老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

450;上手な介護サービスの活用処方 第19話「認定調査の項目」⑰

2017-10-05 04:30:42 | 上手な介護サービスの活用処方
 上手な介護サービスの活用処方 第19話「認定調査の項目」⑰

3-4 短期記憶(能力)


1.できる
2.できない

ここでいう「短期記憶」とは、面接調査日の調査直前にしていたことについて、把握しているかどうかのことである

1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう
2.質問されたことについて正しく回答できない、あるいは、まったく回答できない場合をいう
・回答の正誤が確認できない場合も含まれる


上記の質問で確認が難しい場合は、「ペン」「時計」「ノートあるいは本」を見せて
何があるか復唱をさせ
これら3つの物を隠し
何がなくなったかを問うので覚えておくように指示する
5分後にこれらの物のうち2つを提示し、提示されていないもについて答えられたかで、できる、できないを選択する


調査当日の昼食で何を食べたか、この質問に答えることが出来ても
家族の話から、日頃は物忘れがひどく、直前のことまも覚えていない、と聴き取りができた場合は「できない」になる



短期記憶の認定調査は、実際には家族からの聴き取りが多い
3つの物を提示し、何があったか、と調査対象者に尋ねることをされる認定調査員もおられますが
実際には家族からの聴き取りを行い、できる、できないを判断し、その内容を特記事項に記載されることが多い
それ故、家族は本人の日頃のひどい物忘れを話すことが大切になってくる


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