老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

五感のケア (2)

2022-03-30 09:00:28 | 介護の深淵


1863 感心

第二の五感は『感心』です。

講談社の漢和辞典(竹田晃・板梨隆三編)によると『感心』とは
「すぐれたもの、みごとなものに深く感じること」「行動・態度などが立派なさま」と記載されています。

日々関わっておられる認知症老人やねたきり老人の行動・態度から何を学び、
何を深く感じ取っていくかです。

意味不可解な認知症老人の行動・態度・言葉であっても、そこに深い意味が隠されています。
そのためには常に「関心」(問題意識)もつことです。

関心とは、読んで字の如く「心にかけること」「心を引かれて注意を払うこと」です。
老いた人たちの呟きや言葉、行動・態度などに心にかけ、注意を払い、
何を訴えようとしているのか、
何を求めているのかを深く感じとれるかです。

「感心」と「関心」
感じる心
心にかける
どちらも大切です。

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