老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

介護とは ⑯{オシッコは頭でする?}

2020-06-27 08:13:56 | 介護の深淵
1579 介護とは ⑯{オシッコは頭でする?}

食卓の椅子に座って食べる
排せつは、行きたい、と思ったときに行く。

当たり前のこととして、普段行っている。

脳卒中や認知症などの疾病や転倒骨折などの理由で
手足や体が不自由になり
当たり前のことが「ひとり」で行うことが「できなくなる」

そうなったとき、介護は当たり前の生活(普通の生活)ができるよう手助けを行う。

齢を重ねた老人
歩けなくなったとき
または、ひとりで歩いても転びやすく骨折の恐れがあるとき

歩いてトイレに行けない老人は 紙おむつ(あるいは紙パンツ)のお世話になる。
人間にとり、歩けなくなるということは
その人の人生史において大きなショック(衝撃)に遭遇する。
行きたい処へ自由に移動ができなくなる。

しかも赤ん坊と同じく紙おむつ(紙パンツ)をする惨めな自分になる。

人間、膀胱にオシッコが溜まると
「膀胱にオシッコが溜まったよ」、と頭(脳細胞)に信号が送られる。
信号が届いた頭は、「いま講演(音楽)を聴いている。あと、15分位で休憩になるだろうから
それまで我慢しなさい」、と尿道括約筋に信号を送り返す。
命令を受けた尿道括約筋は尿が漏れないないよう括約筋を締める。

休憩時間になり、急いでトイレに駆けつけ用を足す。

頭(脳細胞)と括約筋(尿道括約筋、肛門括約筋)の間は、緊張感が生まれる。
頭の命令(頭の働き)により、オシッコやウンチの排せつ行為がなされる。
或る意味、人間は頭でオシッコをしている{ウンチも同じ}。

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