平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

ベテラン、中堅、若手の力を合わせること

2005年09月29日 20時14分31秒 | 人生のノウハウ
 人は年齢を重ねるにつれて、体力が衰えてくる。経験を積んだだけ、若手と対するとき、うまくはぐらかしたり、いなしたり、ごまかすことができるようになるものだ。小泉首相と前原代表のやり取りをテレビで見て、まさに若手とベテランの戦いを見る思いがした。
 若さとは、失敗を恐れずチャレンジできるということだ。しかし、経験が少ないだけにいろいろ難関にも突き当たる。ベテランは経験豊かだから、リスクが大きいことには無理をしない。だから、致命的な失敗もしないものだ。物事もうまく進めるためには若手だけでは大失敗の恐れがあるし、ベテランだけでは新しいことにはチャレンジできないものだ。だから、両方の力をうまく合わせて物事にあたるのが一番うまくいく。野球でも、若さ溢れるチームは勢いがつくと連勝し、思わぬ力を発揮するが、いざ負けだすと一気に崩れるものだ。昔から、優勝の詰めの段階ではベテランの力が必要というが、ベテランと若手がうまくかみ合う場合はいいけれど、ベテランが若手をつぶすこともよくあることだ。今年の阪神の強さを見ると若手、中堅、ベテランの力がうまくまとまった結果だと思う。巨人は一から立て直すべきで、監督が変わったとしても、来年すぐ結果を求めるようではこれまでと何も変わらないだろう。一つずつきちんとつめ上げた結果として強いチームができるし、その過程で弱点があれば補強すればよい。今年の結果を見ると、ベテラン、中堅、若手がばらばらだった。今年の弱さはもっともな結果だと思う。



勝負のコツは負けを活かすこと

2005年09月27日 23時39分49秒 | 人生のノウハウ
 勝負事には勝ち負けがツキモノだ。すべて勝つことはありえないし、すべて負けることもありえない。野球でも東北楽天がなんとか百敗は免れたけれど、シーズンはじめの戦力から考えたら無理もない結果だと思う。しかし、強くなっていくためには、負け方がうまくなければならない。負けるにしても納得のいく負け方であればいいけれど、ただ、だらだら負けることに慣れてしまうと負けが明日の勝ちにつながらない。大事なことは、いかに戦い、どうして負けたかよく考えることだ。その結果、何が弱点か、どこに問題があったのかがわかれば、そこを強化、補強すればいいということだ。最悪なことは納得のいかないまま、ただ負けることで、自分達でも原因がわからないまま負け続けることだ。
 何事でも同じだよ。勝つこともあれば負けることもある。しかし、強くなるためには負けをいかに次の勝ちに活かすかだ。強いものほど勝ったことより負けたことのほうをよく覚えている。負けたときの悔しさを忘れずに、どうして負けたかをよく考え、明日の勝利に向かって突き進めるものが最後には勝つ。


野球の話(キャッチャー考)

