老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1143 ; 昨日と今日

2019-06-05 21:26:04 | 老人と子ども
夏が来ても枯れずに咲いているハルジョン
昨日と今日

昨日「できなかった」ことが
今日「できた」ことに得意満面の幼子

昨日「できた」ことが
今日「できなかった」ことに気落ちの老人


昨日「立てなかった」幼子
今日「立てた」ことに大はしゃぎする幼子の親

昨日「立てた」のに
今日「立てなかった」ことに失望感を抱いた老人


昨日「歩けなかった」幼子
今日 地上の第一歩を「歩いた」幼子に親は大歓喜

昨日 どうにか「歩けた」のに
今日 杖を頼りにしても「歩けなかった」老人

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