老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

心音(こころね)

2020-05-13 05:18:13 | 阿呆者
1536;心音(こころね)

他愛もないことを書く
夢のなかで「心音」という名の少女に出会った。

心音は、魂だけが生きていて
夢のなかで「心音」は「こころね」は
「しんおん」と読み替えることもできる、と。

100mを全力疾走すると心臓の鼓動は波打つように速い
生きているか死んでいるかわからず微かに振れる心臓の音
”こころ”は心臓に在ると思われているが、本当は脳に在る

心に眼、つまり「心眼」という言葉があり
眼に見えない真実を見抜く力ことを意味する。
「真贋」は「しんがん」と読み同じ言葉の響きであり
本物か偽物かを見極めること。

自分は本当に生きているのか
呼吸(いき)をしているだけなのか
夢のなかで、心音は自分に問いかけてきた。

生きているから「心」は感じる。
「熱くなったり」「優しくなったり」「悩んだり」する”こころ”は
頭にある、と心音は話しかけてきた。

心音は心根でもあり
心根が腐ったり枯れたりすると「生きる屍」の如く「死んだ」人となってしまう。

生きているか死んでいるかは、「心」で決まるのかもしれない



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (kei)
2020-05-13 15:58:56
一日の始まりに、このような光景を目にできるなんて素晴らしいですね。
海を見ることがないだけに、なおさら気持ちが、こころが?広がります。

拝読しながら難しいなあとついつい頭をひねって…(笑)
「心こそ 心惑わす心なれ  心にこころ こころ許すな」
心は厄介な代物であり魅惑的。
その心をどう深めて、味わい、どう表現していくかは人生の醍醐味だと玄侑さん。

…やっぱり厄介な、難しい心でした。
返信する
「心は厄介な代物であり魅惑的」同感です (星光輝)
2020-05-13 16:38:08
kei sama
銚子岬の近くから見た 朝焼けの海です。
自分は山で育ち、海の風景は見たことがありませんでした。
海は憧れますね。

心の襞 という言葉もあり
心をどう深め、どう表現していくか 難しいですね。
心は恋をしたりしてトキメキもあれば
悲恋の味わいもあります。

いちばんわからない心の持ち主は
自分かもしれないですね。

「心は厄介な代物であり魅惑的」の言葉に共感します。

返信する

コメントを投稿