2005年09月26日 21時43分18秒 | 野球
 今日はキャッチャーに望まれる能力について考えてみた。キャッチャーは守りの要であり、監督が総指揮官なら、キャッチャーはさしずめ守備の現場監督だ。守備のほとんどのパーセンテージを占めるピッチャーの能力を、いかに最大限にひきだすかはキャッチャーのリードや状況判断にかかっている。例えば、九回の表、味方の一点リードでワンナウト三塁の場面を考えて見よう。この場合、いいキャッチャーはあらゆるケースを想定しピッチャーをリードする。一点差、ワンナウト三塁だから、アウトをあと二つ取る必要がある。その場合、最悪二人までは塁に出してもいいわけだから、四人の打者でアウトを二つ取ればいい。あるいは、局面によっては裏の攻撃で点を取る可能性があるなら、一点取られてもいいから、五人でアウト二つ取ればいいわけだ。従って、リードの仕方も幅広く考えることができるし、そういうことをピッチャーに理解させれば、ピッチャー自身も気持ちに余裕ができ思いっきり投げ込むことができる。
 しかし、へぼなキャッチャーは三塁のランナーをいかに帰さないかを考え、二人のバッターでアウトふたつ取ることを中心に考える。それは最善のケースであり、それしか考えないとリードの幅が狭くなり、ひとりランナーを出すと勝ち越しランナーが出たことを悔やみ、益々局面を深刻に考えてしまうものだ。そうするとどんどんリードの幅が狭くなり、打者が気持ちの上でも有利になる。ピッチャーとバッターの関係は、結構、精神面での優劣がものをいうものだ。見ていてもピッチャーが気持ち的に追い込まれているときは、例えいい球を投げても打たれてしまう。簡単に言うと、キャッチャーは守備の危機管理能力が要求されるのだ。また、様々な局面を想定し、その局面に応じたリードや守備体制を考える相手の攻撃の解析能力が必要だ。
 平凡な父が見てきた中で、この能力が優れているのは古田選手だ。お前達もこの能力を少しでも身につけて欲しい。これは普通の生活でも大いに役立つし、大事なことなんだよ。


権利の前に義務、責任を

2005年09月25日 17時09分23秒 | 人生のノウハウ
 大人になるにつれ、いろいろな権利を持つことができる。選挙権をはじめとして人間としての生きていくための様々な権利が保障される。また、権利とともに責任や義務も果たさなければならない。責任や義務を果たしてこその権利であり、今の世の中は権利を主張することばかりが目に付く。権利を主張することは当然のことだが、その前に責任と義務を果たすことが先だと思う。今日も、著作権の問題で、国語の問題集に長文問題が出せなくなっている新聞記事を見たけれど、執筆者に問題集で使うときに許可を得て、使用料を支払うことは当然のことだけれど、国語教育の妨げにならないようにできるだけ早く解決して欲しいと思ったよ。国語教育のために長文を読む力を試すことは大事なことだと思うし、著者に使用料を払うことは忘れてはいけないことだけれど、一番大事なことは大人が、次の世代の人たちにちゃんとした日本語を伝えることだと思う。そのためにも権利を主張するだけでなく、大人としても責任や義務を果たすことが大事だと思う。少しはお互い歩み寄って生きていかないと権利ばかりを主張しあう殺伐のした世の中になってしまうと心配になるよ。
 お前達も生きていくためには権利を主張することは大切だが、それ以上に責任と義務をきちんと果たす大人になって欲しいよ。しかし、それが損な生き方にならないような世の中にしなければと、平凡な父は強く責任を感じているよ。


ベストオーダーⅡ

2005年09月24日 23時18分51秒 | 野球
 パリーグのベストオーダーを打撃成績重視で選んでみた。守備位置を考慮すると以下の結果。とにかく打率やホームランを中心に選んだ。
一番 西岡選手 ショート
二番 宮地選手 センター
三番 和田選手 レフト
四番 松中選手 ファースト 
五番 城島選手 キャッチャー
六番 今江選手 サード
七番 ガルシア選手 ライト 
八番 石井選手 セカンド 
 全員の成績は盗塁数62、犠打23、犠飛28、四死球372、ホームラン135、打点493等々だった。特徴は西岡選手を除いた7人が打率三割以上だ。セリーグと比べると今年の成績ではホームラン以外は見劣りする。特に、盗塁、四死球が少ない結果となっている。ホームランの多い小笠原選手、ズレータ選手、カブレラ選手が守備位置の兼ね合いから入れられなかったけど、セリーグの打線に比べると打率、ホームラン重視で選抜しているので打線に粘っこさ、機動力が足りないように思う。やっぱり、それぞれの打順に要求される特性に合わせた特徴の選手を選ぶほうが面白い打線になるんじゃないかな。ピッチャーの立場ではどっちの打線が嫌だろう。


