平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

涙の不思議

2005年08月09日 20時50分37秒 | 人生のノウハウ
 涙とは不思議なものだ。悲しいときだけじゃなく、うれしいとき、悔しいとき、苦しいとき、切ないとき、痛いときにも流れる。汗は生理学的にも体温のコントロールをしたり、老廃物を出したりする役目がある。涙は何か生理学的役目があるのだろうか、インターネットで調べてみたよ。涙にも反射性と情動性の涙の二種類があると考えられているらしい。いつも微量の反射性の涙が目を覆い、目の保護、栄養の補給などに役立っているそうだ。しかし、悲しいとき、うれしいとき、痛いときなどに流す情動性の涙はその役割がまだよくわかっていないらしいよ。涙の味もうれしいときと悲しいときでは違うそうだ。情動性の涙は人類特有のものでまだわからないことが多いとあったが、本当に不思議だと思う。たくさんの涙を流すことが生理学的にどんな意味があるわからないが、微量の涙が目の保護や栄養補給に役立っているとしたら、きっとうれしいとき、かなしいとき、苦しいとき、痛いときに流す涙は心の守り、心の栄養になるんだと信じたい。高校野球の球児たちが負けて流す涙、勝利に喜び流す涙を見ているとそう強く思う。
 お前たちも、いい涙を流してたくさん流してほしいよ。なにかに負けたら悔し涙を流し、夢や目標が実現したら嬉し涙を流し、悲しいときや苦しいとき、切ないときの涙はできるだけ流さないでほしいよ。そして豊かでやさしく強い心に一歩ずつ近づいていってほしい。我が家の「ひとり妖怪大戦争」の誰かさんに、余りに涙もろいとけなされる平凡な父はもう余計な涙は流さないよ。
 夏空の下、君たちのどんな涙も美しい。