13日の英国-EUのFTA交渉、週初の英ポンド・ユーロの動きにまずは注目 . . . 本文を読む
■ダウは反発(30,046)。「ディズニーが急伸。ワクチン期待も支え。米国の追加経済対策を巡る与野党協議が進展せず上値は重い。ディズニーは14%高。「ディズニー+(プラス)」の契約者数の急速な伸びで、コロナ禍でのテーマパーク事業の落ち込みを、動画配信事業でカバーするとの期待。米食品医薬品局(FDA)が10日夕、ファイザーのコロナワクチン使用を推奨。FDAのスティーブン・ハーン長官は声明で「緊急使用許可に向けて最終手続きを急ぐ」。ただ、相場の上値は重かった。米政府の追加経済対策を巡る与野党協議は停滞している。米国では1日あたりの新型コロナの感染者数と死者数が過去最多水準(3000人超)にあり、NY州のクオモ知事は11日、NY市内の店内飲食を14日から禁じると発表。米長期金利が低下し、利ざや悪化懸念から金融株が売られた。ナスダックは1万2377.872」。
■原油は反落(46.75)。「週末を前に利益確定売りが優勢。米国の減産基調が鈍るとみた売りも。ワクチン期待は大きいものの、足元でのコロナ禍拡大や追加経済対策を巡る与野党協議難航で、利益を確定する売り。米国のリグ稼働数が3週連続で増えたとの発表も需給悪化懸念材料」、●金は反発(1843.6)。
■米国債は続伸(利回り低下0.89%)「コロナ禍拡大・追加経済策与野党協議難航で債券買い。英国ーEUのFTA協議は、ジョンソン首相とフォンデアライエン委員長がともに「決裂の可能性が高い」と表明。協議決裂が欧州の政治経済の混乱につながるとの懸念は米国債の買い材料」
■日経平均先物夜間引けは、26,510。
■(為替)103.83-104.15のレンジ、17時は104.05近辺。ユーロは1.2106-1.2133のレンジ、17時は126.05/1.2110近辺 . . . 本文を読む
米国で新型コロナウイルスによる1日あたりの死者数が3000人を超えている。2001年9月11日に起きた米同時多発テロを上回る規模の死者が日々、出ている格好だ。入院患者も急増しており、米政府高官は今後数カ月にわたって極めて高い水準で死者がでる恐れがあるとして感染拡大抑止への協力を国民に訴えている。
米ジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、米東部時間11日午後4時(日本時間12日午前6時)時点で米国の感染者数は累計で1574万人、死者数も29万3千人と30万人の大台に迫っている。世界全体では累計感染者が7000万人を超えた。米国の感染状況を分析する「COVIDトラッキング・プロジェクト」によると、10日の新規死者数は3115人となり、2日連続で3千人を上回った。傾向をはかることができる7日移動平均でみた新規死者数も2354人と過去最多を更新している。入院患者の数も拡大しており、9日連続で10万人を上回った。
米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は10日、「この先60~90日間は9・11や真珠湾攻撃の犠牲者を上回る死者が出る恐れがある」と警告した。米同時テロでは2977人が犠牲となり、日米開戦のきっかけとなった米ハワイ真珠湾攻撃でも2403人が死亡したとされる。大勢の戦死者を出したことで知られる第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦では初日に2500人の米兵士が亡くなったとみられている。これら米国民の記憶に残る惨事を上回る規模の死者が今後数カ月にわたって日々出ることが懸念されている。新型コロナを原因とする死者は特に中西部と南部の地域で増え続け、深刻な状況に陥っている。南部テキサス州では葬儀所や病院で遺体を安置しておく場所がなくなり、フォートワースやエルパソなどでは冷蔵トラックで代用している。
米政府は米製薬大手ファイザーなどが開発する新型コロナウイルスワクチンについて近く緊急使用許可を出す見通し。出荷作業などの準備は進んでおり、全米でワクチン接種が始まる。世界最多となる感染者や死者を出しているだけに、ワクチンの普及に対する期待が高まっている。(*日経 記事より)グラフも . . . 本文を読む