ベストオーダー

2005年09月23日 19時07分57秒 | 野球
 今年の成績からみた、ベストオーダーを発表。先ずはセリーグの選手からだけ選抜して決めてみた。守備位置も考慮してこれまでの結果から以下の通りとした。
一番 赤星選手 センター
二番 井端選手 ショート
三番 福留選手 ライト
四番 金本選手 レフト
五番 今岡選手 サード
六番 阿部選手 ファースト または新井選手
七番 矢野選手 キャッチャー または古田選手
八番 荒木選手 セカンド または二岡選手
 全員の成績を合わせると盗塁数128、犠打36、犠飛29、四死球510、ホームラン143、打点630等々だった。六,七,八番は阿部、矢野、荒木選手で計算したデータだけど、新井、古田、二岡選手で計算するとちょっと違うけれどほぼ同じようなデータだ。六,七,八番は守備力、長打力、機動力等で第二候補の選手もなかなかだと思っている。二岡選手の場合は井端選手をセカンドに回すことになる。勝手に選抜したオーダーだけどなかなかのものと思っている。WBCの日本代表としていけるじゃないかな。特に盗塁数の多さ、四死球の多さは打線の粘っこさ、機動力を示すデータとなっている。


勝負強さの秘訣

2005年09月21日 21時50分27秒 | 人生のノウハウ
 勝負に勝つ秘訣とはなんだろう。よく勝ちたいという気持ちの強いほうが勝つというけれど、勝負に勝つ秘訣とは、勝ちたい気持ちをどれだけ強く持てるかだろうか。いやそれは多分違うと思う。平凡な父の経験では、勝負に強い人とは以前にも書いたけれど相手を打ち負かすというよりもどうしたら負けないかを考えるタイプの人だった。勝とうと思うよりも負けたくないという気持ちで望むほうがうまくいくように思う。結局、勝負強いとは、粘り強いということだろう。決して勝負をあきらめず、最後まで決してあきらめない気持ちが大切なのだろう。スポーツ、ビジネス、麻雀、トランプゲーム、何事も負けたくないと思う人ほどよく勉強し、研究しているものだし、勝ちよりも負けたときのことをよく覚えているものだ。
 メジャーリーグでもヤンキースがいよいよ首位にせまってきたけれど、これからが益々大事になる。どうしたら負けないかを考えてゲームを進められれば、自然に優勝も見えてくるだろう。


結果がすべてであり、努力は無駄か

2005年09月20日 22時09分10秒 | 人生のノウハウ
 今日は野球の話の続きはお休み。選挙でホリエモンが落選したときの話からちょっと考えて見た。ホリエモンは選挙に落ちて、記者のインタビューで意見を求められたとき、今回の選挙は結果がすべてですから落選したら意味がありませんと答えていた。本当に選挙で落ちたらすべては意味がないのだろうか。例えば、何も選挙運動もしなくて当選したら、結果がすべてですからと答えるのだろうか。何も自分の方針や意見を述べるでもなく、興味本位の票だけで当選しても堂々としていられるのだろうか。一昨年のプロ野球のオールスター選抜で川崎選手が嫌がらせの組織票で選ばれたとき、自ら辞退したけど、あれと同じじゃないかと思う。面白半分で選挙に当選したってそれこそ意味がない。それよりも、ホリエモンの演説を聴いて政治を任せてみようとした人たちの票はまったく意味がないのかいと訊ねたい?
 プロ野球でもこれまでもシーズンの最後の試合で優勝が決まったことがあったけれど、極端に言うと、優勝の意味ではその試合に勝つか負けるかですべてが決まってしまうといえる。しかし、それまで積み上げた一勝一勝が大事じゃないのかな。すべてはそこに行き着くまでの積み重ねや努力が大切で、結果は時の運だと思うよ。やるだけやって駄目だったらまた次にがんばればいいだけのこと。結果だけを追い求めたらいつかきっと痛い目にあうものだよ。


野球の話(六番、七番、八番バッター考)

