瞑ったまゝの無表情の妻を見て私に、その人は医者にみせたが治せないと

「おとっつぁん」が言ってたと何回も私に言ってるのを見ていた職員さん・・・

「ウメさん 何回も言ってます」・・・・。

 

私は思い出した!!

たしかウメさん 10月頃テーブルが一緒になったとき 目を瞑ったまゝ無表情の妻を見て私に

「眠っているのかい?」と聞いたので「医者に診てもらったが治らないと言われたの・・・」とウメさんに

言ったのだった。

 

妻が噛み終わって飲み込んだのを見て「食べたから早く食わせろ!!」と私に命令。

また、ウメさんからサジという言葉が飛び出して一瞬 アレ!!と時間をおいて「スプーンだと

分かった」がサジという言葉消えてしまったようだ・・・。

 

このウメさん農家の大家族で一目置かれているオオ婆的存在の様だ??

ちなみに歳を聞くと97歳と答えました。

ウメさんの言っているおとっつぁんとは妻の父親のことなのか?

 


夫婦は同居し互いに協力し扶助しなければならないと言うが

2015-02-09 16:44:50 | 日頃気になること

今日のリンゴ畑 春はまだまだ先のようです

 

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています

暮れからインフルエンザ予防対策で面会禁止がまだ解除になりません

 

平成18年春から グループホーム→老健→特養と施設入所は9年になります。

6年前の老健移転以来 3日毎の面会はほとんど欠かさなかったが12月21日以来50日間

施設訪問していません。

 

面会しても目は瞑ったまゝ 声も出さず、意思の疎通は出来ませんが食事介助だけは私が

口に運んだスプーンに「ハイッ!ごはん!」と声を掛けると目は瞑ったまゝスプーンが唇に

触れないのにタイミングよく大きく口を開きます

 

目が見えて声も聞こえるように反応します。

この3日毎の食事介助が日課であり生活のリズムが出来ていた

 

この面会禁止期間中いろいろ考えることがあったが その内のひとつ。

 

9年間も別居中のこと

最初のグループホーム入所の理由は まだまだデイサービスは続けられたが家庭内の人間関係が

本人にとって修復不可能な事態になってしまったので急きょ入所決定。

 

時間の経過とともに認知症の症状は進行し 現在はアルツハイマー型認知症の最重度の段階に

なってしまった。

しかし、施設入所で妻の認知症の進行は最大限遅らせたと確信しています。

 

【介護に勝る治療薬なし】私の座右の銘の一つです。

 

今からでも在宅介護は出来ないものか?!

アルツハイマー型認知症という脳の病気とはいえ夫婦別居は・・・・??

【夫婦は同居し、互いに協力し、扶助しなければならない】と民法に義務の規定

が明記されてます。

 

とりあえず、決断は、

現在の妻の病状はアルツハイマー型認知症の最重度の段階になり、介護の専門知識・技術の

ある施設にお願いするしかないです。

 

一昔前の日本の家族構成ならば認知症の高齢者は自宅で生涯を終えられたと思う。