2005年09月19日 18時14分50秒 | 野球
 六、七、八番バッターの要素は以下のそれぞれ以下の三つ。
  六番の条件
1. 勝負強いバッティングで粘り強い。
2. 選球眼がよく早打ちしない。
3. バントやヒットエンドランへの対応ができ、小技がきく。裏の二番のようなバッター

七番の条件
1. 意外性があり、長打力がある。
2. ストライクは積極的に打ちにいく。
3. 打率は低くてもホームランが多い。淡白な四番のようなバッター。

八番の条件
1. 足が早く内野安打が多い。
2. 盗塁が多い。
3. 選球眼がよく、四球も多い。裏の一番のようなバッター。

 データ的には、六番は打率2割5分以上、得点圏打率2割8分以上、四球30以上、犠牲フライ、バントあわせて15以上とする。セリーグではヤクルトの青木選手、中日の井端選手。ヤクルトの宮本選手もほぼ近い成績なのでOKとする。パリーグではオリックスの阿部選手のみだった。やはり現代の野球ではスクイズ、送りバントを使わないために、犠牲打15以上の条件にあう打者自体が少なかった。
 7番は、打率はあえて2割5分付近、ホームラン20本前後、長打率4割以上とする。このイメージに合うバッターはセリーグでは横浜の村田選手、阪神の矢野選手だ。パリーグでは東北楽天の山崎選手、西武の中村選手、日本ハムの新庄選手、オリックスのブランボー選手だ。
 八番は、打率2割5分近辺、盗塁10以上、四球25以上とする。一番と条件がかぶるのであえて一番に適した打者は除き、盗塁を重視して、セリーグでは中日の荒木選手、横浜の石井選手、巨人の鈴木選手、広島の尾形選手だ。パリーグはロッテの西岡選手、小坂選手、西武の赤田選手だ。ソフトバンクの川崎選手もほぼOKとしよう。八番に盗塁を期待する理由は、八番が出塁し、盗塁すると、9番のピッチャーがバントで送って簡単に一点取れるチャンスが来るからだ。
 次回はこれらの結果を元に、守備位置を考慮して、イメージに近い打線のメンバーを決めるよ。


野球の話(三番、四番、五番バッター考)

2005年09月18日 20時40分44秒 | 野球
 三、四、五番バッターの要素は以下のそれぞれ以下の三つだ。
  三番の条件
1. チームの中で一番打率が高い。
2. 中距離打者で、その結果、二塁打が多い。
3. 左バッターで足も速く、併殺が少ない。

四番の条件
1. チームの中で二番目に得点圏打率が高い。
2. 長距離打者で、ホールランが多く長打率が高い。
3. 精神的にも肉体的にもタフで、チームの柱。

五番の条件
1. チームの中で一番得点圏打率が高い。
2. 中距離打者で、長打率も高い。
3. 選球眼がよく、早打ちしない。四球も多い。

 データ的には、三番は打率3割3分、二塁打30本以上、併殺は一ケタ台。この条件を満たすバッターは、セリーグでは金本選手、パリーグはいない。近いのが西武の石井選手。セリーグでは福留選手も近い。
 四番は打率三割以上、ホームラン30本以上、長打率五割以上、打点80以上だ。
セリーグでは金本選手、ウッズ選手、新井選手、前田選手がいるが、得点圏打率が打率より高いことを条件に加えると、金本選手と前田選手しかいない。パリーグでは松中選手、ズレータ選手、カブレラ選手がいるが、得点圏打率を考慮すると、松中選手、ズレータ選手のみだ。
 五番は打率二割八分以上、長打率五割以上、打点70以上、得点圏打率三割三分以上としよう。セリーグでは阿部選手、福留選手、岩村選手、今岡選手、金本選手で四球も全員40以上ある。パリーグではフェルナンデス選手、小笠原選手、松中選手、ズレータ選手だ。同じく四球も全員40以上ある。
こうして見ると今年は打率が低いため、意外と三番打者に適したバッターが少ない。個人的には三番福留選手、四番金本選手か松中選手、五番今岡選手か阿部選手がイメージに一番近い。